
ウェルビーイングと幸せな暮らし Vol.08
ウェルビーングは第二次世界大戦直後の悲惨な社会状況の中、「人々の本当の意味での幸福とは何か?」ということを突き詰めて考えた結果生まれました。
体だけが健康だからといって、人々は必ずしも幸せではなく、心と体の両方がバランス良くいい状態を保ことが重要だということ。
それを表した言葉が、Well=良い、being=状態というわけ。

ウェルビーングにはいくつかの指標があります。
自分自身の生き方を、さまざまな観点から俯瞰して見ることで、自分自身に不足している点が浮き彫りになってきます。
そして、その部分を意識した日々の生活が、長い間に自分自身のウェルビーングを高めていくことになるのです。
また、忘れてはいけないことは「自分の人生は、自分が主体になって、できることを少しづつやっていく」という気持ち。
その気持ちを具体的に実践するために、ウェルビーング志向性診断にトライしてみましょう。
そうすることで、幸福感の傾向を知ることができるから。
ウェルビーイング志向性診断

各質問に1点から10点で自己採点してみてください。点数が高いほど、状態がいいという目安になります。
また、点数があまりよくない項目は、良くしようと意識するだけでも変わってくるはず。
- 目標達成に向けて前進していると感じることがどのくらいありますか?
- 何かに取り組んでいるときに没頭してしまうことはどのくらいありますか?
- どのくらいの頻度で楽しいと感じますか?
- 自分で設定した重要な目標を達成することはどの程度ありますか?
- どのくらいしっかりした目的を持って有意義な人生を送っていますか?
- 助けやサポートを必要としたときに、人から助けやサポートを受けることはどのくらいありますか?
- 自分の人生はどのくらいかけがいのない価値のあるものだと思いますか?
- 物事に対してどのくらいワクワクしたり興味をもったりしていますか?
- どのくらいの頻度でポジティブ感情を感じていますか?
- どのくらいの頻度で自分の責任や責務を果たすことができていますか?
- 何かを楽しんでいるときに時が経つのを忘れてしまうことはどのくらいありますか?
- 自分はどのくらい愛されていると感じますか?
- 自分の人生の方向性をどの程度感じますか?
- 自分の個人的な人間関係にどのくらい満足していますか?
- 人生にどのくらい満足感を感じますか?
- 何かうまくいかない時でも、気分の切り替えは比較的速い方ですか?
- 人と話をするときに、心がけてポジティブな言葉を使うようにしていますか?
- 自分の表情が人に与える印象は全般的に好感が高いと思いますか?
皆さんの点数はいかがでしたか? 忙しない日常に追われていると、ついつい目の前のことに神経を集中しがち。
ふと煮詰まった感覚や、漠然とした不安があるときは、この診断に立ち返ってみると、人生全体で幸福のイメージが掴めると思います。
ぜひ、月に一回ペースで自分を見直す時間を作ってみてください。
※診断出典元(一部):Butler, J., & Kern, M. L (2015). The PERMA-Profiler: A brief multidimensional measure of flourishing.
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