Organic & Vegan Table オーガニック&ヴィーガンなお店を訪ねて Vol.18

東京・自由が丘〈菜道〉

オーガニックやヴィーガンな食を心がけて、もっとヘルシーに美しく、地球にも優しい暮らしをしていきたい。そんな人たちのために、HONEY編集部が厳選したレストランやカフェを紹介する連載。

第18回は、東京・自由が丘にある「菜道(saido)」をピックアップ。



メインストリートを外れた路地を入っていくと、まるで隠れ家のような建物が。知る人ぞ知る場所にひっそりと佇む「菜道」。緑に囲まれた入り口がナチュラルさを醸し出す。

そんな菜道は、肉・魚介などの動物由来食材、うまみ調味料、精製糖、五葷(にんにく、にら、らっきょう、あさつき、ねぎ/たまねぎ)をレシピに一切使わない「フードダイバシティな新解釈の和食」を提案するコンセプチュアルレストランだ。ヴィーガンやベジタリアン対応のギルティフリーな食材だけを使いながらも、食べごたえにとことんこだわった本格和食料理を提供している。

「外国人の友達のなかには、宗教・文化的な理由やポリシーによって食べられない食材がある人も多くて。いろんな和食を食べてみたいと言われて居酒屋に連れて行っても、なかなか対応してくれるところがなかったんです。そんな経験から、日本はフードダイバーシティが遅れていると感じ、食の禁忌がある人でも同じテーブルを囲んで楽しく食事ができる店をつくろうと思ったのがきっかけです」と、菜道をオープンしたきっかけを話してくれたオーナーの韓さん。

自身でもさまざまな宗教・文化、ポリシーなどを調べていくうちに、より多くの人に食べてもらえるとわかったのが、アニマルフリー、アルコールフリー、五葷(ごくん)フリーの料理だったのだそう。とは言え、ノンヴィーガンの人にもおいしく食べてもらいたい。そんな想いからメニューにもこだわり、ラーメンや、おでん、カツ丼、うな重などジャンクな和食もヴィーガン対応に。今まで食べられなかった和食が食べられた!と外国人のお客様から喜びの声をもらうことも多いのだそう。

アルコールも豊富で、日本酒、ワイン、ビールもヴィーガンに対応したものが取り揃えられている。さらに、日本ではまだ飲めるお店も少ない、生KOMBUCHAも。樽出しで飲めるお店はまだ少ないので、ぜひ試してみたい。

ヴィーガンはもちろんノンヴィーガンでも満足できる料理が揃う、菜道 。ノンヴィーガンのパートナーを持つ人でも気軽に通えそうなののがうれしい。新しい感覚の和食を味わってみよう。


〈Recommend Menu〉


【菜食焼き鳥】
鶏肉を使っていないヴィーガン焼き鳥。見た目や、歯触りは焼き鳥そのもの!¥700


【ヴィーガンカツ重】
肉厚なヴィーガンカツはサクッとした食感で軽い口当たりながらも、しっかりとした肉感を感じられる一品。大豆ミートを使わずにつくられた自家製ヴィーガンカツが特製のソースと相まって、本物のカツ重のような味わいに。!¥1.300


【あぶら齋麺】
菜道の看板メニューである「齋麺」の汁なしタイプ。「あしたば麺」、「しょうが麺」、「ブロッコリー麺」、「桑麺」、「ウコン麺」の5種類の麺からその日の気分に合わせて麺を選ぶことができる。低糖質麺で、ギルティフリーな一品。¥1.300


CONTACT
菜道(Saido)
東京都目黒区自由が丘2丁目15番10号A&Dハウス101
TEL 03-5726-9500
LUNCH 12:00〜15:00
DINNER 18:00〜21:00
水曜休
https://saido.tokyo/

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