
初めて買ったウェットスーツ、友人とお揃いで買ったラッシュガード……。壊れてしまったけれど思い入れがあって捨てられず、クローゼットの奥底に眠っているサーフウェアがある人は少なくないのでは? 自分の宝物をずっと大切にしていくために、明日10月26日(水)から始まるパタゴニアのプロジェクト「WORN WEAR TOUR」を利用してみてほしい。
今回もパタゴニアのリペアトラックでおなじみの「つぎはぎ」が、サーフタウンをめぐるリペアの旅をする。パタゴニアのスタッフが、破れたり壊れたりしてしまったウェットスーツやラッシュガード、サーフハットなどを無料で修理してくれるのだ。パタゴニアの製品はもちろん、ブランドを問わずリペアしてくれるというから驚きだ。
そして、リペアパッチやボンドを使った、穴や破れを補修する簡易的な修理も体験でき、セルフリペアをするためのリペアキットの販売も行うのだとか。
パタゴニアのPR担当ロジャースさんは、「私たちが環境のためにできることは、消費を減らし、すでに持っている衣類を長期間活用すること。使えるものは直して使ったり、再利用したり、シェアしたりすれば消費を減らすことができる。私たちが会社としてできることは、長持ちする高品質の製品を作ること、そして、ギアを長持ちさせるお手伝いをすること。このプロジェクトはその一環なんです。
いつもイベント時間を延長するほど、たくさんの方に興味を持っていただいているこのプログラムですが、まだ修理を経験したことがない方や、自分で修理する方法を学びたい人にぜひ参加していただきたいですね」と話す。
さらに、リペアトラック「つぎはぎ」はより環境に配慮した仕様に生まれ変わった。元々廃材を“つぎはぎ”してつくられているのだが、今回のツアーからバイオディーゼル仕様に生まれ変わった。地域から回収した植物廃油を濾過したものを、燃料として走っているのだ。これにより、CO2排出量のなんと98%を相殺することができるのだそう。
修理に使用するミシンや照明はすべて、つぎはぎに搭載したソーラー発電パネルによる太陽光発電でまかなう。そしてリペア時に出る生地の端切れや糸くずは、アップサイクルやリサイクルができるように計測、分別し、極限までゼロウェイストに近づけているのだ。
聞けば聞くほど、パタゴニアがどれだけ信念を持って行なっているのかが伺えるこのツアー。参加できない人も、パタゴニアでは特設サイト「WORN WEAR」内で製品のお手入れと修理方法も公開しているので、ぜひこちらも参考にしてみて欲しい。
つぎはぎが訪れる場所と日時はこちらから。今回も盛況が予想されるので、事前予約を忘れずに!
コメントを投稿するにはログインしてください。