4人のガールズサーファーが恋したインドネシア・メンタワイ諸島の魅力とは?

インドネシア、スマトラ島の西沖に浮かぶ無数の島々からなるメンタワイ諸島。そこには世界中のサーファーたちが一度は行ってみたいと夢見る、サーフィデスティネーションがある。ハードなイメージが定着しているメンタワイだが、数え切れないほどのファンウェーブが、ひっそりとブレイクしている。


Why you love Mentawai ?
教えて、メンタワイの魅力!
メンタワイに恋したガールズサーファーに、その魅力を聞いてみた。世界中を旅する4人がメンタワイを訪れて感じたことや必ず持っていくマストアイテムなど、トリップ計画のお役立ち情報をハニー読者に伝授。

Rosie Jaffurs
ロージー・ジャファーズ
Pro Long boarder and Surf instructor



ハワイ、ププケア出身のプロロングボーダー。ホームのノースショアでサーフインストラクターをする傍ら、パートナーでプロ写真家のケオキと共に旅をしながらドリームライフを送っている。


Q1_初めてのメンタワイトリップはどうだった?自分のイメージしていた通りの場所だった?
メンタワイはいつも行きたいと思っていた夢のサーフトリップ先の一つだったから、すべてが想像していたものだった。パームツリーのバックグラウンドは想像以上で、常に感動しっぱなしだった。

Q2_メンタワイで使ったボードでよかったのは?
もちろんロングボード、それとフィッシュ。ミッドレングスもあったらよかったと思うけど、この2本だけでも十分楽しめた。

Q3_波はどうだった?
バラエティ豊富で、すべてのタイプの波があった。ロングボードにパーフェクトなスモールウェーブ、小さいバレルに大きいバレル、レギュラー、グーフィーすべてね。

Q4_メンタワイの思い出で印象に残っていることは?
ジェネレーターだけで完全な自然の中で過ごしたこと。ホテルの周りに道はないし、電線も通ってない。もちろん空港もない。夜になって炎の光が見えるまで、反対側の島に人が住んでるなんて気付きもしなかった。

Q5_絶対に持っていくマストアイテムと、あると嬉しいオススメアイテムを教えて?
ハット、レギンス、サーフシャツ。ずっと炎天下でのサーフィンには必須。それと、気温も湿度も高いから、虫から守ってくれるロングパンツとロングスリーブもあると便利。

–{メンタワイのバイブスって別世界にいるよう}–
Sierra Norris
シエラ・ノリス
Professional Surfer



マウイ島出身のプロサーファー。トップグロムとして活躍後、ロングボードと出合う。現在は結婚を機にパートナーのザイの地元、ヌーサヘッズに拠点を移し、新しい人生を歩みはじめている。


Q1_メンタワイのどんなところが好き?
メンタワイのバイブスって、まるで自分が別世界にいるような気分にさせてくれる。私はその静けさとかカルチャーが大好き。それに地元の人たちがとても幸せそうなの。これまでで一番のお気に入りの旅先で、さらにアライアに泊まったことで旅がとてもラグジュアリーになった。

Q2_サーフィンしてみて、小さい波やメローな波が好みのサーファーガールにもオススメできると思った?
メンタワイには色んな種類の波があるから、ビギナーからプロサーファーまで楽しめると思う。私はどのレベルのサーファーガールも、メンタワイをバケットリスト(「死ぬまでにしたい100のこと」を書き留めるノート)に入れておくべきだと思う!

Q3_メンタワイで使ったボードでよかったのは?
トロピカルホリデーに持ってくお気に入りのボードはいっぱいあるけど、その中でも一番のお気に入りはトーマスサーフボードの9’8”タウンバイク。旅先にロングボードを持っていくのは大変だけど、島に着いてしまえば持って行って良かったって思えるから。

Q4_絶対に持っていくマストアイテムと、あると嬉しいオススメアイテムを教えて?
マストアイテムは日やけ止めとスキンケアグッズ。あとエッセンシャルオイルはちょっとした治療にも使えるから便利。私の失敗は、いつもオーバーパッキングしちゃうこと。数ペアの可愛い水着があれば十分。私みたいに持っているビキニぜーんぶ詰め込む必要ないよ。あと、ラッシュガートは忘れないで!

–{メンタワイの波に対する概念を変えた映像}–
Victoria Vergara
ヴィクトリア・ヴェルガラ
Professional Long boarder & Model



プロロングボーダー&モデル。レユニオン島、ニューカレドニア育ちの生粋のアイランドガール。近年はフランス・ホセゴーに拠点を移し、モデルとプロサーファーを両立しながら世界を旅している。


Q1_初めてメンタワイを訪れたとき、どうだった?
出発前はすごくワクワクしてた。色んなサーファーの子が話しているのを聞いて、ミステリアスな場所だなぁて思ってたから。初めて?
??ったのはREEFの撮影のとき。チームマネージャーがロングボードを持って行っていいというから正直驚いたけど、さらに楽しみになった。と同時に一体どんな波が待っているのか、不安もあった。結果的にショートよりロングの方が楽しめたことになるなんて、全く想像してなかった。

Q2_ロングボーダーやメローな波が好みの女の子もメンタワイを楽しめると思う?
もちろん! 最初のトリップのときだったと思うけど、GoProとドローンで撮影した動画を公開して、色んなタイプの波があることを証明したの。その映像は、メンタワイの波に対する概念を変えたと思う。

Q3_今までに何回メンタワイに行ってる? メンタワイの何がそこまで惹きつけるの?
これまでに4回訪れてる。最初は2017年で、2018年に2度、2019年に1度、今年は2度行くつもりだった。確かにフランスからメンタワイに行くのは大変だけど、なんとか“仕事”として行けるようにしている。メンタワイは私の育ったレユニオン島とニューカレドニアを思い出させるの。自然と天候のリズムに合わせて生きる、ピュアでシンプルなアイランドライフ。ここ数年、故郷に帰ることができてないから、メンタワイが良いリチャージの場所になってる。私にとって“ホーム”と言える場所。少しの間でも、日常のストレスや忙しい仕事に追われることを忘れさせてくれる。いつもアライアのクルーが私をファミリーのように受け入れてくれるから、さよならを言うのがとても辛いわ。

–{あんなにメローな波があるなんて}–
Anna Erhgott
アナ・アーゴット
Free Surfer & Adventurer



南カリフォルニア出身のフリーサーファー。アラスカ、アイスランドなどのコールドウォーターやナミビア、インド、インドネシアなどの秘境のサーフスポットへ波を求め旅するアドベンチャラー。


Q1_メンタワイに来る前、どんなイメージを持っていた?
初めてのトリップのときはとっても緊張してた。見る映像すべてがコンテストに出ているようなサーファーが、浅いリーフの上で割れるバレルに突っ込むものばかりだったから。あんなにメローな波があるなんて思いもしなかった。小さい波が島の色んなところで割れているの。アライアの前の波なんて、タイドが合うとまさにパーフェクトなロングボードウェーブだった。

Q2_絶対に持っていくマストアイテムと、あると嬉しいオススメアイテムを教えて?
強い日差しから肌を守ってくれるスイムスーツ(ラッシュガードなど)は、最低でも1つは持っていったほうがいい。日やけ止めは多めに。ボートに乗っているときのサングラスとハット。あとスノーケルマスクがあるとボートから飛び込んで、魚を見ることもできる。夕方のディナータイムや少し涼しくなったときに羽織るものがあると便利かな。

Q3_ところでデーン(プロサーファーのデーン・ガダスカス)との婚約おめでとう。メンタワイはカップルの旅先としてもオススメできる?
もちろん! 2人貸し切りのビーチ、おいしい料理、プールサイドで本を読んだり……。それにあの波と太陽、これ以上言うことなしってくらい、サーファーカップルにぴったりだと思う!

Q4_メンタワイに行きたと思っているサーファーガールに、オススメとかティップスはある?
Do it! きっと人生で最高のトリップになるはず。あなたがどのレベルのサーファーでも、メンタワイはきっとレベルアップできる場所になると思う。

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