ザボディショップのサステイナブルな取り組み

1976年イギリスのブライトンでひとりの女性により誕生したザボディショップ。創業者であるアニータ・ロディックは、古くから伝承されてきた世界各地のハーブや木の実など、天然の植物原料を採用し、肌や髪を健やかに保つための製品を作るようになった。それと同時に社会の中で起こっている様々な事案に目を向け、問題提議をするためのキャンペーンを行うように。ブランド設立してすぐに始めたフェアトレード、アマゾンの熱帯雨林焼き払い中止を求める「STOP THE BURNING」、動物実験禁止キャンペーン、美の固定概念を考えるエスティーム運動、そしてブランド45周年を迎えた2021年は自分を愛することの大切さを訴求する「SELF LOVE」のキャンペーンを行ってきた。化粧品を作ること、買うこと、使うことを通じて社会と環境の変革を追求することを志してきた。アニータが亡くなった今でもその思いは変わらず、キャンペーンはもちろん商品作りにも揺るぎない4つの信念がある。

THE BODY SHOP‘s VALUES ザボディショップの信念
1.コミュニティフェアトレード
すぐれた自然原料を持つ世界各地の農家や生産者とコミュニケーションを交わし、校正な取引を長期に渡って行うこと。製品づくりに反映されるだけなく、そこで暮らす人々のカルチャーや伝統を守り、自立した生活と環境保護を支援することに繋がる。ザボディショップは1987年世界に先駆けて原料や雑貨のフェアトレードをスタート。良質な原料を製品に取り入れ、人々の生活と地域コミュニティをサポートしている。
2.プラスティック資源の再利用
プラスティックが自然にもたらす影響は言わずもがな。ザボディショップではplastic for challengeとパートナーシップを組み、インドのベンガルール産のコミュニティフェアトレードの再生プラスティックを導入。これは「ウェストピッカー」と呼ばれる弱い立場にあるゴミ拾い労働者をサポートするとともに、すでに存在するリサイクル可能なプラスティック資源を有効活用できる。責任を持って使用し、価値を与えればプラスティックがサステナブルなものに変わることを実証している。
3. クルーエルティーフリー/動物実験反対
人間が綺麗になるために動物が危害を与えられるべきではない、という思いを抱いていたアニータ。その考えに従い、ブランド設立以来数々の動物実験反対キャンペーンを行ってきた。2018年には化粧品における動物実験廃止を求め、過去最多830万筆の署名をNPOクルーエルティフリーインターナショナルとともにNYの国連本部に提出。ブランドの製品はすべてクルーエルティーフリーで、原料から製造の全過程に至るまで動物を犠牲にすることなく作られている。
4. すべての人が生きやすい社会になるために
ブランド創業当初から年齢や性別、国籍に問わずすべての人々が平等であることを唱えてきた。1997年にはすでに「世界で30億の女性のうち、スーパーモデルのような外見は8人だけ」というセルフエスティーム(自己肯定感)とボディポジティビティについてのキャンペーンを実地し、美しさの基準はひとつではないことを提案。世界のひとりひとりが自分らしく、内側から美しく輝くための働きかけを行っている。
ザボディショップは、これらの信念に基づいた活動から、2019年にB Corporation(通称B Crop) Certified B Corporationを取得。B Cropはペンシルヴァニア州にあるNPO団体「B lab」が運営している国際的な認証制度で、社会的・環境的パフォーマンス、透明性、説明責任の検証された厳しい基準を満たしている企業に与えられるもの。世界60か国、150業種、3000社を超えるB Crop認証企業の中で女性が創立した最大の認証企業となった。
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