
体を温め血流を改善することが、体の健康やあらゆる美容につながると話す石原先生。前回の「お風呂編」に続いて、今回は体を冷やさない食べ方について聞いた。
何より大事なのは“空腹の時間を作ること”
食べないと体温が下がってしまうのでは? と思われることが多いが、食べすぎると血液は消化吸収のため胃腸に集中し、ほかの部位に流れにくくなるため体は冷えてしまう。空腹の時間を作ることで内臓が休まり、血行不良を改善してくれるのだ。

どうしても小腹が空いてしまったら、体が温まるものを積極的に取り入れたい。チョコレートやココアにはポリフェノールが含まれており、血管の機能を高めてくれるほか、脳を覚醒してくれるので作業効率もアップする。ただし糖分の低いピュアココアや、ダークチョコレートを選ぶようにしよう。
そのほか、黒砂糖やプルーンなども血糖値がすぐに上がるので空腹感からくるドカ食いを抑えられるうえ、ミネラルも豊富に含まれているので一石二鳥だ。
体を温めるおやつ ・ココア ・チョコレート ・黒糖、黒砂糖 ・ドライフルーツ ・ナッツ …etc |
温めパワーフードを摂ろう
体を温める代表的な食べものといえば生姜だが、実は生姜は漢方薬の約7割に入っているスーパー食材。血行を促進し体を温める効果があるほか、ビタミン・ミネラル類と抗酸化物質が豊富なので、美肌やアンチエイジングにも効果的。
さらに積極的に摂ってほしいのは小豆。アントシアニンという成分で血液をサラサラにし体を温めてくれ、鉄分や食物繊維も豊富なので肌荒れやお通じの改善にもひと役買ってくれる。

そして手軽さでいえばハーブティーがおすすめ。体を温めるスパイスなどが配合されていて、体を冷やすカフェインが含まれないものがベスト。
写真のハーブティーは「イングリッシュティーショップ」のチャイティー。生姜やシナモン、ターメリックなど、体を温める8種のスパイスが絶妙なバランスで配合されている。スッキリしているのにコクが深く、ストレートでも、ミルクやシュガーと合わせても美味しく頂ける。
そのほかにも体を温める食品はさまざま。選ぶ基準としては、色が濃いものや、寒い地域で採れるものには果物でも体が温まるものが多いので参考にしてみて(リスト参照)。
赤、黒、橙色など色の濃いもの ・そば ・玄米 ・赤身の魚類 ・納豆 ・味噌、醤油 ・にんじん、ごぼうなどの根菜類 北で取れる果物 ・りんご ・さくらんぼ ・ぶどう ・プルーン …etc |
こういった食べ方をはじめ、体を冷やさないもの選びや行動を習慣づけることが、自分の体調や肌悩みの改善につながってくるだろう。
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