島尻祐子プロが解決!サーファーガールのお悩み相談室!<テクニック編>

サーフィンって楽しいけど難しい。それに車事情とかお金事情とか、ボードの置き場、日やけなど悩みは尽きない。おしゃれで可愛い、スマートなサーファーでいるためにはどうすれいいの? 3回に渡って紹介する2回目は、テクニック編。島尻祐子プロがみんなの悩みを解決します!

CASE #2 サーフィン技術のお悩み
<Surfing Skills編>

Q:ローリングスルー、どうしたらうまくできる?

ローリングスルーはタイミング&勢い!

くるっと水中に潜ったら、ボードを前に突き刺すイメージ。すでに波が崩れた後のホワイトウォーターの時にはパワーが強いので、流されないようにホールドします。波をやり過ごしたら、ボードを表に返した勢いで自分もスライドしてボードに乗る。この時素早く乗らないと次の波にまたやられるので、クイックさが重要です。

Q:ボードが微妙に大きくてドルフィンができない時は?

ノーズをつかんで頭だけドルフィン

ドルフィンできないくらいの微妙なサイズ感のボードの時には“ドルフィンもどき”で乗り切りましょう。サーフボードと一体化するようなイメージで、ノーズをつかんで頭を下げ、頭だけ波をくぐります。少し戻されることもありますがリスクが軽減できます。波が大きい時にはローリングスルーや、後ろに人がいないか確認してボードから降り、波の下に潜るのもあり。

Q:乗り方がどうもダサいんですが……

自分に酔うくらいのサーフィンをしよう

映像や写真で見る自分のライディングって頭で描いているイメージとかけ離れすぎていて、ホラーな時ありますよね(笑)。こういう風に乗りたい、と思うサーファーの映像をたくさん見て、ちょっとやりすぎくらい自分に酔ったサーフィンをしてみてるのがいいと思います。だんだんと自分のスタイルとして確立するはず。

Q:人が多い日はテイクオフが怖い!

自信を持ってテイクオフできる場所へ移動

人に慣れなきゃと思ったり、無理やりテイクオフする必要はありません。安全を優先して、自分が自信を持ってテイクオフできる場所を選んでサーフィンしましょう。長くやっていくうちに人を避けられる自信とスキルが出てくるはず。

Q:ボードの上でうまくバランスがとれない

スタンスが狭いか、重心が高いかも?

足幅を肩幅くらいに広げて、ヒザを曲げて低くキープ。重心が高いとバランスを崩しやすいので、中腰のイメージで。基本姿勢として、頭、腰、くるぶしが一直線になるように意識してください。

Q:ノーズになかなか行けない!

「行く」のではなく、ボードを後ろに「送る」

前に行こう行こうと思いすぎているのかもしれません。実際のノーズライドは、自分のいる場所自体はそんなに動いていなくて、ボードが前後しているようなイメージです。また、今乗っているボードも再度見直してみてください。ノーズに行きやすいボードと行きにくいボードがあるので注意して。

Q:波の見極めがうまくできない!

波によく乗る人を観察してみて

波をうまくキャッチしている人がいたら、どういう波をピックアップしてどんな場所から乗るのか、近くで観察しましょう。あとは場数を踏むこと。どんどん乗って、乗りやすい波、場所を自分で確かめていくと、自然と分かるようになる。


illustrasion : Aki Ishibashi text : Alice Kazama

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