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鎌倉の海を一望できる丘の上の「ビーチハウス」|まるで洋書の1ページのように絵になる家とは?

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世界のBEACH HOUSEを連載で紹介していく企画の最後は、日本・鎌倉から。サーフィンを愛する建築家が、海を一望する丘の上に建てた自邸は、まさにビーチハウスと呼ぶのにふさわしいラフでスタイリッシュな家。自然素材の経年変化を楽しみながら暮らせるサステイナブルさも魅力だ。

from KAMAKURA
STUDIO・LEON
< architect Reo Kawamura >


時が経つほど愛着が増していく空間


「水が見える場所」を条件に探し、偶然見つけたという見晴らしのいい土地に立つ一軒家。日の光がたっぷり降り注ぐリビングは、高台なので隣家の目線も気にならない

扉を開けると窓の向こうに緑が広がるエントランス、海が見渡せるリビング、ワークスペースに並ぶサーフボード……。まるで洋書の1ページを切り取ったように、絵になるシーンが多いのが、建築家・河村礼緒さんと妻の亜矢子さん、7ヶ月になるベビーと愛犬が暮らす家だ。

「コンセプトは“ビーチハウス”。海辺の家を連想させる、ラフな雰囲気を目指しました」と話すとおり、構造材がむき出しになった天井や、古材を使った床など、リゾートを思わせるようなリラックス感たっぷりの住まいになっている。

自然素材を厳選して使用しているのもポイント。「時が経つほどに味わいが増す、アンティークのような家を作りたくて。ケミカルなものを加えていない自然そのまま素材は、住む人にも優しいし、古くなってもメンテナンスしながら使い続けられる。いつか壊すことになったとしても土に還りますしね」。

空間デザインと同じように、家具や雑貨もスタイリッシュなものばかり。革張りのソファやスチールの棚、カラフルな照明など、さまざまなテイストがほどよくミックスされ、居心地のよさを醸し出している。「こだわりは、“こだわらないこと”。偏りすぎず、型にはまらず、いいなと思ったものを選んでいます」

昔から旅が好きで、世界中を旅した経験をもつという礼緒さん。いろいろなものを見て磨いたセンスをベースにした直感力で作り上げたインテリアだからこそ、力を抜いてくつろげる、そんな空間に仕上がっているのだろう。

–{まるでカフェのキッチンのようなディテール}–

ダイニングキッチンは、廊下をはさんでリビングとゆるやかにつながっている。古材の面材やメキシカンタイルなど、まるでカフェのキッチンのようなディテールに目を奪われる


スケルトン階段が印象的な玄関ホール。左手にあるシューズボックスの扉は、余った木材をパッチワークのように組み合わせてつくった。階段や壁に小物をディスプレイしているのもかわいい


床はモルタル、壁の一部にトタンを使い、ほかの部屋とはイメージを変えたクールなワークスペース。個性的な棚には建築関係の洋書がずらり。壁には自身が描いた家の図面が飾られている

–{まるで海外のビーチハウス!}–

海外のビーチハウスを彷彿させる1階の廊下。壁のアートやアンティークの扉がいいアクセントに。階段を登った先が玄関ホール、扉の向こうがワークスペース


ワークスペースは、趣味のサーフボードやウェットスーツの収納場所も兼ねている。仕事終わりの夕方に波をチェックして海へ行くことが多いという


外階段を使って上がるルーフバルコニーからは、花火大会も見えるそう。家族や遊びに来た友人たちとここでくつろぐのも幸せなひととき

–{リビングの壁の一面だけは「レンガ張り」に}–

インダストリアルな棚の上に、和風な鉢植え、ドリームキャッチャーなどテイストミックスを楽しみながらディスプレイ。木枠の窓はアメリカの「アンダーセン」のもの


友人に手伝ってもらいながらDIYで張ったレンガ壁。リビングの壁は主に板張りだが、この一面だけレンガ張りに。白で統一しながらもさりげなく空間に変化をつけている