koyoiオーナー 石根友理恵さんの“オフスイッチ”の入れ方。大人のチルタイムとは?

アルコール度数3%中心の低アルコール、ナチュラル製法のクラフトカクテルを提供しているブランド、koyoi。まるでBARで味わっているかのような、複雑で調和のとれたカクテルなのに、アルコール度数は低め。保存料、人工甘味料、着色料は一切不使用で、多種多様なフルーツやハーブを使用しているからこそ、身体に優しい心地よいチルタイムを楽しめると人気に火がついている。

そんな、女性心をくすぐるリッチなクラフトカクテルの生みの親でもある石根友理恵さん、昼は低アルコールカクテルをつくる社長でありながら、夜は一児のお母さん。多忙な彼女が大切にしているのは“オフスイッチ”を入れること。切り替え上手な石根さんに、リラックス時間を作るための心の在り方を聞いてみた。

koyoiフルラインナップ

ーkoyoiを立ち上げようと思ったきっかけはなんですか?

ブランドのミッションは“ココロが満たされ、カラダにもやさしいお酒の楽しみをつくる”こと。お酒は人間の歴史の側に欠かさずあり、喜びを提供したり、人と人の絆をつくる、幸せなアイテムだと思っています。

私もお酒が大好きだから、なくてはならない存在。一方で、昨今アルコールによる健康面や精神面の被害は絶えません。私の父もアルコール依存気味で、それが一つの要因となり若くして亡くなってしまいました。

その経験があり「お酒のメリットを享受しながら、より安心安全に嗜む方法はなんだろう?」と考え、その答えの一つが、低アルコールで飲みやすく、ナチュラル製法で作ることでした。お酒の弱い方も含めた、誰もが正しく幸せなアルコールライフを楽しめる仕掛けをたくさん作っていきたいと思ったからです。

ー子育てしながら、会社を立ち上げる際の苦労や乗り越え方を教えてください

そもそも社会人になって数年で子供を授かったので、そこからの一つの想いが“思いっきり仕事をしながら子育てする!”でした。そのために動いているというのは、心地いい時間。充実しているのを噛みしめる面が多いです。

ただ、時間のやりくりは大変なので、スケジュールを習慣化する、家電に頼るなど工夫をして乗り切ろうとしています。人間、意思決定を迷うことが一番時間を要するので、最近は1週間分の着る服までスケジュールにいれて、3日分くらい用意しておくくらいの管理もしていますね(笑)

会社の経営が苦しいときは多々あります。毎日のように谷が訪れるので、精神面で折れないことが最も大切。日常から行っているのは“マンダラチャート”。真ん中に目標を書き、その周りに目標を達成するために必要なこと、更にその周辺に必要なことのために日常で行うことを書くんです。私はこれを印刷して家の至るところに貼り、朝起きたらまず復唱しています。

ーオフへの切り替えや、リフレッシュ時間に大切にしているものとは

オフの切り替えは、仕事から帰り子どもを迎えに行った19時からと決めています。家に帰る=子供と過ごす時間。社員にも「19時以降はレスできない! ごめん!」と日頃から伝えています。私からのレスもないので、社員も結果的に夕方以降はオフ。夜中まで働くスタイルは効率が下がると思っているので、いい循環になっていると感じています。

日常で疲れたときのリフレッシュは、やっぱり晩酌ですね。お酒が好きなので、ディナータイムは子どもはジュース、私はお酒で乾杯するのがささやかな幸せ。

他には、週一欠かさず通うサウナです。サウナで整うと脳がリフレッシュされて、新たな自分になれるので「また1週間頑張ろう!」というエネルギーが生まれてきます。サウナが好きすぎて、koyoiでサウナ後にのむ“TOTONOI”という種類を作ったくらいハマっています!

ーお酒を飲んでいて幸せだと感じた瞬間は?

一番最近の出来事でいうと、私の誕生日に娘とスーパーで買い物をしていると、娘が精一杯お手伝いをして貯めた500円玉を握りしめて「ママのお誕生日に好きなお酒を買ってあげる! 好きなものを選んでね!」と目をきらきら輝かせて言ってくれたんです。

よく量販店で売っているアルコール度数の低い缶を選び、娘がお小遣いから買ってくれました。はじめてお小遣いから買い物した娘は誇らしげに「ママ、お誕生日おめでとう!」と一言。家に帰り、お酒とジュースで乾杯しました。その瞬間がものすごい幸せで。

お酒の思い出って、商品の味はもちろんなのですが、誰と飲むか、どういうシーンかも重要だと思います。koyoiは、一つひとつの種類に「お酒を片手に過ごしたい瞬間」のテーマを決めてレシピやレベルを作っています。

そんな大切にしていたことは間違いではなかったし、やっぱり味と同じくらい重要だと改めて実感できました。誕生日のシーンは、私にとって一生忘れない大切なお酒のエピソードになり、今もその缶は我が家の宝物です。

ー石根さんがおすすめするフレーバーを教えてください

koyoiは現在16種類、それぞれ個性の違う多種多様な味わいです。先程お話しした通り、シーンごとに選べるのも楽しみの一つなので、ぜひそこからチョイスしてみてほしいのですが……。

これからのシーズンだと、クリスマスに合わせた新作、いちごの贅沢濃厚カクテル“ストロベリーホリディ”がおすすめです! ブランデーをベースに、いちごの甘酸っぱさを存分に楽しめる、BARのフレッシュカクテルを飲むような大人の味わいです。デザートのような感覚で、大切な人や家族、友人などと心温まる時間のお供に選んでいただきたいです。

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