福本敦子さんによる美容コラム「ORGANIC ADDICT」WEB特別編

HONEY本誌の巻頭コラムを今回は特別にWEBにてお送りします。二冊の本を執筆中の福本敦子さんに、ちょっと早いですが、今年を振り返ってもらいました。コラムとともに、HONEYからの質問にも答えてもらったので、一年頑張った体と心のケアの参考にどうぞ。


「2021年ももう終わり」

こんにちは。いつも誌面の連載を見てくださってありがとうございます。何を書こう…と考えていたのですが、いつもと違うWEB記事ということで、今回はカジュアルに、最近のことを書いていこうと思います。

今、私は数年に一度くらいの物事が重なる時期。二冊目の美容本と三冊目の星占い本の書籍をほぼ同時に作っています。一冊目の時もそうでしたが「なんとなくこれをやってみたいな」と直感があったらついそのまま細かく考えずにスタートしてしまうのですが、今回もそんな感じで、二冊同時がどんなものなのかわからないままとりあえずスタートし、始まってみ考えることの量や、やることの多さに「おぉ……こんな感じになるのかぁ」と驚きながらも進めている感じです。

確かに大変な時ではあるけれど、こんな時って、人生の中でも中々経験しないかな?と思い、ひとつひとつ楽しんでいこうと思って進めているところです。一冊目のスピード出版とは違い、二冊目はコロナ禍で時代の空気が日々変わる中で作っていき、時には時期も影響してスムーズに進まないこともあり初めての経験がたくさんあったのですが、その分、地に足のついたどっしりした作品になっていると思います。

みなさんの手元に届いた時に何かハッと、なんだかいい!と思ってもらえるように、いいエネルギーを込めて作りたいなぁと思っています。本を作ることは自分にとってチャレンジでもあり喜びでもあり、ちょっと部活のような、いろんな人の力が集まってできる映画のようなチーム感のある作業です。

二冊目の本では、初めて北海道の帯広空港から車で30〜40分ほどの大樹町という町で撮影をしました。今思い出すだけでも、すご〜く空気がきれいで、土はふかふかでやわらかく、気持ちが広々とするような土地でした。夜は全然音がしなくて、しんと静まり返るのもまたいい。

食べ物も美味しく、自然と近い暮らしをしている方々もたくさんいて、とてもいい時間を過ごせました。一日で、流れ星や虹や、白樺の木漏れ日や動物たちの戯れなどたくさんのものを見る経験もできました。

ここを選んだ理由は、ちょうどコロナ禍のタイミングで本作りがスタートし、今よりもまだみんなの生活に制限や緊張感があった時だったから、広々とした自然の気を本に込めたいなと思って、雄大な北海道の土地を選びました。私はずっと自然と言えばハワイやバリなど海外の島に行くのが好きだったのだけど、北海道の自然もまた、他のどこにもない豊かさがあり、本当は疲れるはずの撮影が逆に元気をもらって、パワーチャージして帰ってきました。東京に帰ってきてコンクリートを踏んだ瞬間、硬さを感じたくらい、土地からエネルギーをもらって帰ってきました。

そんなこんなで、実は2021年もあと一ヶ月で終わりです。信じられない感じです。夏に行われたオリンピックがもう遠い昔のよう…。いつも通り、じゃなかったからこそ時間の流れを早くも遅くも感じる不思議な年でした。みなさんはどんな一年で2021年を締め括ることになりそうですか?ちょうど冬の入り口で、これから本格的に寒くなっていく時期。私は自分にパワーをためようと、毎日入浴剤を入れてお風呂に浸かったり、よもぎ蒸しでエネルギーチャージをして活力を備えています。次、誌面で会えるのをまた、楽しみにしています。


HONEYから福本敦子さんへQuestion

Q:敦子さんには珍しく物事がスムーズに進まないこともあったんですね。物事が進まない最中はどう対応されたんでしょうか?

敦子さん:流れにまかせました。これはコロナの時からそうだったかな。「流れ」は実は本の隠れテーマでもあります。自分の思い通りじゃない時にどう過ごすかも逆に本の中にしっかり込めようと思いました。それについても実は書いてあるので楽しみにしてほしいです。

:今年はお仕事でいつにも増して多忙だったと思いますが、振り返って以前よりもとくに自分自身が変わったな、と思うことはなんですか?

敦子さん:知らせること、伝えること、がベースのお仕事だったけど、もっと表現すること、に意識が行った年でした。撮影やポッドキャストの収録で私が一番発する言葉は「もう一回やっていいですか」なんです(笑)。一回撮ったものを見て「ここがだめだな」「もっとこうしたら良くなる」ってパッと見抜いてやり直すのが好きなんです。今まさに書き直しの最中なのだけど、何か作品を作ると自分のことが客観的に見れるんです。「この時は自分を出さずによくある型にはまろうとしてるな」とか「この時は少し気持ちが焦ってるのかなぁ」とか、その時期の自分を振り返って次につなげることができるから面白いんです。

:出張中はどんな美容ケア、食事、生活をしましたか?

敦子さん:出張中はとにかくお風呂に浸かること。普段の生活でもそうだけど、それでオンオフの切り替えにしています。大事な撮影の前は頭をクリアにするためにジュースクレンズをすることが多いです。身体が省エネモードになるので変な緊張や力みが取れる気がします。

Q:最後にHONEY読者へメッセージをお願いします。

敦子さん:いかがでしたでしょうか。この時期になるともう来年のことを考えだしている方も多いのでは?本を作る中で今回、「はっきりイメージできているものは実現が早い」と再度確信したのでした。また、お会いできるのを楽しみにしています!

福本敦子さん PROFILE IG@uoza_26

CosmeKitchenに14年間勤務後独立。雑誌、イベント、SNSなど多方面で活躍。本誌コラム「Organic Addict」の執筆も担当。オーガニックに精通した知識と、ライフスタイルに寄り添った独自のオーガニック美容論が、著名人やエディターをはじめ各方面から大人気。「#敦子スメ」は数多くの反響を呼び完売商品も多数。2019年秋、初の書籍となる『今より全部良くなりたい運まで良くするオーガニック美容本by敦子スメ』を出版。2021年12月23日に二冊目となる『今から、これから。好きを感じる美容と生活』が出版予定。2022年には占星術をテーマにした三冊目の出版も予定。二冊目のご予約はこちら(Amazon)から 

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