HONEY LEARNS TO SURF 〜prologue03〜 | アーティスト Robin Laneiコミック連載

Robin Lanei ×HONEYのコラボコミック企画第3回。
オリジナルキャラクターHONEYちゃんがサーフィンを始め、
成長していくストーリーを毎週火曜日にお届けしています。
3回目にしてようやく海に到着し、サーフィンを目の当たりにします。
思わず「そうそう!」と共感する“女性サーファーあるある”をお楽しみください。



HONEY LEARNS TO SURF 〜prologue03〜


次の日の朝、お魚のことを想っていると誰かが窓を叩いた。
ピンクの鳥が窓のところにいた。
ピンクの鳥を見るのは初めてだったし、ピンクの魚も初めてだった。
これはきっとあのピンクの魚で、どういうわけだか鳥になってしまったんだ。
HONEYが窓を開けると、鳥は部屋の中に入り飛んだ。
とても不思議だけど、鳥について行きたかった。
彼女はクルマに乗り込んだ。鳥は木から街灯に飛び、彼女が追いつくのを待った。
急降下したり勢いよく飛んだり。鳥が動く姿がとても好きだった。
そして彼女が連れてこられたのはビーチだった!
そこにはサーフィンする人たちがいた。

 サーフィンを実際にこの目で見るのは初めて。
見たことあるのは、ネットに転がってるマッチョの男性や
日やけしたブロンドヘアの女性のちょっと安っぽい写真だけ。
自分は太陽が好きじゃないし、黒髪だし、肌は白いし、
おそらく……”ビーチに似合うカラダ”でもない。
でも、よく見るとみんな黒いウェットスーツを着ている。
フードをかぶり、ブーツを履き、いろんなカラダ、肌、髪の人がサーフィンしていた。
 
Next morning, someone was tapping on her window.
There is a pink bird at her window.
She’s never seen a pink bird but she’d never seen a pink fish either.
This must be the fish but somehow it’s changed to a bird. 
She opens the window and the bird flies in her apartment.
It’s weird she knows, but she wants to follow the bird.
She gets in her car and the bird flies from tree to lamp post, waiting for her a to catch up.
She likes the way it moves, the way it dips and dives.
It leads her to a beach! A beach where people are surfing. 

She’s never seen surfing in real life,
just cheesy pictures on the internet of attractive men and women with tanned skin and blonde hair.
She doesn’t like the sun, she has black hair, fair skin, and maybe not a “beach body.”
But when she sees the people surfing, they’re all in black wetsuits, hoods, booties,
all different kinds of people if all body, skin and hair types.


Robin Lanei(ロビン・ラネイ)
メキシコとカリフォルニアを拠点に活動するアーティスト。母親が日本人。思わずクスッと笑ってしまう“女性サーファーあるある”をコミック調で描く。HONEY読者へのメッセージ。「サーフィンは人生に通じるところがあると思う。『習うより慣れろ』、『根気が大切』、『顔を上げて(文字通り)』、『パドルを頑張る』とかね。私の視点とコミックを楽しんでもらえたら嬉しい」。 
公式サイトInstagram
 

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