好きになる理由がある。環境に優しいレイングッズ【前編】

雨が降る日って、なんだかユーウツ。せっかくのお出かけも、雨ってだけでとっても残念な気持ちになってしまう。だったらそんな日の楽しみを作ってみるのもいいかも。今回前編と後編に分けて紹介するのは、雨だからこそ楽しめるレイングッズ。きっとあなたも好きになってしまう理由があるものを厳選しました。雨の日が待ち遠しくなってしまう、お気に入りが見つかりますように。


史上最高レベルでサステイナブルだから」

ステラ マッカートニー×ハンター ブーツ¥62.700/ステラ マッカートニー(ステラ マッカートニー カスタマーサービス)

こちらはハンターの定番レインブーツ……と思いきや、ソールとトレッドがどこか特徴的。実はこれ、“サステイナビリティ”がポリシーの「ステラマッカートニー」と「ハンター」のコラボ作。写真では見えないけれど、おなじみの「HUNTER」ロゴも今回のコラボで「STELLA」にチェンジ。通常は何も書かれていないプルストラップにも。
そしてこのブーツ、なんと素材の製造までもがサステイナブル。この素材に使われている天然ゴムを作るうえで徹底的に管理されていることがある。それは、ゴムの木を栽培するために熱帯雨林が破壊されないこと、その労働者と地域社会に対し、保護と福祉が保障されていること。ファッションに関わる人の人権と地球環境保護をポリシーに掲げる両者らしいプロダクトだ。
そんな両者がコラボしたこのレインブーツは、もしかしたら史上最高にサステイナブルと言っていいかもしれない。環境に最大限配慮しながらも、この美しい仕上がり……。お見事! の一言。

「〇〇〇を再利用して作られたレインブーツだから」

Panto全天候型防水ブーツ¥13.200/チル(チル・ジャパン)

サステイナブルな履きものといえば、こちらも見過ごせない。環境に配慮した商品の研究・開発を行う「チル」のレインブーツ。さて、このブーツ、あるサステイナブルな原料で作られているのだけれど、なんでしょう。
正解は……コーヒー! 実はアッパーからソール、糸まで丸ごと、15杯分をリサイクルしたコーヒーかすのオリジナル素材からできている。コーヒーが持つ消臭・除湿効果はそのままシューズの特徴にも生かされていて、雨の日の靴のにおいや蒸れを解消。一般的なレインブーツよりも軽量で、洗濯機で丸洗いできる(!)ので、アクティブに過ごしたい雨の日や、野外イベントなどでも重宝しそう。

片足およそ230gとスニーカー並みの軽さ

世界のコーヒー消費量は年間約8500億杯で、捨てられているコーヒーかすは年間約2500万トン。温室効果の高いメタンガスを生成し、環境に悪影響をもたらしている。チルでは、コーヒー業者から廃棄予定だったコーヒーかすを回収し、独自の技術でコーヒーかすを練り合わせレインブーツの素材に変えているのだそう。機能性も申し分なく、環境にも優しいこんなブーツは雨の日でなくても履いていたい。

今回紹介したのは、それぞれにストーリーのある2足のレインブーツ。【後編】では傘とジャケットを取り上げるので、こちらにも乞うご期待を!

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