自然に寄り添った食事で心地よい毎日を。ORGANIC FOOD STORY #6 from the farm 京丹波 髙橋農園

未来をつくる毎日の食事は、身体や心を健やかにしてくれるだけでなく、地球にもやさしいもの選びたい。そこで、HONEY編集部が、今気になるオーガニックフードの裏側にまで迫る連載をスタート。生産者さんたちの商品へのこだわり、想いまでをお届け。それぞれのフードに秘められたストーリーを知って、日々の暮らしをもっと豊かなものに。

「You are what your eat(食はあなたの身体と心の健康そのもの)」。大地に寄り添ったオーガニックフードを毎日に取り入れて。

第6回は、from the farm 京丹波 髙橋農園の豆乳からつくられたマヨネーズ「豆乳マヨ」をピックアップ。



誰が食べても満足できるマヨネーズを

ヴィーガンやプラントベースの食事など、身体のことを考えた食事を意識する人が増えてきた今。ヘルシーでも満足感のある味わいを届けたいという想いから生まれたのが、from the farmの「豆乳マヨ」。マヨネーズというよりも『まるでクリームチーズのような!』、クリーミーでコクのある味わいが特徴的だ。

そんな豆乳マヨをつくるのは、自然料理人×農家の髙橋慎也さん。中学生期の頃からアメリカのロックが好きだったことから、アメリカンフードにも興味を持つように。サワークリーム、マヨネーズ、クリームチーズが大好きになったのだそう。ただ、生まれもっとアレルギー体質により、身体に負担をかける食生活を続けていたという。

「料理の道を志したときも、やっぱりアメリカンフードがつくりたくて横須賀米軍基地のレストランで働き始めました。本場のアメリカ料理に触れ、どんどんその魅力に引き込まれたいったのですが、そんな想いとは裏腹に身体は不調を訴えていて。身体を壊し入院してしまったんです。それを機に食を見直し、マクロビオティック、ヴィーガンの食生活へ。仕事も自然食レストランへと転職しました」

とは言え、マヨネーズが好きなことは変わらない。食生活を変えても食べられるマヨネーズ、誰が食べても満足できる豆乳マヨを自分でつくろうという想いから、研究を重ね、約10年の年月をかけて誕生したのが「豆乳マヨ」なのだそう。

畑から生まれた、豆乳マヨ

最近はスーパーなどでも見かける機会が増えてきた豆乳マヨネーズだが、from the farmの「豆乳マヨ」にはこだわりがたっぷり詰まっている。

「素材のハーブや米麹などの原料は、自分の田んぼ畑で育てたもの、または町内の農家仲間のレスキュー野菜を使い、工房で乾燥させています。麹は自らの手で自然栽培したお米を麹に。米酢は京都宮津の飯尾醸造の富士酢、塩はフランス産のゲランドの塩を使用。菜種油には有機溶剤を使用しない、化学合成薬品を使用しないことを意識し、米澤製油の圧搾一番搾りを。原料は徹底的にこだわり抜いています」

もちろんパッケージもオーガニックを意識。オンラインショップのギフトアイテムにもギフト箱ではなくオリジナルのオーガニックランチバッグを使ったり、緩衝材も巻き段ボールを使ったり。豆乳マヨの容器も瓶にすることで、再利用可能にしているのだとか。

「常連さんは、『瓶たまったよ~』と言って持ってきてくれるので、それを熱殺菌して再利用させていただいています。農業も料理も加工品も、サステイナブルな地域循環型を意識しているのがfrom the farm 京丹波 髙橋農園なんです」

そんな豆乳マヨは、何につけても合う、万能なアイテム。なかでも、一番おすすめの食べ方は、シンプルに野菜スティックにつけること。バケットや食パンに塗ったり、サンドイッチにしたり、カナッペにしてもおいしく味わえる。

鶏肉やローストビーフ、白身魚のムニエルやエビのフライ、カルパッチョ、海苔巻き、パスタの味変、野菜の和え物にもぴったり。そのおいしさに、購入者からもうれしい声が続々と届いているという。

「アレルギーの子どものために買ったのに、おいしくてほとんど自分で食べてしまったとか、そのまま舐めて食べるとお酒が進むとおっしゃっている酒好きのお客様も(笑)。『普通のマヨネーズは嫌いだけど、これは大好き!というか、マヨじゃないし、クリームチーズだよ!これっ。』や『賞味期限1カ月か…と心配して買ったけど、おいしすぎて止まらない!すぐに食べ切っちゃった』など、驚きの感想ばかりで。生産者の私も驚いています(笑)」。

誰が食べても満足できる豆乳マヨを、ぜひ味わってみて。

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