異常気象による災害。オーストラリア・NSWの洪水被害地域をサポートしよう

Vol.33の制作をしている最中(2022年3月〜5月)のこと。オーストラリアのクイーンズランド州からニューサウスウェールズ州をまたぎ、記録的な豪雨とそれに伴う大洪水が発生したというニュースが入った。特にサーフカルチャーで有名なバイロンベイから内陸に少し入ったリズモアという街などで被害が拡大。河川が決壊し、街中の家屋が泥水に埋もれ、破壊され、家畜が流され、亡くなられた方も多くいた。

そんな非常事態に近隣住民は力を合わせ、食料や物資の支援、泥土の掻き出し、家を失った人々のサポートや動物の保護など、多くの人がボランティアをするために駆けつけた。バイロンベイから足を運ぶサーファーも多く、この地域のローカルコミュニティの絆の強さを再確認するきっかけにもなった。

最新号の特集「The World Beach Scene, NOW!」ではバイロンベイも紹介。ちょうど取材時期とこの洪水被害が重なったのだが、バイロンに住むアーティストやサーファー、ショップ、ブランドオーナーなど多くの人たちが、現地でのボランティアと並行して誌面制作のために尽力してくれた。
そのうちのひとり、誌面にも登場したアーティストのClare Daffyが、この災害の復興支援として、信頼できるドネーション先を紹介してくれたのでぜひシェアしたい。もし遠くの国で困っている人やコミュニティ、動物、自然のために何かサポートしたいと思う人がいたら、まずはサイトを覗いてみてほしい。

THE FLOOD RELIEF FUND ※英語サイト

THE FLOOD RELIEF FUNDは、2022年3月の洪水を機にノーザン・リバーズ・コミュニティ財団(NRCF)とバイロン・コミュニティセンターによって設立。ノーザン・リバーズ地域の7つの地域で洪水復興に取り組む地元のNPOコミュニティ組織を支援する救済基金として機能している。NRCFによる調査に基づいて地域のニーズを特定し、もっとも迅速かつ効果的な支援のために資金を分配。集まった資金は100%地元コミュニティに寄付されている。

【ドネーションの使い道】
・危機管理サポート
・フードパントリー
・環境・野生動物保護団体
・コミュニティセンター、近隣センター
・緊急支援拠点
・住宅・ホームレス支援
・家庭内暴力や精神衛生に関する支援団体

困っている誰かのために個人にできることは限られている。けれどその小さなことを待っている人がいるはず。

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