
世界中の波を追いかけながら、新たな旅へ出る準備は常に出来ているマディソン・ジュン。海の近くにいれればそれだけで幸せ、そんなピュアな心を持つ彼女のライフストーリーをお届けします。
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あなたのことについて教えて
生まれ育ちはアメリカのサウスカロライナ。大学の時から休みがある度に旅に出ていて、行く先々の文化や生活を体験することが私のモチベーションになっていた。ここ2年間、世界各地のサーフスポットのハイシーズンを狙って旅をしていたら、いつの間にかこれが私のライフスタイルになっていた。
これといった一つの仕事はしていなくて、写真やアート、ベビーシッターの仕事など、依頼があればどんな仕事でもやっている。今年の初めにインドネシアに行った時はシェイパーと出会い、彼らの撮影やSNSマーケティングを手伝うためにメンタワイに一緒に行ったり、世界を船で旅している家族に同行して撮影や船の上での手伝いをしながらフランス領ポリネシアに行ったりもした。船での旅は収入はなかったけど、それと同時に旅にかかるお金は一切なかったから、とても良い経験になったと思う。
サーフィンとの出合い
サーフィンを始めたのは11歳くらいの頃、地元のサウスカロライナで。本格的にやり始めたのは15歳の頃。それからアメリカ西海岸によくサーフィンをしに行くようになり、ときにはメキシコまで下っていったわ。


お気に入りのボードは9’2”のシングルフィンだけど、世界中の波でサーフィンするようになってから、もっとバラエティのあるボードに乗りたくなった。今までショートボードにはあまり挑戦してこなかったけど、ここ数年6’2”のTrimcraftっていうブランドのボードにハマってるわ。
今まで行った国でお気に入りはニュージーランドとバリ。ニュージーランドは自然がどこよりも美しくて、インドネシアは人々の優しさがいつも心に触れる。次に行きたい場所は、南アフリカのケープタウンとチリ。



海、自然との関係を言葉にするなら?
私にとって毎日自然の中で時間を過ごすことは欠かせない。ボートで生活していた時、毎日起きてすぐ海にジャンプして、海に囲まれて生活することがどれほど自分自身に良い影響を及ぼすか体験した。私にとって海で過ごす時間は、金銭的、物質的な豊かさよりもっと大事だし、これから色んな決断をしていく中で海、自然の近くにいることを最優先していきたいわ。


多くの時間を旅に費やしているマディソン。旅する中でぶつかった困難やストレスフルな状況はあった?
数えきれないほどあった。多くの人は私がSNSに投稿する写真を見て、「また素敵な場所に行ってる、最高な人生を送っている」と言ってくれることが多いけど、私は旅をする中で人生の最高な場面にも最悪な場面にもどちらにも遭遇したし、これからもそうだと思う。
メンタワイにいた時は、波は最高でパラダイスのような場所だったけど、島はとてもリモートなエリアにあるから必要なものを手に入れるのに最低でも2週間はかかるし、まともなトイレがないまま数ヶ月生活していた。病気や怪我をしても病院がないからサーフィンするときはいつも以上に気をつけないといけない。それが旅の面白さでもあって、“どんなことが起きても全ては流れに乗って上手くいく”っていうモチベーションでいることを学んだ。
これから何か新しいことを始めたい人々へのアドバイス
頭の中で考えれば考えるほど、新しいことを始めることに対する不安や恐怖心は大きくなる。だから始める前には、あまり深く考えないようにすること。始めてみたら意外と考えてたような不安はなくなるし、行動しているから自然と勇気やモチベーションが出てくる。あとは日々の生活の中で、心地よい環境から抜け出す癖をつけるのもいいと思う。

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