
日本を代表するプロサーファーとして活躍する松田詩野さん。試合中とはまた違う、自然体な姿を見せてくれた彼女に、女性サーファーとしてサーフィンにかける思いを聞いてみた。
ー最近では、サーフィン界でもジェンダーレスが叫ばれるようになってきていますよね。試合などで実感することはありますか?
そうですね、特に海外でのコンペでは男女の賞金額に格差がなくなってきていたり、これまでだったら男性しか乗っていなかったような大きな波に女性サーファーもチャージするようになってきたり。それに伴って、私自身もそのパフォーマンスに対応できるだけのパワーをつけないと……と思っているところです。
最近はパーソナルトレーナーをつけ、トレーニングにも力を入れるように。私にとってはエアーも武器のひとつになってきているので、ウェーブプールなども上手に活用して練習していきたいな、と。パワフルな波にもチャレンジしていきたいですね。

ー詩野さんにとって、コンペシーン以外でのサーフィンの魅力は何ですか?
やっぱり、純粋な「楽しさ」。自然からパワーをもらえるサーフトリップも大好きなんです。大自然に囲まれた環境のなかで、良い波を探すのが楽しくて。国内だと奄美大島が印象に残っています。山も海も本当に美しくて、自然の魅力をたっぷり感じられたトリップになりました。
ー最近になって女性サーファーが増えてきたとは言え、サーフィンはまだまだ男性的なイメージ。そういった自然の魅力などもこれからサーフィンを始めようとしている女性に感じてもらいたいですよね。
私も日頃から、もっと女性サーファーが増えるといいな、と思っています。そのためには、自然の魅力はもちろん、着ていて気分が上がるようなウェットスーツや水着も大切な要素。今日私が着ているBILLABONGのウエアもそうですが、最初は見た目の「おしゃれさ」から入る方が多いと思うので、思わず手に取りたくなるような、かわいくておしゃれなアイテムを、私もアイデアを出してつくっていきたいと思っています。

ー2022年、チャレンジしてみたいことはありますか?
今年は、もっともっとサーフィンの楽しさを伝えられるような活動をしていきたいと思っているところです。映像も自分からどんどん発信していきたくて。大会で自分のベストなパフォーマンスが出せるように頑張るとともに、そういったサーフィンの魅力を伝えられるような活動も積極的にしていければと思っています。
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