
HONEY Vol.31「Water Mama/ハワイの海と生きるママ」では、ハワイで子育てをしているパワフルでエネルギッシュなママたちにフォーカス。ワイキキで子育て真っ最中のケリア・モニーツのインタビューは昨日紹介したが(こちらからチェック)、誌面に載せきれなかった貴重なインタビューをここで公開。記事の最後には母であるタミーのインタビューも! 不安を抱える妊娠中のママや子育てに悩むママの、気持ちがちょっと軽くなるヒントにもなれば。
――子供が生まれて、自分の性格には変化があった?
昔から私は社交的な性格なの。でも子供を産んでからものすごく人付き合いが下手になっちゃって。周りの人は気づいていたかどうかわからないけど、自分の中ではそうだったの。多分パンデミックの影響もあって、心配性になり守りに入って、どうやって行動していいかわからない感じだった。そんな自分自身にびっくりしたわ。息子が生まれた時、彼を見た瞬間から“私のすべてをかけてこの子を守らなきゃ”っていう強い気持ちが生まれたの。普通ハワイでは赤ちゃんが生まれるとその瞬間に家族がたくさん周りにいる状況になるんだけど、今はコロナ禍だし、最初の数日間は私と赤ちゃんと旦那さんの3人だけで過ごせた。それもまたすごく貴重な経験だったわ。1ヶ月の間は家族以外とは会わないで、赤ちゃんの免疫がついてきてから徐々に他の家族とか友達のところに連れて行くようにしたの。今は3ヶ月になり、私もだんだんとリラックスできてる感じ。前と同じように人や物事に接することができるようになってきた。
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――子育てを通して学んでいることはある?
子育てから毎日新しいことを学んでる! 優先順位は変わるし、フォーカスすることも子供が生まれる前とは変わるわね。どれだけ自分の人生を良いものにできるか、そして息子の人生を最高なものにできるかに注力するようになる。毎日彼にとって良いママとパパになれるように、何が大事かを考えているわ。子供が生まれる前は何を食べようか、何をしようか、誰と一緒にいようか、なんて自分のことだけを考えてきたけど、今は彼にとって何がベストか先に考える。変化だけど“美しい変化”よ。大げさにとらえないで、人生の中で物事がシフトした、みたいな捉え方をしてるわ。人は変わることを怖がることも多いけど、変化はいいことだと思う。人生は常に変化の繰り返しだと思うの。ちゃんとしたマインドセットでいれば、親になるということで人として成長できるし、ナチュラルにうまくいくはず。
ケリアの母、タミーのグランマライフ
ケリアをはじめ5人の兄弟を育て、今は4人の孫を持つみんなのグランマ、タミー・モニーツ。彼女にも子育てについてプチインタビュー。
――ケリアは小さい頃どんな子供だった?
ケリアはすごく育てやすい、いい子だったわ。みんなのお姉さん役として生まれてきたような。上から2番目の子で、5人兄弟の中で唯一の女の子だったんだけど、弟たちの面倒をよく見てくれて、お姉さんというより小さなママみたいな役割もしてたの。
――モニーツ家の子育てルールは?
夫が子供たちにいつも言っていたことは「世界中どこに行ってもアロハの精神をシェアすることを忘れないように。君たちはモニーツ家を代表するだけじゃなくハワイをも代表しているということを忘れないように」と。
――ケリアの子供も含め、孫がどんどん生まれてどんな気持ち? どんなグランマでいようと思う?
私が育った環境では、グランマ、グランパは人生の柱みたいな存在だった。両親の祖父母は両方ともハワイ日系2世の純日本人だから、おにぎりとかお寿司の作り方を見ながら育ったの。病気の時は看病してくれたし、ハイキングとかいろんなアクティビティに連れて行ってくれた思い出もある。祖父母は私の人生に安定をもたらし、たくさんの愛をくれた。彼らが一生懸命働いてシンプルライフを楽しんでいるのを見て育ってるの。とてもインスパイアされているわ。私も同じように孫たちには色々してあげたい。たくさんの一緒に時間を過ごしたり、ハグしたり、愛してると伝えてあげたいの。みんなはよく「グランマは母親より楽だしいいよ」なんて言うけど、私は5人の母親であることをとても楽しんだ。今は長男に子供が3人、シスター(ケリア)は今1人目だけどもっと子供を産むと思うし、さらに下の子が3人もいるからグランマとしてはまだ始まったばかり。母親というポジションは取って代わることはできないけど、これからどんどん孫が増えていってもっと賑やかになるのがすごく楽しみだわ。