写真家Jana Kirnが切り取る、ありのままのバイロンベイ

HONEY Vol.33「世界のビーチシーンの今」のバイロンベイ特集に登場した写真家・ビデオグラファーのJana Kirn。独自の視点からバイロンベイの自然体を切り取る彼女。その頭の中を、オーセンティックな写真と共に覗いてみる。


―まず、あなた自身について教えて。

バイロンベイを拠点とする写真家・ビデオグラファー。フロリダ出身で、16歳の時に母親からフィルムカメラを贈られたの。私はビーチを巡って友達の写真を撮り、カメラバッグにはいつも砂が入っているような状態で育って、今でも地球の反対側(バイロンベイ)で同じことをしているわ。

―主にどんな写真を撮っている? どんな写真を撮るのが好き?

もともとファッションが好きで、最初のキャリアプランはファッションデザイナーになることだったの。大学に通って勉強していたけど、週末は友人と写真を撮ったり、フォトショップを独学で学んだりしてたわ。あるとき、「服を作るより、服の写真を撮る方が好きかもしれない」と思ったの。だから、私の作品はファッションと人物が中心で、サーフィンや水中写真も少し。色と生の瞬間が好きなの。あまりポーズをとったような写真は好きじゃなくて……。気楽さと自然体を保ちながら、無理なくエッジと奇抜さを取り入れた写真にしたいって考えてるわ。 お気に入りの写真は、完全に創造的な自由があるもの。つまり、制約なしに最後まで自分のビジョンを見ることができるものよ。

写真家・アーティストとして活動する上で、バイロンベイに住むとどんなメリットがある?

バイロンベイは、多くの素晴らしいアーティストやクリエイターの拠点となっている。地域のエネルギーと土地の美しさが混ざり合って、インスピレーションの沸き立つ渦を作り出してるって感じがするわ。 

これまでバイロンで撮影したプロジェクトの中で、お気に入りのものを教えて。

自分の家の裏庭で撮影できるプロジェクトは、どれもお気に入りよ。

バイロンが好きな理由は?

写真を撮るのと同じくらい、いや、それ以上に好きなことのひとつがサーフィン。フロリダで育ったライフスタイルや、週末にサーフトリップに出かけたり、ほぼ毎日ビーチに行ったりするライフスタイルをもう一度始めるために、バイロンベイに移住したの。仕事の関係でペンシルバニア州のフィラデルフィアへ引っ越したときは、しばらく音信不通になっていたわ。6年間都会で働いた後、私には変化が必要だったの。サーフィンがしたかったし、写真も撮りたかった。バイロンはその両方が叶う場所だと思う。

SHARE