
世界でも有数のハードな波が立つ「シカテラビーチ」を有するメキシコのプエルトエスコンディード。世界を旅するフォトグラファーNachosさんが選んだ今回の旅先だ。
意外にもアクセスはそれほど悪くなく、小さなPEM空港からクルマで20分ほど。クリアな海に陽気な人々、灼熱の太陽と目に飛び込んでくるカラフルな世界。



メインポイントの横には未だに舗装されていない道があり、そこを裸足で歩くサーファーの傍らに洒落たカフェが立ち並んでいる。
昔と今が混在しているような、小さくて不思議なビーチタウン「ラ・プンタ」だ。シカテラビーチ最南端のこの町に到達するスウェルは緩やかで、レベルを問わず多くのサーファーに愛されている。


朝は絞りたてのジュースを飲み、サーフィン後はぶらぶらと町を散策。人気のヘルシータコスを食べながらおしゃべりに興じ、買い物をするかビーチでリラックスするかは気分次第。
水平線に沈んでいく真っ赤な夕陽を眺めるための特別席は誰にでも用意されている。辺りが暗くなればビーチ沿いにぽつぽつと灯りがともり、バーでラテンの音楽に身体をゆらしながら1日を締めくくる。


世界には楽園と呼ばれる場所が存在するけれど、きっとここがそのうちのひとつ。どこからか様々な人種が集まり、この土地と交わりながら豊かなカルチャーが生まれている。
「今の生活が最高に幸せ。今後も変わらないならもっと幸せ」。この場所で出会った人々がみんな口を揃えてこう言うのが印象的だった。
プエルトエスコンディードには何か特別な魔法がかかっているのかもしれない。
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