スペシャルコラム「Endless Waves」#26_美食と良い波の街 バスク②


バスクにはスペインバスクとフランスバスクがあるけれど、言葉はどちらも同じバスク語。

でも、スペインからフランスバスクへの国境を超えるとすぐに、読み方がわかりにくいフランス語の地名の標識に変わり、すれ違う人たちの着こなしも、街全体の雰囲気もスペイン側とは全く違う雰囲気を醸し出している。
コーヒー1杯の値段もスペインの倍くらいになるほど物価も変わる。
建物も白壁に赤い屋根、連なる同サイズの窓など統一感があり、さりげなく品も漂っている。
隣同士の国なのに、こんなにも変わるのかと感心するほどだ。
パンデミック中には、パリからフランスバスクへ移住する人が多かったそうだ。
海が近くにあるので居心地が良いし、パリで出会うフランス人よりもフレンドリーな印象。
私ももしフランスに住むなら、迷わずこの街に決めると思う。

そしてもちろんフランスバスクにもたくさんのサーフスポットがある。
フランスっぽいと感じたのは、ある日ビッグウェーブで有名なゲタリーの沖で、大きな波が割れていた日のこと。
その様子を一目見ようと陸から見えるスポットへ行くと、そこにはワインを片手にサーファーを見守る人がいた。
同じバスクでも文化やセンスが異なるため、その違いが面白い。

写真はゲタリーの隣のビアリッツにあるサーフポイント。
ジグザグの長い階段を降りると、ロングボード向きのゆるい波がブレイクするビーチにたどり着く。
階段が長いので、サーフィン後はちょっと大変だな〜と思うけれど、そんなことを忘れるくらい波の良い場所だ。

残念ながらフランスバスクではタイミングが合わず、まだサーフィンをしたことがないけれど、また行く機会があればぜひこのポイントでサーフィンをしてみたいと思う。

もしバスクに行く機会があれば、スペインバスクとフランスバスクのどちらも訪れてみて欲しい。

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スペシャルコラム「Endless Waves」#25_美食と良い波の街 バスク①

前回に引き続き、これからは数回に分けて私の好きなサーフポイントについて書こうと思う。海外でサーフィンと言えばカリフォルニアやハワイが一般的なイメージだと思うけれど、ヨーロッパにもサーフポイントはたくさんある。

スペシャルコラム「Endless Waves」#24_やっぱり旅が好き

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スペシャルコラム「Endless Waves」#23_毎日を少しだけ楽しくする方法

本格的なインスタデトックスは、3週間ほどで幕を閉じた。何か告知したりするのにはやっぱり便利なインスタグラム。インスタのよくないところをあげればキリがないけれど、それががあることで何かと便利だったりするのも事実。

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