愛おしき、メキシコ・プエルトで出会ったサーフガールたちvol.2

世界を旅するフォトグラファーNachosさんが旅したメキシコ・プエルトエスコンディード。

魔法のサーフタウンと呼ばれるこの街で出会った女性たちは、この海のある小さな町での素朴な暮らしに満足しているように見えた。そんな女性たちの暮らしを3回に分けてご紹介する。


「育った海を眺めながらコーヒーをサーブする幸せ」レイラ・タケダ

 日本とメキシコにルーツを持つレイラ。プロとしてメキシコ代表に選ばれるほどの実力を持つサーファーで、幼い頃から慣れ親しんだシカテラのビッグウェーブに突っ込む勇敢な姿もここでは日常の光景となっている。

そんな彼女が最近地元のプエルトエスコンディードにコーヒーショップ『Leilaʼs Collectiveをオープンさせた。

小さい時からサーフィン中心の生活で、大会にも情熱を見出せなくなってきた頃コーヒーに出合い、気がつけば夢中に。次第に生まれ育った大好きな海の前で自分のお店を開いてみたい、そう思うようになった。

カフェからはシカテラの海と波が見える。朝、友人から「波どう?」とメッセージがくることもしばしば。

「みんな海に入る前にここに来て、コーヒーを飲んだら着替えてサーフィンしに行くの。で、海から上がったらまた戻ってくる」。

波のある日にはローカルサーファーや友人の笑い声がお店に響き渡る、グッドバイブスな溜まり場となっていた。

こだわりのコーヒーと共にお店で販売しているのは、友人のブランドを中心にレイラが集めたセレクトグッズ。親友のマリアと立ち上げたビキニブランドもカラフルに陳列されている。

ここでは大量仕入れも安売りもしない。心のこもったアイテムばかりだから、みんなにきちんと利益が回るように心がけている。

「いま、とっても楽しい!」そう言うレイラ。今日も美しくもワイルドな波を眺めながらコーヒーを提供している。

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