
International Women’s Day
NYで婦人参政権を求めたデモを受けて、国連が毎年3月8日を「国際女性デー」として制定した記念すべき日。
誰かが決めた“当たり前”に慣れてしまい、忘れがちな女性の自由や平等。私たちの生き方ついて考える日だからこそ、しっかり向き合っていきたい。
今回は“私らしさ”にフォーカス。ジェンダーを乗り越えた女性のストーリーや、“がんばりすぎない”練習法、育児・家事・趣味・仕事バランスの取り方などをご紹介。
「海でのジェンダーのハンデを乗り越えて」
ーRamee Athiya Junprasert

レミーがここカオラックでサーフィンを始めた4〜5年前、当時女性サーファーの数はわずか5人程度だった。
白い肌が美しいという固定観念を社会に押し付けられてきたタイの女性たちにとって、サーフィンはメジャーに受け入れられるスポーツではなかった。
さらに男性が多い海では女性というだけで辛く当たられることも何度かあったという。
「コンテストを通じて強くなれた。意地の悪いことをしてくる男の子たちには言葉で言い返さなくても、自分のスタイルを通して、スキルで示せばいいとわかったの」
サーフィンに性別は関係なく、誰もが平等に楽しむべきということを努力と成果で見せてくれた。
「悲しみを乗り越え、再生したタイ・カオラック。そこで出会った2人のサーファー」記事の続きはこちらから!
「女性たちへ送る“がんばりすぎない”練習」
ーサントーシマ香

「日本のジェンダーバランスは先進国のなかで最低です。不平等な社会環境の中で身体の声を聞く余裕もなく頑張り続けている人も多いのかな。
そして、他者をケアする役割を担いがちで、“感情労働”みたいなことを全方位に向けて疲れてしまう。もっと自分を大事にしていいのだと思います」
そんなサントーシマさんが提案するのは、単にカラダの不調を直すためだけではなく、「カラダを意識するきっかけ」としてのヨガ。
人が家庭的、社会的ストレスを受けると身体に防衛反応が起こる。
本来は身体にとって自然で必要な反応なのに、その状態が解除できずに続くと、コンディションを崩すことも。
でも実はこの人間の「警戒モード」は、呼吸を通じて身体の内側から調節できるそう。
息を吸うとたくさんの臓器に影響する迷走神経のブレーキが外れ、車がスピードアップするかのように心拍数が上がる。危機にも対応できるよう身体を緊張させるためだ。
逆に息を吐いている間は迷走神経のブレーキが踏み込まれ、心拍数を下げることで警戒を解きリラクゼーションできる。
ヨガ中はもちろん、普段からゆっくりと息を吐けるようになれば毎日が少し楽になるかもしれない。
「ヨガの呼吸で気づく「本当の心の声」とは?」記事の続きはこちらから!
「心地いいライフバランス ~子育て、お店、ときどき海~」
ーRyobay

結婚、妊娠、出産、キャリア、家事、趣味などたくさんのものを抱えたプロサーファーRyobayさん。
彼女が経験を通して感じてきたものは、多くの女性の未来に希望と安心感を与えてくれるものだった。
「第一子を妊娠したとき、サーフィンと離れるのは不思議と怖くなかった。
周りを見てると、復帰したときに波に乗れなくなってたらどうしよう、とか不安がある人が多いみたい。だけど、妊娠・出産にはそれ以上のものあるから絶対大丈夫。
そして、忘れられないのが妊娠中のサーフィン。安定期に入ったある日、気候も天気も波も小波で穏やかだったの。
今日やってみようかなって感覚でウェット着てみたらギリギリ入ったから(笑)。
ニーパドルで沖まで出て、ただ立ってスーッて滑ってるだけなんだけど、自分ひとりじゃないから重みも加わるし安心感・安定感、2人一緒の幸福感がすごかった。
重みがサーフボードにも伝わって、これまでにないグライド感も味わえて。ひとりでヒュー! とか言っちゃって(笑)。最高だったな。
でも、やっぱり子供がいると、そんなにすぐにマイペースは戻ってこないのも事実。
下の子が2歳になって、やっと自分のペースと、育児・家事・サーフィン・仕事のバランスをを取り戻せた感じ。
でも、これは私の体験談。社会に出たいと思う人もいれば子育てだけしていたい人、それぞれいると思う。
なんとなく自分の役割が見えていたほうが、自分らしさを取り戻せるんじゃないかな。
忙しい日々の中だと見失いがち。自分らしさを大切にしていて生きていきたいね」
「日本を代表するスタイルサーファーRyobayの心地いいライフバランス」記事の続きはこちら!
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