タイの離島“タオ島”で体験した、自然をリスペクトした暮らし

Thai Sustainable Living

世界中を分け隔てなく結びつけてくれている海。そんな愛に溢れた場所は私たちのふるまいによって美しく保つこともできれば、壊すこともできる。

尊い命や母なる大地の恵みに、感謝を示すため日々できるエシカルなことはなんだろう。

タオ島で開催されたイベントは、目指すべき道を教えてくれた。


バンコクからサムイ島へ移動し、そこからフェリーに乗り継ぐことで辿り着く小さな離島、タオ島。ここは美しい海を求め、世界中からダイバーが集う自然豊かな楽園。

タオ島が美しさを保てている理由は、島全体でサステイナブルに取り組んでいるから。

そんな島を守るアイデアや、レスポンシブル・ツーリズム(責任ある観光)を外へ繋げるべく「World Oceans Day “Spot light Koh Tao”」が開催。

サンゴ礁の回復活動や、ココナッツの葉で作るフィッシュアグリゲーション(人工浮魚礁)、ココナッツの殻を使用したボタニカ
ルダイ、エコフレンドリーな洗剤作り、割れたガラスを使ったジュエリー制作など、実際の活動をワークショップとして観光客も体験できるイベントになっていた。

主催者のラムルック・アッサバシンさんは島の取り組みについてこう語る。

「タオ島では15年程前から環境に配慮する生活を強く心がけています。それは、変わりゆく海を美しいまま、多くのダイバーに見て欲しいと地元の島民達が願ったから。

学校ではゼロ・ウェイストを教えるプログラムがあり、その授業を受けた子供達は、リサイクルや生活排水へ配慮して育ちます。

そして、大人になり環境保護の仕事に携わってくれる子を見ると、長年の成果を感じることができました。

いますぐ全て改善はできないけれど、少しずつ取り組むことが、美しい地球を保つために必要なことだと思うんです」

タオ島で感じたのは、次世代へと美しさのバトンを繋げる大切さだった。

環境保全イベント「Spotlight Koh Tao 2023」は今年も開催! 4月3日(月)~9日(日)まで、サンゴ礁の回復にまつわる活動や、エシカルなワークショップなどを、タイ・タオ島の現地で体感できるイベントとなっている。

世界の環境問題を楽しく学ぶ機会をぜひチェックしてみて。


アフターサーフに立ち寄りたい、気分が上がるタイ・カオラックのストア

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