
Millie Neneという女性を知っているだろうか? 今から3年前、HONEYはオーストラリアでワーホリ中の彼女に密着取材を行い、8ページにわたって特集を組んだ。第1話「向日葵のノーズライド」。
その後生まれ育ったカリフォルニアに戻り、結婚・出産を経験。出会う人すべてを魅了するネネだが、彼女はいま、どんなライフスタイルを送っているのだろうか? それを確かめたくて渡米した。

ボーイフレンドの影響で2015年(当時21歳)からサーフィンを始め、大学卒業後にカリフォルニアを離れ、サーフィン中心の旅を始めた彼女。オーストラリア、バリ、ヨーロッパに続き、日本も訪れた。場所は宮崎。「CINEMA HEAVEN」の立ち上げメンバーとして働くが、そのときの経験が現在にも大きな影響を与えている。
日本が冬になるとまたオーストラリアへ戻り、バイロンベイでヴァンライフを送っていた。その時の様子をHONEY本誌で特集。その後また数ヶ月を日本で過ごし、カリフォルニアに戻った。

「日本から戻って妹とロングビーチに住んでいたんだけど、結婚を機に旦那さんとガーデナに引っ越ししたの。ベイビーは、ガーデナのお家で生まれたんだよ」
大学時代に出会ったボーイフレンドと結婚して、ガーデナの自宅で愛息子のゼンを授かったネネ。2人の希望で助産師さんを自宅に呼び、待ち望んだ瞬間を迎えた。ちなみに取り上げたのは助産師さんではなく、夫のケントだった。その瞬間、ネネは目には見えない何かを感じ、それ以来2人の絆は一層深まったと語る。

「ガーデナの家は海から近かったけど、グッドなサーフポイントまではちょっと遠かったんだよね。引っ越したいと思っていたけど、妊娠したのが分かったからそのままガーデナにいることにして、そしてゼンが産まれて少し落ち着いたから、また家探しを始めたの。そしたらすぐにこの家に巡り合って、つい最近引っ越してきたんだ」



これまで住んでいたロサンゼルスと南にあるこの町とでは、何もかもが違うというネネ。
「オーシャンサイドにはいつか住みたいと思っていたんだけど、これが最高の選択だったと思う。流れる時間はゆっくりで、自分自身がグラウンディングされている感じ。心が落ち着き、自分がどこにいるか、何をやっているかが、ちゃんと分かるようになった。常にリラックスした状態はゼンにもいい影響を与え、これからの子育てのことを考えても、本当に良かったと思ってる。自分のマインドもどんどんよくなってるのが分かるわ。
あと、サーフィンに気軽に行けるようになったのもよかった。引っ越す前は週に1回、ひどい時は2週間に1度しか海に行けなかったけど、今はタイミングがあえば毎日でもサクッと入れるようになった。サーフィンができなくても夕方散歩しに行ったりと、海が身近になった」


ゼンがいるから以前のようなペースではサーフィンはできないけど、旦那さんや友人がサーフィンしているのを見るのも楽しいし、ビーチを散歩するだけでも癒されると語る。

日本人だけでなく、アメリカ人とのコミュニティも大切にしているネネ。最近、海で知り合ったママたちが、順番で子供を見ながら交代でサーフィンをするという“ママスワップ”の存在を知り、仲間で実践できたらいいなと考えている。


「やっぱりサーフィンは楽しいし、ワクワクするね」
普段はロングボードに乗っている彼女だけれど、波や気分によっていろんなボードを乗り分ける。時には「このボードの乗り心地最高!」 と無邪気に騒いだり「男性みたいにもっと波に乗りたい!」と勢いづいたり。ネネの生活には、海とサーフィンが欠かせないようだ。
コメントを投稿するにはログインしてください。