
東京・自由が丘にある「MINIMAL MAAT(ミニマルマート)」。
ここは“じぶんの価値はじぶんでつくる”をテーマに、美容室、カフェ、セレクトショップがシームレスに繋がる日本初のスクランブルサロン。
ヘアサロンと聞くと、ヘアケアのためだけに訪れるイメージがあるが、ここではヘアサロンの新しい形態として、仕事終わりや休日の過ごし方の新しい選択肢を与えてくれる。
そんなスクランブルサロンについて今回はオーナであり、世界中を旅するように働く美容師の丸山裕太さんにインタビュー。スクランブルサロンの過ごし方について聞いてみた。
ミニマルマートではどんな一日が過ごせる?

選択肢が多いからこそ、どんな一日を過ごせるのかが気になるところ。
実際に訪れた際のミニマルマートの楽しみ方を教えてもらった。
「ミニマルマートでは、どう過ごすかは自分次第。気持ちに素直になって、自由な時間を過ごしてもらえればと考えています。
カフェでは、オーガニックでヘルシーなメニューがラインナップ。コーヒーやスイーツを楽しむことができます。
そして、ヘアサロンでは、カットしながらクラフトビールやナチュールワインを嗜める。もちろん、淹れたてのコーヒーをオーダーすることだってできるんです。
そして、施術中はライフスタイルのお話をする機会が多い。だからこそ、一人一人にぴったりなセレクトアイテムのご紹介をしています。
その人のスタイルに合わせて、セレクトした本や、アップサイクルのアート、ヘアメイクが手がけたヘアアクセを紹介。これもスタイリングの一部だから。
ぜひ、見た目を美しく整えるだけでなく、心も癒されて。リラックスするご褒美的な一日を自分に作ってあげてください」
スクランブルサロンを立ち上げたきっかけ

日本で初のシームレスなヘアサロン。一歩踏み入れると、まるで海外のヘアサロンのような自由な空間。
コーヒーを楽しんだり、ときにはお酒を嗜んだり……。見た目のケアだけでなく内側から豊かにしてくれそう。
どうしてこの形態のサロンを立ち上げようと思ったのでしょうか?
「ボランティア活動でカンボジアに訪れた際、マーケットの中の美容室に立ち寄りました。
マーケットには洋服屋、精肉店、美容室、カフェ、飲食店などが混ざり合っているのですが、そこに美容室を利用中のお客さんが出向いて行ったんです。
例えば、カラー剤をつけ終わった後、買い物に出かける。ふらりと飲食店でご飯を買って食べるなど。その姿が新鮮で、とっても魅力的に感じました。
しかも、そのお店の店員さんがいなかった場合、美容室の店員さんが代わりに販売。そして、売り上げのバックを少しもらうというビジネスシステムで、みんな自由に働く姿もまさに理想的。
そんな形を日本でも叶えたい。お客様も働く側も自由で心地よく、満足度の高い空間を作り上げたいと思い、立ち上げました」
一人一人に合わせた丁寧なカウンセリング

オーガニック、ナチュラル、サスティナブルといったものを中心にセレクトしているミニマルマート。
中でもよりコアな人気のあるヴィーガンヘアケアについて聞いてみた。
「ヴィーガン処方を希望される方も多くいらっしゃいます。そういったニーズにも寄り添ったカウンセリングも大切な時間。
一言でヴィーガンと言っても、どんな意識をしているのかは人それぞれ。
環境に配慮してのヴィーガンなのか、動物保護のためのヴィーガンなのか。そこで、その人のライフスタイルが見えてきます。
使用する前には、どうゆう成分が配合されているのか、どういう背景で作られているのか、アイテムを提案も欠かしません。
このカウンセリングは、他のヘアサロンとの大きな違いかもしれないですね」
エシカルな輪を広げたい
「ヘアサロンのプロダクトはもちろん、カフェやセレクトショップの商品も、サスティナブルなコンセプトを大切にしているものばかり。
なので、今後はエシカルな輪をヘアサロン、カフェ、展示スペースで、よりフラットに楽しめるように広げていきたいと思っています。
ブランドやアーティストとコラボしたイベントやポップアップなどを予定しているので、ぜひ気軽に立ち寄ってみてください。
ライフスタイルが今より豊かになる発見がきっとありますよ」
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