池内博之さんがどっぷりハマる、趣味としての“農”とは


忙しく俳優業をこなす傍ら、週に一度は畑に足を運ぶ池内博之さん。自身のYouTubeやSNSで畑の様子や野菜の成長記録を発信している。趣味として農の世界にハマっているのだ。

「元々は5年ほど前に友人に誘われて、都内のシェア畑を一緒に借りたのがきっかけ。畑には農家の方も来ていて、野菜の作り方を教えてくれたりして、次第にその面白さにハマっていきましたね」。

取材時(8月)育てていたのはトマト、エゴマ、ししとう、パプリカ、ズッキーニ。池内さんが一番好きなのはトマト。採れる季節を逆算して育てる野菜を決めているそう

しかしその後一緒に野菜作りをしていた友人が辞めてしまい、池内さんは神奈川県三浦半島エリアの高台にあるシェア畑に移動した。

「今の畑に移ってきてちょうど2年くらいですね。この場所を選んだのは、その頃ちょうどコロナ禍で、大きい場所で本格的に畑をやりたかったという気持ちもありましたし、何よりここの環境がすごく好きで。緑が豊かで海も近いし、高台なので眺めがいい。風通しも良くって気持ちがいいんです」

池内さんは畑作業をするときも自分の好きなカラーの服を着る。「あとはなるべく動きやすい格好っていうのと、虫に刺されないように長ズボンは必須ですね」

池内さんの野菜作りは基本的に独学。畑で知り合った人々と情報交換をしたり、YouTubeを観て実際に試しているそう。

「たくさんの人に話を聞きますが、それぞれ違うやり方があって、正解がないなって。だからとりあえず良さそうな方法があったら試しています。するとちゃんと成果が出たり、逆に失敗したり。今年は実験的に自然農法的な感じであえて手を加えずに、雑草とかも取りすぎないようにしていたんですけど、それがあんまり良くなかったみたい。

でもこういう経験も野菜作りのおもしろさのひとつですね。うまく収穫できたときはやっぱりうれしい。久々に畑に来てたくさん実が成っていたりすると輝いて見えます(笑)」

試行錯誤する過程が楽しいと語る池内さんは、野菜作りを通して、自身の学びになったことも多いと言う。 

「スーパーに行けば野菜って買えちゃうし、これまでは何も思ったことはなかったけれど、苦労して育てたものは食べるときにありがたみを感じますね。野菜って簡単には育たないし、自然災害とか自分じゃどうにもならないこともあるから、これを職業にしている農家さんは本当にすごい。

苦労して収穫した分、野菜ってごちそうだなって思えるし、ありがたく頂こうっていう気持ちが生まれます。今後もっとしっかり安定して野菜が採れるようになったら、人に提供できる場を作れたらいいなと思います」

 そんな池内さんに、これから野菜作りを始めようと思っている人が持つべき心構えを聞くと、「いや、もう全然構えずに、とりあえず始めちゃうことをおすすめします!(笑)。

うまくいくときも失敗するときもありますけど、僕は色々やってるうちに夢中になっちゃいました。野菜や土と向き合っているうちに、気づいたらきっとエンジョイしているはずですから」。

畑作業に必須な道具たち。エプロンやハサミ、メジャーに野菜の名前を書くための札など

▲上に戻る


佐田真由美さんが畑づくりを楽しむ理由とは|特集:地球とつながる農のある暮らし

緑が育ち、実となり喜びを感じる。収穫したものを頂き、自然の恵みに感謝する……。幸せが循環する“農のある暮らし”を実践する3人に密着したこの特集。第一弾は佐田真由美さんに話を聞いた。

栗山遥さんの3つの温活習慣|特集:ココロと体を温める9つのこと

体を温めることは血流を改善し、健康と美容につながる最強の方法。医師の石原新菜先生の教えを基に、体にやさしく心地の良い温かさを実現する方法をお伝えしてきた。ここからは実際に温活を実践している、素敵な6人のメソッドをご紹介する。

1分でできる、体が温まる3つの習慣|特集:ココロと体を温める9つのこと

風邪や冷え性、冬の乾燥肌などだけではなく、体を温め血流を改善することが、あらゆる美容につながると話す石原先生。今回は1分もあればできる簡単な「セルフケア」の方法を聞いた。

SHARE