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  • HONEY LEARNS TO SURF 〜13 FALLING〜 | アーティスト Robin Laneiコミック連載

    HONEY LEARNS TO SURF 〜13 FALLING〜 | アーティスト Robin Laneiコミック連載

    Robin Lanei ×HONEYのコラボコミック企画第13回。
    オリジナルキャラクターHONEYちゃんがサーフィンを始め、
    成長していくストーリーを毎週火曜日にお届けしています。
    今回の話は、波から降りるときはどうするの?


    HONEY LEARNS TO SURF 〜13 FALLING〜

    #1
    HONEY:ねえ! 止まれないんだけど!どうやって止めたらいいの!?

    #2
    SURFBOARD:実は、落ちなきゃいけなんだ……
    HONEY:え、うそでしょ?
    SURFBOARD:ボードに立ってる状態でも、海に落ちなきゃいけなんだよ。慣れだよHONEY! いくつか覚えておかなきゃいけないことを教えるね。

    #3
    SURFBOARD:気をつけて!!! 水深が浅いときにはボードから飛び降りちゃダメだよ。足首を痛めちゃうからね。
    -いたた!(カニ)

    #4
    SURFBOARD:これはもっとダメ。
    -あらら!(魚)
    -気をつけて!(魚)
    -いい子だったよ彼女…(カニ)
    -ウケる(ヒトデ)

    #5
    SURFBOARD:できれば、ホワイトウォーターに背中から落ちてね。ヒトデみたいな感じで!
    HONEY:ふわふわだぁ。

    #6
    SURFBOARD:落ちたら頭を守るのを忘れないでね。念のため。

    #7
    SURFBOARD:あと一番大事なのは、パニックにならないこと!
    HONEY:パニックだ〜!
    SURFBOARD:立つんだHONEY!

    #8
    HONEY:あら。
    SURFBOARD:早く、ボードをつかんで! 次の波が来るよ!

    #9
    SURFBOARD:ボードをぐるっと回して! ノーズを水平線に向けて。できてるね!
    HONEY:落ちるのってそんなに悪いもんじゃないね。さ、もう1本乗ろう!
    SURFBOARD:そうこなくっちゃHONEY!


    Robin Lanei(ロビン・ラネイ)
    メキシコとカリフォルニアを拠点に活動するアーティスト。母親が日本人。思わずクスッと笑ってしまう“女性サーファーあるある”をコミック調で描く。HONEY読者へのメッセージ。「サーフィンは人生に通じるところがあると思う。『習うより慣れろ』、『根気が大切』、『顔を上げて(文字通り)』、『パドルを頑張る』とかね。私の視点とコミックを楽しんでもらえたら嬉しい」。 
    公式サイトInstagram 

  • 徳島から世界へ! 天然染色「藍」が地球を救う

    徳島から世界へ! 天然染色「藍」が地球を救う

    最近、ファッションが与える環境負荷について考える人が増えてきた。この問題のひとつとして挙げられるのが、化学物質での染色による土壌や河川の汚染。実際に工業用水汚染の約20%がアパレルなどの繊維産業の染色によるものと言われている(世界銀行の推定)。そこで、自然の素材を使った天然染色が再注目されはじめた。特に日本を代表する染色「藍染」は世界に誇れるサステイナブルな伝統工芸として、私たちももっと深く知っておいていいのでは。そんな藍染の世界へリードしてくれるのはHONEY Vol.30の特集「ARTS & CRAFTS JAPAN」で紹介した、徳島から藍染を発信するサーファー、永原レキさん。職人として活動するだけにとどまらず、藍染スタジオ&カフェをプロデュースし、藍染やサーフィンを通じて自然の大切さを伝えたり、地域の幸せや伝統の暮らしを守るために日々奔走している。ここでは本誌で紹介しきれなかったインタビュー内容をお届け。永原さんが愛してやまないジャパン・ブルーの世界を覗いてみよう。

    –{藍染にも「発酵」が関係している!?}–
    「藍染は日本だけじゃなく、世界中で人の暮らしに寄り添ってきた染色方法です。数ある草木染めの中でも、藍染はもっとも技法が難しいもののうちのひとつで、時間もかかります。春に種をまき、夏から秋にかけて葉を収穫して天日乾燥、その後冬場に約4ヶ月かけて定期的に水をかけ攪拌(かくはん・かき混ぜること)させ葉の発酵を促します。こうすることで葉っぱ自体についている菌が葉を分解していきます。微生物が働いてくれるんですね。できあがった「すくも」に灰汁(木灰と水を混ぜたアルカリ性の水溶液)を入れて、さらに液中の微生物の餌となる日本酒や麩(麦の糠)を加えて発酵を促すと、葉に含まれている青色の色素『インディゴ』が染色可能な状態となり、布や糸が青く染まります。染める素材も綿や麻など天然素材のほうが、より染まりの相性がいいんですね。天然由来の原料だけで生み出す染料なので、染液が寿命を終えて最後廃棄する時も合成染料に比べると水や土に還りやすく、自然環境や生態系に優しいんです。綺麗な川や海を守るために、僕は天然染色を推進しています」

    ※古来、原料は藍という植物の葉が主だった。しかし産業革命以降、合成染料インディゴピュアが西欧より世界中に広まったことで、植物由来の伝統藍染文化は世界的に見ても衰退の一途を辿っている。そんな中、日本では江戸時代以降「藍」の産地として栄えた徳島県の吉野川流域を中心に、全国各地で今なおその文化が継承されている。

    –{日本のかっこよさに気付いた、藍染との出会い}–
    「11年くらい前、フローサーファーと名乗って国内外を旅していました。長く滞在していたオーストラリアやニュージーランドでは食べるものや着るものをきちんと考えて、オーガニックライフや環境活動を実践しているサーファーが多い印象でした。サーファーとして海を守っていく、という責任感もひとり一人が持っていた。そういう人たちとの出会いもあり、帰国してから日本のオーガニック事情が知りたくてビッグサイトで行われていた『オーガニックプロダクツ展』に足を運んでみました。そこで僕の故郷、徳島で藍染を扱う衣料メーカー、株式会社トータスに出会ったんです。藍の生産量は徳島が日本一なので小さい頃から触れ合う機会はありながらも、実際には抗菌・防臭・消臭効果があることくらいしか知りませんでした。話を聞いてみると、持続可能で、自然にも優しい“最強のオーガニックコンテンツ”だということがわかって、しかもそれが自分のふるさとでできるなんて最高だと思ったんです。その会社のブースには当時70代のおばあちゃまが立っていて、白髪に、足の先まで全身藍色の服を着ていました。それがものすごくかっこよくて。当時僕はかぶれていて『日本なんか』って思ってたから、改めて気づかされました。日本のかっこよさに!」

    –{海も、空も、藍もブルー}–
    「藍染のブルーにも特別なものを感じたんです。僕らは海を眺めながら育って、サーフィンもしてきた。濃淡のある海のブルー、水も空気もブルー。藍がまさに同じブルーだった。しかも名前が“あい(=LOVE)”。これしかない、と思って藍の道に入ることを決意しました。旅していたときにはお金もない、住む家もない、なんてことも多くて、ホームシックにもよくなっていた。でも、水平線を見ていると地元がイメージできて励みになったことを覚えています。海と空って全部つながっているんだなって。世界と自分のふるさとをつなぐ水平線。2016年に独立して立ち上げたプロジェクト『in Between Blues』の名前はそんなところからきてるんです」

    –{「衣食同源」。着ることの大切さを伝える}–
    「着るも食べるも、もともとは植物がベースなんですよね。オーガニックコットン、シルク、麻なんかの生地や糸は農業で生み出されてきた。藍で染色することで生地が丈夫になって、抗菌・消臭・防虫効果でより機能的になる。昔の人にとって衣類はファッションだけでなく、長く使えることが重要だったんです。着るものは今以上にとても大事なものとされていました。最近は『食を考える』ことはスタンダードになってきて、マクロビやヴィーガンのカフェが流行っているけど、『着るを考える』意識が薄れている。昔から『医食同源』、つまり食べることが健康につながるという風に言われてきたけど、僕は『衣食同源』でもあると思っています。僕にとっては食べることと着ること、さらに住むことまでもがイコールで、同じプロセス。食べものだけじゃなく、身を包むもの、暮らす場所や環境というような自分たちを取り巻く物事に関して、より良いプロセスで生み出されたものをチョイスして取り入れてほしいと思います」

    –{サーフィンと藍は自然とコネクトするツール}–
    「サーフィンはとても神聖なもの。波に乗って楽しむだけに見えるけど、人と自然がつながるための大切な儀式だと思っています。人にいろんな“氣づき”も与えてくれる。それは藍染も同じ。僕はサーファーのコネクションが地球を良くすることができると信じているんです。海外ではサーフィンのネットワークが素晴らしく、サーファーが環境活動や社会活動にしっかり貢献している。それって日本?
    ??もできるはず。サステイナブルな伝統文化もサーフィンから伝わったら説得力があるんじゃないかと思っています。その昔、阿波の藍商人が廻船問屋や船乗り、船大工、林業家と業種や地域を超えたつながりを大切にして藍を日本全国に広めたように、徳島から世界に環境と伝統を発信したいと思っています」


    藍は食べることもできる。栄養価が高く、抗酸化や抗菌作用があることから薬草としても親しまれてきた。永原さんがプロデュースする、徳島県海陽町の「in Between Blues」ではオーガニック藍を使った“ブルー”な食事も楽しめる。最近では、藍の抽出物にはコロナ不活化効果があるとの発表も出た。いま注目すべき原料であることに間違いない


    in Between Blues
    公式サイトInstagram

  • 色んな問題に直面しても大事な答えはたったひとつ。 愛の大切さを教えてくれるミュージック

    色んな問題に直面しても大事な答えはたったひとつ。 愛の大切さを教えてくれるミュージック

    HONEYが監修するCD、HONEY meets ISLAND CAFEの新作「Future Love」から、今週の聞きたい音楽としてオススメしたい1曲をピックアップしてご紹介する連載企画。
    今回はCDのテーマ「Future Love」をボジティブに感じさせてくれる、未来へのメッセージや愛を伝える歌詞にフォーカスして紹介していきます。

    カリフォルニアの海と太陽が育んだ天才シンガー・ソングライター、ジェイソン・ムラーズ「Love Is Still The Answer」のサーフスタイルカバーをピックアップ。

    自分の内面への問いかけや、色々な問題に直面しても「大事な答えはたったひとつ、愛こそがただひとつの答え」と語りかけるバラード・ソング。
    優しいメロディーと徐々に壮大に展開していくカバーアレンジと、全ての答えは愛である、と歌うポジティブなメッセージが素敵な未来を想像させてくれるはず。


    The question I’ll ask at the end of my days
    Is what did I give and what will I take?

    There’s only one answer that matters.
    Even if your heart and your dreams have been shattered
    Whatever you want, whatever you are after
    Love is still the answer
    Love is still the answer

    一日の終わりに問いかけてみる
    何を与え、何を受け取ったのかな?

    大事な答えはたったひとつ
    例えあなたの心や夢が失われたとしても
    あなたが望むのが何であっても、求めているものが何であっても
    愛が答え
    愛がその答え


    デジタル配信はこちら
    CD購入はこちら
    HONEY meets ISLAND CAFE 公式サイト
    lyrics provided by LYRIC FIND 公式サイト

  • 「エコ不安症」とのつきあいかた|地球の今、海の今を知るVol.16

    「エコ不安症」とのつきあいかた|地球の今、海の今を知るVol.16

    世界中の研究者や専門家、環境保護団体などが熱心に、60年近くものあいだ声を上げ続けてきた、環境問題。それは専門家だけではなく、たとえば私たちのように海とビーチを愛する人たちも、山や森、畑や大地と触れ合う人たちも、さまざまな破壊や汚染を目の当たりにして、気候や環境、生きものたちの変化に心を痛めたり。この時期ウィンタースポーツを楽しむ人たちも、冬の始まりが遅れ、雪の量が減り、普段は凍るはずの湖が凍らなかったり。そうして自然の悲鳴やSOSを繊細に感じ取って、まっさきに海を、環境を守ろうと動いてきたのは、いつの時代も地球を深く愛し敬う人たちも同じです。

    ヨーロッパ、とくに北欧の人たちがとりわけ環境意識が高いのも、地理的に北極圏に近く、温暖化の影響で気候が明らかに違うことを何十年も前から感じ取っていたからだそうです。そうしてすでに1980年代から、政府も教育も「自然との調和」を大切にすることが常識に。たしかに、環境問題は「自分ごと」として捉えることが大切ですが、日本もこれから夏に熱波や40℃を超える日が当たり前になり、巨大な台風や豪雨、洪水などの災害、食糧難などに見舞われて、当事者意識が芽生えてからようやく重い腰を上げるのでは、きっと手遅れです。先日も世界の著名な研究者たち17名による国際研究グループが、「地球の未来は一般に認識されているよりずっと差し迫った危険な状態にある」と発表していましたが、近年はこうした警鐘が増えていて、いま各国政府が掲げている温室効果ガス削減目標をすべて達成しても、気温上昇を+1.5℃未満に抑えることができずに、「ホットハウスアース」へと向かうドミノ倒しが、すでに始まりつつあると伝える声も聞かれるようになりました。

    増加する「Eco-anxiety」

    こうした科学者たちの声は誇張でもなく、不安や恐怖を煽るものでもなく、地球の現状を伝えてくれる大切なファクトです。それらを否定して、真剣に受け止めないまま、先進国の経済成長と環境破壊はどんどん加速し続けて今に至ります。これは社会心理学でいう「正常性バイアス」といって、都合の悪い情報を無視したり過小評価したり、なかったことにする傾向も理由の一つだそう。反対に、近年は環境問題に関心を持つ人が増えてきたけれど、現実を知れば知るほど未来への不安や恐怖心が膨らむ……そんな「Eco-anxiety(エコ不安症、環境不安)」を感じる人たちも増えています。地球危機への不安や無力感、悲しみ、怒り、恐れ、絶望、喪失感、罪悪感などを感じて、気分の落ち込みや不眠などに悩んでしまったり。これは長く環境運動に関わってきた先輩たちも誰もが必ず経験してきた心境だそうで、信じたくないような危機を前に気分が落ち込むのは、むしろ人として正常で健康的な反応でもあります。危機感を持つことは大切ですが、環境問題を考えるなかで何かのストレスに悩んでいるなら、それは決して一人ではないこと、そして不安な未来より「なりたい未来」を思い描いて、前進する行動力に変えてもらえたら……HONEY Vol.30の「いつも心にエシカルマインドを」は、そんな思いも込めてお届けしました。

    もちろん、科学的なファクトを知ることは正しい解決へのアクションを助けてくれます。ただ、情報をたくさん得ることよりも、自分がどう感じるかを大切に、苦しいときは情報のデトックスをして、いったん忘れてみてもいい。そしてまた心が前向きになれたら、未来よりもまずは「今ここ」を、周りや社会がどうあれ、まずは自分が心地よくできることを。「できない」罪悪感を数えるよりも、「今日はアレもコレもできた」と前進する愉しさを、一つひとつ……どんな小さなことでも、地球はあなたの思いやりを「ありがとう!」と何より喜んでいることを、いつも忘れないでいてくださいね。

  • オアフ島のサーファーガール「Tiara Bella」アナザーストーリー|サーフィンと音楽のポジティブなパワー

    オアフ島のサーファーガール「Tiara Bella」アナザーストーリー|サーフィンと音楽のポジティブなパワー

    HONEY Vol.30「サーファーガールのおうち時間」では、世界中のサーファーガールがこの風変わりな1年をどのように過ごし、どうやってポジティブなマインドを保っているかをインタビューした。ハワイ・オアフ島からは音楽の講師を勤めるティアラ・ベッラが、外出規制の時期にハマったサーフィンに対する想いを語ってくれた(ハワイでは、海のスポーツは許されていた!)。誌面では伝えきれなかった彼女のポジティブな言葉をここでご紹介。


    ハワイの歴史とカルチャーは音楽なしでは語れない。ウクレレやフラは彼女のアイデンティティのひとつになっている

    –{普段の仕事について}–
    ―――普段の仕事について教えて
    「コロナでハワイの学校が閉まる前はサンセット・エレメンタリー・スクール(ノースショアのパイプラインの目の前の小学校)で音楽の先生をしていたわ。残念ながらハワイ州はまだ学校が再開していないの。通常の授業はオンラインで受けられるんだけど音楽はオンラインクラスがないから、生徒たちに会えなくて寂しい。生徒の中にはプライベートレッスンを申し込む子もいるから、ときどきウクレレをマンツーマンで教えたりしてるわ」

    ―――音楽一家だと聞いたけど、どんなファミリー?
    「お父さんはプエトリコ系でニューヨーク出身、お母さんはフィリピン出身。お父さんはバンドのドラマーとしてハワイに来たの。その時ショーに出てたフラダンサーの1人がお母さんで、それが2人の出会いよ。兄弟は全員で6人。その後音楽プロデューサーになったお父さんと、歌の才能もあって歌手になったお母さんは、シェラトンワイキキホテルで“Love Notes”という観光客向けのミュージックショーをスタートしたの。月曜から土曜まで毎日公演してたわ。叔父や叔母に加えて親戚が何人かと、姉のジェイミーも出演してた。弟のブルーノも3歳からその舞台でエルヴィス・プレスリーのモノマネをしてたわ。そうやって小さい頃から音楽に囲まれながら育ったの。みんながショーをしてる間は、目の前のビーチでよく過ごした。だからワイキキは私と家族にとってゆかりが深い、思い出の場所なの。ブルーノは自分の才能を信じて今の成功を収めたし、他の兄弟もそれぞれ忙しくしていてなかなか集まれないけど、私たちは今でもみんなすっごく仲良しよ」


    観光客がいなくなったワイキキビーチは、本来の水の透明度と砂浜の美しさを取り戻した

    –{パンデミック中のハワイの状況}–
    ―――ハワイは、パンデミック中どんな状況だった? ティアラ自身は?
    「パンデミックではたくさんの人が悲しく辛い思いをした。それには私も胸を痛めているけど、個人的にはポジティブな側面もあったわ。今まで普通にできていたことができなくなって、昔の自分に戻れたの。ビーチまでクローズしたとき、ハワイ州では唯一海の中のスポーツが許されていた。それで私は小さい頃にしていたサーフィンをまた再開することにしたの。家で眠っていた、友達のミーガンが数年前の誕生に贈ってくれたサーフボードを取り出したの。それから毎日のようにワイキキへ通ったわ。心の底からサーフィンへの感謝の気持ちと尊敬が溢れた。コロナの影響で世界がこの世の終わりみたいにどんよりとしている中、私はこんなに美しいワイキキでサーフィンできている。なんて幸せな環境なんだろうって。ワイキキビーチは家族がミュージックショーをしていたシェラトンワイキキホテルの目の前だから、すごくノスタルジックな気分になるの。ワイキキは私にとって大切な場所だということが再確認できた。あと、パンデミック前にはフラのスクールに通ってたんだけど、クラスもクローズしちゃって大好きなフラを踊れないことが残念でしかたなかった。そんな矢先に親友のケリア・モニーツからフラを教えて欲しいって言われたの。前から何度か言われてたんだけど、いつもお互い忙しくて同時期にハワイにいることがなかった。だからみんながホームに集まってるこの機会が絶好だと思って、外出自粛が解除された後は女性だけでフラを楽しんでたわ」


    ケリア・モニーツの母、タミーと。ロックダウン中はどこのポイントもローカルだけで貸し切りだった

    ―――音楽活動は他にしていた?
    「学校で音楽を教える前は、ノースショアに住む妹の子供やノースショアのコンテストのために来るプロサーファーの子供たちに向けてウクレレクラスを開いていたの。タミー(ケリア・モニーツの母親)のアイデアで、2人でスタートしたのよ。その頃タミーが『I love Hawaii 』っていう曲を書いたの。この曲には何かエネルギーが足りないから、あなたがラップのパートを考えてって言われて担当した。曲が完成すると、ウクレレ教室の子供たちを連れてハワイで有名なプロデューサーのスタジオでレコーディングをして、ミュージックビデオまで撮影してたのに、なぜかリリースできていなかったの。そこで、タミーがこのパンデミック中に『今こそあの曲を発信するときじゃないかしら』って声をかけてくれた。ロックダウンで大切な人と会えなかったり孤独や将来の不安を抱える人たちがいる中で、この歌は私たちがハワイで育ったこと、ここに住んでいることの喜びや、ハワイの伝統の中で今を生きる子供たちのポジティブなイメージ、ハッピーなエネルギーを伝えたかった。それと、子供は未来の宝物だから守らなきゃいけない、っていう今の私たちに必要なメッセージも込められているの。10月10日に歌とMVをやっとリリースすることができたわ。数年前にお母さんが亡くなってから、タミーが第2のお母さんのような存在で常に私を導いてくれてるんだ。音楽のキャリアを目指してLAに数年住んだ後、ハワイに戻ってきて何をしようかと途方に暮れていた私に、ウクレレクラスの開講をプッシュしてくれたのも彼女。音楽の先生になるきっかけを作ってくれた人なの」

    –{現在のサーフィンライフ}–
    ―――現在のサーフィンライフについて教えて
    「私はいつ?
    ??親友のケリア・モニーツたちとサーフィンに行ってる。ワイキキにはステキなロングボーダーやレジェンドがたくさんいて、みんな私のコーチをしてくれるの。『ティアラ、この波いいからGO!』とか『次の波ではもっと足を曲げてみて』とかアドバイスをくれるのよ。しかも上手なサーファーの写真を撮りに来てるウォーターフォトグラファーが私の写真もついでに撮ってくれるの! 別に私はまだ上手じゃないからケリアたちみたいなかっこいいショットはないけど、いつも楽しそうにサーフィンしてる自分の姿を素晴らしいフォトグラファーに撮ってもらえてるだけで最高に幸せだと思ってる。ケリアの家族の『モニーツ・ファミリー・サーフ』が初めてスポンサーになってくれたし(笑)、なかなかいいスタートを切れたんじゃないかな。他のスポンサーさんからのオファーも大歓迎よ(笑)! 」


    「MONIZ FAMILY SURF」と書かれたTシャツは、モニーツ家のファミリーメンバーの証


    Tiara Bella
    プエルトリコ系アメリカ人の父とフィリピン人の母を持つ。音楽を愛する大家族の中で育ち、現在は小学校で音楽の講師をしている。フラやウクレレも得意。弟は歌手のブルーノ・マーズ。
    インスタグラム

  • 「波佐見焼」のクリエイティブな世界! アイデアが活きる伝統の器

    「波佐見焼」のクリエイティブな世界! アイデアが活きる伝統の器

    長崎県波佐見町という小さな町で約400年もの間作られ続けている波佐見(はさみ)焼。 “丈夫な日常食器”として長年庶民に親しまれてきた。伝統的な歴史を持つ波佐見焼にクリエイティブな要素をプラスしたのがマルヒロの馬場匡平さんだった。“若い友人たちが本当に使ってくれるようなものを作りたい”という発想から大胆なデザインやコレクションを生み出したことで、これまでとは違ったかたちで町が活気付きはじめたのだ。ここではHONEYVol.30「ARTS & CRAFTS JAPAN」で紹介しきれなかったインタビュー内容をお届け。気に入った食器を長く使うこともまた、サステイナブル。伝統工芸からお気に入りの器を見つけてみては。



    アーティストコラボの寿司湯呑シリーズ。アートを日常に取り入れよう

    ――波佐見焼は地元の人たちにとってどんな存在ですか?
    「小さい頃から当たり前にある存在という感じ。町の人口は約1万5000人なんですけど、以前はその4割くらいが窯業関係者でした。なぜなら波佐見焼は基本的に『分業制』なんです。1つのものを作るのに6つの工程があるとしたら、それぞれを担う6軒の会社が町の中にある。生地屋さん、型屋さん、釉薬屋さん、など。これは江戸時代には会社ではなく藩で焼き物を作っていて、集落ごとに工程が分業されていたことに由来します。会社になったのは明治時代から。そのスタイルが今につながっているんです」


    アメリカのフォントデザイン会社、ハウスインダストリーズとコラボした器。コラボ先も型にハマらないのがマルヒロ流

    ――分業制は非効率な印象もありますが?
    「たしかに1社でやるよりも時間がかかります。が、その分利点もある。自分たちが思いつかなかった技術を提案してもらえたり、他社が考えた方法を自社で応用することができるんです。そのおかげでアイデア、デザインに広がりが出ます。例えば生地屋さんひとつとっても、土から形を整える整形方法が5種類くらいあって、会社ごとに異なります。焼きを専門で行う会社もAの窯焼さんだと色が薄めで、Bの窯焼さんだと濃くなる、みたいに仕上がりが変わるんです。だから作るものによって依頼する会社を変えて、バリエーションを増やしています」


    「町のパトロールが日課」と笑う馬場さん。各社を回ってコミュニケーションを取るのも大事な仕事のひとつ。この日は地元で有名な「光春窯」へ

    ――馬場さんは3代目とのことですが、もともとマルヒロはどんな会社だったのでしょうか?
    「お店に綺麗に並んでいる器がA品、陶器市などで買うのはB品ですよね。そして窯に売り物でないと判断される、破損してしまった器がC品。うちのじいちゃんは、このC品を大量に仕入れては修正して叩き売りをしていました。その後父ちゃんの代になると、もう時代的に窯でもB品C品というのはあまり出なくなっていて、商社としてオリジナル商品を作るほうにシフトしていました。僕は22歳の時に実家に戻ってきて、跡を継いだかたちです」


    波佐見焼きの器が床一面に敷き詰められ、足を踏み入れた瞬間に圧倒されるフラッグシップストア

    ――渋い伝統的な焼き物もできた中で、どのようにしてエッジの効いたオリジナル商品が生まれたのでしょうか?
    「2009年に、ある釜焼きのおっちゃんと一緒に鈴虫を描いた渋い急須を作ってインテリアライフスタイル展に出したんです。2万人くらい来場者がある展示会で、僕らが名刺交換をしたのはたったの5人だった(笑)。考えてみると、身丈に合っていないものを置いていたんですよね。僕の本当に仲良い友達が買ってくれるような器にしようと、ターゲットをシフトしました。洋服、音楽、映画が好きなヤツらに気に入ってもらいたいなと。技術は30年選手のおっちゃんたちが持っているから、自分はプロデュースをがんばろうって思ったんです。そこからぐっと焼き物に興味が出てきました」


    酒器を花器として活用。作り手のアイディアが自由なように、使い手も自由な発想で

    ――最後に、波佐見焼きの最大の魅力を教えてください。
    「お伝えしたように、波佐見焼には伝統技法がありません。日常食器を400年作り続けているというのが唯一の誇り。だからこそ自由度が高くて、時々無茶と思えるようなことも実現できます。『こんなのも作るの?』っていうほうが、作り手も楽しい。町の職人は世代超えてみんな知り合いだから『またあいつにこんなもの頼まれた』って作り手同士や家族の会話も増えたりして。そういう意味でも、可能性が無限大なところが魅力ですね」

  • HONEY LEARNS TO SURF 〜12 FIRST WAVE〜 | アーティスト Robin Laneiコミック連載

    HONEY LEARNS TO SURF 〜12 FIRST WAVE〜 | アーティスト Robin Laneiコミック連載

    Robin Lanei ×HONEYのコラボコミック企画第12回。
    オリジナルキャラクターHONEYちゃんがサーフィンを始め、
    成長していくストーリーを毎週火曜日にお届けしています。
    今回の話は、初めての波に乗った!



    HONEY LEARNS TO SURF 〜12  FIRST WAVE〜

    #1
    HONEY:何したらいいか忘れちゃった!!!
    SURFBOARD:立ち上がってみるんだHONEY!

    #2
    SURFBOARD:練習したみたいに…
    -手を平らについて

    #3
    -前足を出す

    #4
    -後ろ足!
    (かかとをついて!)

    #5
    -前を向いて!
    -腕は広げる!!!
    -膝を曲げて!!!

    #6
    SURFBOARD:すごいよ! はじめての波をキャッチできたね!
    HONEY:飛んでるみたい! それか時速160kmで進んでるって感じ!

    #7
    SURFBOARD:いつかそんな日が来るかもねHONEY…
    HONEY:一生こうしていたいな〜


    Robin Lanei(ロビン・ラネイ)
    メキシコとカリフォルニアを拠点に活動するアーティスト。母親が日本人。思わずクスッと笑ってしまう“女性サーファーあるある”をコミック調で描く。HONEY読者へのメッセージ。「サーフィンは人生に通じるところがあると思う。『習うより慣れろ』、『根気が大切』、『顔を上げて(文字通り)』、『パドルを頑張る』とかね。私の視点とコミックを楽しんでもらえたら嬉しい」。 
    公式サイトInstagram 

  • 今週はお家でできるケアを見直してみよう。|1月25日から行けるイベントまとめ

    今週はお家でできるケアを見直してみよう。|1月25日から行けるイベントまとめ

    なんとなく慣れも感じ始めているお家時間。初めのころは「もっと心地よく!」とあれこれ目を向けてきたけど、このライフスタイルも板についてくるとあっという間に日常に。そんな時こそ、小さなことを取り入れるだけで気分転換になり、リラックスタイムをもっと楽しめるようになる。カジュアルに取り入れられるアイテムを見ていこう!


    「創設100周年を迎えるヴェレダから新ヘアケアアイテムが登場」

    右上_頭皮クレンジングやマッサージでリフレッシュできるヘッドスパブラシ¥1.900 上中_1本でクレンジング、マッサージ、トリートメントに使える3in1タイプのローズマリー スカルプクレンジング200g ¥3.000 左上_濃密な植物エッセンスが頭皮にみずみずしい潤いとハリを与え、健やかな頭皮を保ってくれるスカルプ エッセンス115ml ¥3.500 右下_潤いケアをしながら、毛流れをつくり、ボリュームUPやダウンが自在にできるヘア フォーム100ml¥2.400 下中_髪を保護しながら、自在なニュアンススタイリングを楽しめるヘアワックス30g ¥2.200 左下_スタイリングも、ヘアケアも叶えながら、美しい香りを髪にまとえるヘアミスト115ml ¥2.400/ヴェレダ(コスメキッチン)

    ヴェレダ創設100周年を迎える2021年、新オーガニックヘアケアシリーズが誕生しました。
    これはケアを楽しめる2種類のラインに分かれており、植物の恵みで頭皮を健康に保つスカルプケアライン、そして髪をトリートメントしながら好みのスタイルに仕上げるスタイリングラインのラインナップとなっている。

    これらのアイテムは日本人の頭皮や髪の環境を考慮して開発された”日本開発処方”の製品。加齢や環境の変化による髪や頭皮の悩みに合わせ、植物エキス・オイル、エッセンシャルオイルなど豊かな植物の恵みを贅沢に配合しているものだからこそ、日々のヘアケアを心地よく楽しめるというわけ。

    頭皮と髪のコンディションに合わせたお手入れで、繊細なヘッドスキンを健やかに保ち、艶やかで美しい髪へと導きましょう。

    全国発売はまだ少し先の3月15日(月)だけど、もっと早くお手入れしたい人に向けて、ヴェレダ直営店とヴェレダ公式オンラインショップそして、コスメキッチンにて先行発売をスタート。季節の変わり目で揺らぎやすい時期が来る前に、しっかりケアをしておくことも大切。


    「心が満たされる瞬間を生み出す」

    インセンス(パレ・ディヴェール)125本入り ¥6.200/アスティエ・ド・ヴィラット(アイビシトレーディング)

    家具や陶器のデザイナーであるイヴァン・ペリコリとブノワ・アスティエ・ド・ヴィラットが1996年に創業したテーブルウエアなどハンドメイドの繊細な白の陶器を取り揃える、アスティエ・ド・ヴィラット。そんなブランドから新作パフュームキャンドルとインセンスが登場。

    アスティエ・ド・ヴィラットのパフュームキャンドル&インセンスは、「香の世界一周」をテーマにしたユニークなコレクション。ロシア女帝たちが纏った芳香からインスパイアされたインセンスは、心地よいホワイトフローラルの余韻がたのしめる。そして、パラフィン類や石油化学系物質を一切含まない、ナチュラルでピュアな植物性ワックスキャンドルは、大地のグリーンさとウッディーの息吹きが香り立つナチュラルさが包み込んでくれるはず。

    自分のいる空間をもっと心地よくいていくために、取り揃えてみて。

  • サステイナブルな塗料、漆(うるし)をサーフボードに

    サステイナブルな塗料、漆(うるし)をサーフボードに

    漆(うるし)と聞くと何を思い浮かべるだろう。お椀やお皿、鈍い色、渋さ、滑らかな感触……漠然としたイメージは持っていて、日本を代表する伝統工芸ということは認識しながらも、漆が何からできていて、どんな性質のものか知る人は少ないかも知れない。その出荷率がすごいスピードで減少していることも。

    この事態を危惧するのは京都で100年続く漆屋、堤淺吉漆店の4代目の堤卓也さん。大好きなサーフィンを通じて漆の可能性を広げられないかと考えた結果、URUSHI × ALAIAプロジェクトを立ち上げた。

    丸太を削って作られる原始的なサーフボード「アライア」に、縄文時代から使われている原始の塗料「漆」を塗る。パートナーとなったのはアライア復興の第一人者、トム・ウェグナーだ。SHIN&CO.の青木真さんがこのプロジェクトのプロデューサーとして、2人を繋げた。

    ナチュラルな素材からハンドメイドで作られた漆のサーフボードを通じて、自然との繋がり、循環、ひいては環境問題を考えるきっかけになれば。そんな3人の想いは2年越しでかたちとなり、フィルム『Beyond Tradition』が完成。視覚から日本のみならず世界に向けてメッセージを発信した。サステイナブルな伝統を次世代につなごうと奮闘する、堤さんにインタビュー。


    水との相性がとても良い漆。サーフィンではテイクオフもスムーズ、スピードもものすごく出る

    –{漆(うるし)を通して環境問題にアクセス}–
    漆(うるし)を通して環境問題にアクセス
    「漆は木の樹液からできています。木に傷をつけて、そこから滲み出る樹液を採取する。この木は自生することが難しくて、人が手をかけてやらなきゃいけないんです。木を植えて、育てて、いただいて物を作る。漆を使った工芸品は手入れをして大切に使えば、世代を超えて長く使えます。循環型の、まさにサステイナブルな伝統工芸。自然への敬意を払い、漆の木を、文化を繋いできた。環境問題に向き合うのはもう当たり前の行為として、それをどう楽しくみんなとやっていくかというところにフォーカスしたくて。工芸とかの枠を超えて発信できたらなと」

    おじいちゃんの、優しい記憶
    「僕が幼い頃、おじいちゃんが楽しそうに漆を触っていた記憶があります。そこには何か特別な愛情みたいのがある気がしていました。漆は接着剤の役割もするので、おじいちゃんが僕の壊れたおもちゃをそれで直してくれたりするんです。なんでも直しちゃうから、まるで魔法使いみたいだった。僕自身は漆屋を継げ、とかは言われていなくて、畜産をやるために北海道の大学に通って、そのうちにニュージーランドにも行き、人と自然が調和する暮らしを体験しました。でも、そんなおじいちゃんの記憶があったからなのか、自然と漆の世界に戻っていましたね」


    「木を植えるところからがものづくり」と堤さん。最近では漆の植樹活動にも精を出している

    –{海と山をつなぎたい}–
    海と山をつなぎたい
    「自然の中にあった素材を人が手仕事で生活に取り入れ、文化になってきた。僕たちの生活は森から作られてきたわけです。工芸に触れることでもっと自然に近づけるのかなって。工芸の世界と海。山と海。一見関係なく感じるけど、広い視野で見ると実はすべて繋がっている。今後は、トムさんたちと新しいプロジェクトも考えています。プロジェクトに賛同する方に出資をしてもらって、アライアの原料となる桐の木と漆の木を同時に植える。15年後、木が育ったら、その木で作った漆アライアを出資者に贈る。子供へのプレゼントとしてもいいかもしれないですね」

    効率化はできないから
    「工芸って結局、“小さいものづくり”なんです。効率化をいくらしようと思ったって、自然の原料と手仕事ではたくさんは作れない。この小さな暖かい輪がないと繋がらないんです。それを大きい輪にすると、きっとどこか無理が出て、ひずみが生じてしまう。小さい輪がたくさん集まって、より良い世界を作れたらと思っています」


    生漆は空気中の湿気を取り入れて固まるから、塗膜に水分を保っている。硬いのに柔らかい、冷たいのにあったかい、不思議な心地良さ


    堤淺吉漆店 URUSHI×ALAIA
    Instagram公式HP

  • 自由になるために、がむしゃらに生きることも大切。と教えてくれる一曲!

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