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ワードローブに必要なのはたった3つ! 夏のミニマムスタイルを目指そう

Minimum style
ミニマムスタイルを目指していると、ショッピングの悩みはつきもの。購入する時は深呼吸をして、頭をクリアにしてみよう。本当に必要なものはどんなアイテムなのか、見極める力が私たちにはあるから。まずは各カテゴリーの必要3 アイテムを参考に、ワードローブとにらめっこ。ファッションを楽しんでいるかも大切なキーワード。

01_メンズライクシャツが好み。シャツ¥58.300/マリア マクマナス(ロンハーマン)、バンドゥ¥14.300、パンツ¥30.800/共にオーラリー、リング¥52.800/マリハ、イヤリング¥4.400/ビームス ボーイ(ビームス ボーイ 原宿)
02_ワークアウトの予定がなくても、ランジェリー代わりに、ショート丈トップとして、見せられるインナーとして気軽に身につけよう。着丈が長めだから、使いやすい。ブラトップ¥7.500/ルルレモン
03_Tシャツでもなくタンクトップでもない。そんな中立なスリーブレスデザインこそ、少数精鋭のワードローブには必要かもしれない。少しドレープかかったシルエットが女性らしい。白トップ¥19.800/ぺレック(タク&コー)
01_汚れたら洗えるバッグはどこにも持っていける優れもの。洗濯ネット付き。右トートバッグ¥42.900 /ステート オ ブ エスケープ(サザビーリーグ) 左ショルダーバッグ¥41.800 /ステート オブ エスケープ(ロンハーマン)
02_植物繊維アバカが程よく日差しを受け流す。色んな帽子がある中でもハットは、コーデの邪魔をしないのが魅力。程よい透け感がコーデに隙をつくる。白ブリムハット¥16.500 /トゥデイフル(ライフズ 代官山店)
03_アクセは丸みデザイン同士で合わせるのが◎。ボールチェーンネックレス¥16.720 /エリッカ ニコラス ビゲイ(ジャーナル スタンダード ラックス 表参道店)、ボールピアスM¥39.600、ストーンリング¥63.800 /共にマリハ、チェーンリング¥4.290/エスネ(アーセンス ルミネ新宿1)
01_ハーフパンツも一本に絞るなら、シーズンレスで使えるニット素材をチョイス。コットンリネンの柔らかい風合いが病みつき。長さも膝上だから大人のスタイリングにぴったり。チャコールハーフパンツ¥11.660/アリシアスタン
02_ヴィンテージは宝物。デニム¥33.000 /リーバイス® ビンテージ クロージング(リーバイ・ストラウス ジャパン)、キャミソール¥11.000 /ザ・ニューハウス(アーク インク)、ミュール¥31.900 /ピッピシック(ベイジュ)
03_海上がりでも、お家でも、カフェでも心地よく過ごせる柔らかいロングスカートはいつでも味方でいてくれる。オフホワイトはどんなトップスも相性抜群。ワッフルスカート¥17.600/カバナバシュ(ロンハーマン) -
今年の夏に着たいスイムウエアは“アイコニックワンピース”か“大人ヘルシービキニ”!

日差しに包まれながら、海を思いっきり楽しめる夏。シーズン中は何度も足を運ぶビーチだからこそ、その日の気分に合わせてスイムウエアを選びたい。今年の気分は大人っぽい雰囲気漂うショルダーやカッティングが美しい“ヘルシービキニ”。もしくは、サマーシーズンらしいエネルギッシュさを表現できる“アイコニックワンピース”。バリエーションを出すためにも、これくらいの違いだしが叶う2種類を揃えておくのがおすすめ!
Healthy Bikini

右_ワンショルダーでファッショナブルに着こなせるビキニ。しかも、爽やかなライトブルーと、ヘルシーなサンドベージュのリバーシブル仕様だから、飽きずに愛用できるのもいいところ。フィット感のある2枚仕立ての生地で、サーフィンなどでアクティブに動いてもズレにくいハイウエストのショーツというのもサーフガールに心地よいデザイン。ブルーリバーシブルワンショルダービキニ¥15.800/ハニーディップスイム
左_帽子や世界各国の可愛いアイテムをセレクトしているブランド、マリホジャから登場したオリジナルのスイムウエア。サーファー&ママのデザイナーチームが、ズレにくくスタイルアップして着こなせるように、カットにこだわったデザインへと仕上げたもの。日焼け肌にシンプルなブラウンがマッチして、大人のビーチスタイルへと導いてくれる。ブラウンビキニ¥18.700/マリホジャ
Iconic One piece

右_メキシコのサーフタウン、サユリタ発の水着ブランドのモンドが日本初上陸。透き通る海のブルーと、エネルギッシュなライトグリーンのコントラストを想像するだけでワクワクするでしょ。ヒップラインのカットも美しいので、シンプルなワンピーススタイルながらも女性らしい着こなしが綺麗に表現できる。グリーンワンピース¥17.800/モンド(ラブルー)
左_サーフガール御用達ブランド、ビラボンからもアイコニックなフラワープリントのワンピースが登場。ブラウンをベースにした花柄はシックにまとまり、どこか懐かしいレトロな雰囲気も醸し出してくれる。キュートにまとまりすぎない総柄をお探しの方はぜひチェックしてみて。フラワープリントワンピース¥13.200/ビラボン(ボードライダーズ ジャパン) -
【上原かいコラム】#7_Let’s Give it Up, but Never Give Me Up !

出掛ける前、ふと庭に⽬をやった。ぴたりと⾜が⽌まった。その光景に、⽬が釘付けになった。ん……? 何だろう。そのままその場に⽴ち尽くした。何が起こっているのかわからなかった。頭の中で?? が駆け巡った。もしかしたら!? と浮かんできたけれど、まさか! 信じられない!! でも、やっぱりそれしかない!! どう考えてもそうだ! 喜びが込み上げてきた。わー! ⽣きていてくれた。諦めなくてよかった!
それは、緑々とした筒状で、先端を⻘い空に向け、⼟の中から真っすぐに伸びていた。半年前、住み慣れた家を離れる時、巨⼤化したクワズイモを掘り起こすことが出来ず、泣く泣く切り倒した。太い芋から⼒強く伸びるトロピカルな葉っぱ、そのユニークな姿に⼼惹かれて、ひとり暮らしの頃から、鉢植えで育ててきた。懐かしいこの家に戻った時、庭に地植えをした。狭い鉢から地⾯に解き放たれて、⼟の栄養分をどんどん吸い上げて、緑々と⽣い茂る姿は、マナ(⽣命⼒)そのものだった。庭の真ん中から、家族を⾝守ってくれているようだった。万策尽きて、移植は諦めざるを得なくなった時、ならば⾃分の⼿でと、お清めをしてお礼を⾔いながら切り倒した。でも、やっぱりこのまま諦めたくない!! 切り倒した芋と、1メートル弱にもなる葉と茎を分けて、新しい家に持ち帰った。その命を無下にしたくなかった。天に向けて⼤きく⼿のひらを広げたような葉は、新しい暮らしに彩りを添えながら、不安を和らげてくれた。茎はその葉脈を模様として、記憶に留めるために、カパラと呼ばれるスタンプを、カヒコ(古典フラ)の⾐装に施した。芋の部分は、新しい家の庭の東側に植えた。命が再び蘇り、新たに芽吹いてくれるようにと祈った。なんとかその命を繋ぎたかった。ハワイの神話、ハーロアの伝説が頭の⽚隅にあった。⽗なる天空の神ワーケアとその娘の、死産した⼦供を東向きの⼟地に埋めると、そこから芽が出て、⼤きなハート型の葉を広げるタロイモとなった。その次に⽣まれた⼦供、ハーロアは最初のハワイアンだ。タロイモと⼈間は兄弟なのだ。古代ハワイから、タロイモは⼈間の祖先とされ、⼤切にされてきた。その葉の真ん中の窪みをハワイ語でピコと⾔う。おへそ(中⼼)という意味で、⾃分の中⼼=コアという意味合いでよく使われる。家族の意味をもつオハナは、オハ(タロの⼦株)の複数形だ。クワズイモは同じサトイモ科であるが、毒性があるので観葉植物として⽤いられている。その⼩さくなった切株は、何度となく野⽣動物に掘り起こされた。掘り起こされたまま、何⽇も放棄して、投げ出しそうになった。けれども、やっぱり諦めたくなかった。始まりに戻すように鉢に植え替えて、動物たちの⼿が届かないエリアに置いた。なんの変化もないまま芽吹きの季節が過ぎて、諦めが過った。ダメかもしれない。だんだん鉢に⽬をやらなくなった。願望が叶わないことが怖かった。けれども、願いは叶った。夏の訪れを予感する、強い⽇差しが差し込む朝、その再⽣に気が付いた。命は蘇った。芽吹いた姿は、どうだと⾔わんばかりに凛として、朝⽇を浴びながら輝いていた。そのマナに敬服した。諦めかけた⾃分が、少し恥ずかしくなった。
植⽊職⼈から造園業者まで、皆、⼝を揃えて不可能と⾔った。⾃⼒で出来ないものかと調べもした。現状を明らかにして、⾒極めて、受け⼊れざるを得ないと判断して、“諦めて”切り倒したクワズイモ。でも、⾃分の⼼は諦めきれなかった。何故、そんなにこだわるのか、再⽣を願った切株を嘲笑する⼈もいた。でもそれはその⼈の考え。私の思いとは違う。⾃分の⼼は諦められない。諦めるという⾔葉は、⾃分の願望が叶わずに、仕⽅ないと断念することと思ってきた。ネガテイブなイメージが強くて、ずっと好きではなかった。⾼度成⻑期の末期、願えば何でも叶うという社会の⾵潮もあった。いつしか、諦めない⾃分がアイデンティティになっていた。仕事も、プライベートも何ひとつ諦めたくないから、寝ないで働いて、寝ないで遊んだ。今思えばそれは、アイデンティティというより、欲望だった。そんな⽇々に、突然⼤切な⼈を失った。受け⼊れられなかった。でも、どんなに抗っても、その命は戻ってはこなかった。初めて、どうにもならないことに直⾯した。そんな頃、⽣き⽅を変えようと、サーフィンを始めた。毎週末仕事を休んで、レッスンを受けに、海に通った。荒れた天候でノーサーフとなった時、“仕⽅がない”という師匠の⾔葉に憤慨した。そののち、サーフィンを続ける内に、状況を⾒究めて、“諦める”⼤切さを知った。⼈間は、海に、⾃然に抗うことは出来ない。また⼤切な⼈、オハナを失った。⽣きる気⼒も、欲望もなくなった。喪失感に覆われて、⾃分を⽣きることを諦めかけた。でも諦めきれずに向きあったら、いつしか、再び⽣きる勇気が芽⽣えた。そして、思い出の詰まった家を離れる決⼼をした。“諦めた”のだ。過去に執着せず、今の⾃分で、今を⽣きるために。
“諦める”という⾔葉の語源は、仏教⽤語の“諦観”。“明らかに観る”ことだそうだ。また仏教では、“諦”は、真理、道理、悟りを意味するという。“諦める”はネガテイブな⾔葉ではなかった。物事の道理を明らかに観て、納得して“諦める”ポジティブな姿勢だ。ただ抗うのではなく、とことん向き合って、明らかにする。すると、⾃分の⼼も明らかになる。今の状況や⾃分を受け⼊れて、前向きに⽣きられるようになる。時に⾃分に失望したり、逃げたりしながら、ここまで多くの時間を費やした。今では、最も⼤切な時を過ごせたことに感謝している。これからは、⼈⽣を“諦め”ながら⽣きていこう。でも、⾃分の⼼は決して諦めない。それは私のピコ=コアだから。“諦めて”⽣きる、でも決して⾃分を諦めない。Let’s give it up, but never give me up. 翌⽇、棒状の芽は、丸いハート型の葉を広げていた。蘇ったオハナが、また庭から私を⾒守ってくれている。
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これからのスタンダードは「消費から貢献へ」|地球の今、海の今を知るVol.55

先進国の私たちはいつからか「モノが人を幸せにする」という価値観のもと、過剰消費を当たり前としてきたけれど、いくらたくさんのモノを手にしても満たされない心、モノが豊かになるほど地球はみるみる豊かさを失っていった長い年月。本当の豊かさって、一体なんだっけ? モノが溢れる世界? それとも、自然が豊かな世界?
前回のVol.54、少し遡ってVol.29、Vol.30でも考察したけれど、TVやメディア、PCにスマホ、街なかなどいたるところにPR的な写真や映像、販促フレーズが飛び交う今の社会。「これが足りない」「あれが必要」「あの人みたいに、キラキラした日々を」等々、わざわざ不安や恐怖、不足感を煽っては消費を促す悪循環。その無意識下に溜め込まれていくのは欠乏感や劣等感、優越感や驕り、自己顕示欲や承認欲求、焦りや嫉妬、比較に競争、心配や無価値感……。個人的にライフワークの一つとして学んでいるスピリチュアルの法則から見ても、こんな負のエネルギーが蔓延しているんだから環境問題はもちろん、悲しい事件や争いが絶えない世の中になるのは当然で、「でもほんとはね、“You are enough”なんだよ」という真理を粛々と伝えていきたいと思いながら。同時に、調和を目指したい人も増えている過渡期だからこそ、不協和音や社会の闇がどんどん炙り出されている空気も感じている今日この頃です。

環境問題が深刻化した原因は、消費の加速も一つあるけれど、じゃあ「ファスト◯◯◯」だけの責任かというと、そうでもありません。次々と更新される新作、途端に過去のモデルは古めかしくなる、その無限ループが続くマインドコントロールはファストか否か、サステイナブルか否かに関わらず、あらゆる商品で見られている現象です。一つひとつがどれだけの環境負荷で作られたかには目もくれず、「もうトキメキを感じないならどんどん断捨離してスッキリ!」といった習慣も広がる昨今ですが、先ごろ2022年6月、環境問題に大きく加担するファッション業界について一つのフィルムが公開され、話題を呼んでいます。制作したのはアウトドアメーカーのパタゴニア、その名も『The Monster in Our Closet クローゼットの中の怪物』。おもに気候変動とプラスチック問題を取り上げた内容で、たとえば世界でつくられる衣類の半分以上は合成繊維、つまりプラスチックでできていて、これほどのプラスチック繊維が洗濯排水から世界中の海を汚し続けているというだけでもゾッとするけれど、それでも合成繊維が増え続ける理由は、化石燃料会社の後押しがあるから。フィルムは「ファッション産業は地球上で最も規制が緩く、最も汚染度の高い産業のひとつ。そして地球や人間よりも、利益を優先されている」といった指摘とともに、環境に配慮した商品を買うことは解決策ではない、「買わない」を最初の選択肢に、という提案も散りばめられています。
「“正しいものを買う”ことへの執着は、私たちに間違った決断を押し付ける。そうではなく、ある時点で、消費をやめることです」
「私たちは自分たちを消費者だと考えるように教えられ、消費することが重要、買い物は大きな貢献になる、と聞かされてきました。しかしそれは“従順な買い物ロボット”として自分を見ること……」
「If you don’t need to buy, Don’t Buy.
Because you don’t need so many clothes!必要がなければ買わないで。だって、そんなにたくさんは要らないでしょ!」
商品を売る側が制作したエンドロールに、こんなメッセージが添えられているのも印象的ですが、改めて今必要なのは「消費は投票」よりも、消費習慣そのものを見直すこと。最近は「消費から貢献へ」というフレーズも広がりつつあるように、地球を壊し続ける消費から、自然の再生に貢献できる在り方へ……。今フィルムも参考にしながら、自分にはどんな貢献ができるかを考えてみるのもいいかもしれません。
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ROXYの“サンゴを育てる”スイムウエア「Coral Collection」誕生秘話

ROXYより発売された新しいスイムウエアライン「Coral Collection(コーラルコレクション)」。こちらは、田中律子さん率いるNPO法人「アクアプラネット」とタッグを組んだコレクション。水着を購入することでサンゴの保護・再生活動に参加することができるのだ。詳しいお話を今回の仕掛け人、ROXYブランドディレクター見目真美さんと、アクアプラネット理事、田中律子さんに伺ってきました。
HONEY 今回のラインナップは落ち着いた色味のものが多いですね。コットンっぽい素材感や細かい刺繍がかわいい! その他こだわった点があれば教えてください。
見目さん まず第一にこのコレクションは企画の段階から、サステイナブルの素材であることにこだわりました。水着って普通のお洋服と以上に、フィット感などが大事になってくるので、リサイクル素材を使いながらも着心地や機能性を落とさないようこだわっています。水着はどうしてもシーズンもので、水辺でしか着られるチャンスがないのがもったいない。そこで今回は、普段のコーディネイトにも取り入れやすい素材感や色合いでデザインしました。ワンピースタイプの1型以外は、上下はバラバラに購入可能で、好きな組み合わせでコーディネイトしてもらえるようにしました。あとは日焼けして敏感になった肌にも優しいオーガニックコットンのシャツもコレクションに加えました。

HONEY 今回のコラボレーションのきっかけはありますか?
見目さん 律子さんが主催しているアクアプラネットの考え方に共感したっていうのが大きくって。サステイナビリティって、個人じゃできない取り組みもあると思うんです。サンゴの再生運動なんてまさにそれで。ROXYのブランドコンセプトとして「MAKE WAVES MOVE MOUNTAINS」という言葉があるんですが、これって「小さなアクションから、山をも動かす大きな動きにしよう!」という意味なんです。アクアプラネットの活動を拝見していたら、まさに考え方が同じと感じて。
律子さん うん、そうですね。こういったところで共感があり、今回一緒に取り組むことになりました。

HONEY 具体的にどのようにサンゴの保護に活用されるのでしょうか。
律子さん アクアプラネットは石垣島の海の中にサンゴの畑を作っているんです。サンゴの苗を作って、それを山に植えるみたいに、海に植え付けています。ただ植えて終わりではなく、その成長過程をずっと観測してもらえるようにしています。最初に植えた親指くらいのサイズのサンゴの赤ちゃんが、半年たつとこぶしくらいになって、1年経つと手のひらくらいに成長していくんです。今後はROXYのサンゴ畑を作っていく予定です。今後どれだけ水着が売れるかによって畑の大きさも変わっていきますので、みなさんの協力もよろしくお願いします(笑)。
田中律子さんがサンゴの植え付けを行なっている様子 HONEY “サンゴを一緒に育てられる”コレクションなんですね! ちなみにアクアプラネットを立ち上げたきっかけを教えていただけますか?
律子さん 14歳のときに初めてダイビングを経験したんですが、そのときの海がめちゃくちゃ綺麗だったんですよ。そこからずっとダイビングをしてきたんですが、どんどんサンゴが死んでいく様子を見てきました。陸上の変化よりも海の中の変化の方が顕著なんですよね、そして1998年のエルニーニョ現象で沖縄のサンゴの90%が死滅したんです。そのときに「これちょっとまずいよね」ってダイビング仲間とも話していて。とはいえ氷を入れて冷やすわけにもいかないし……。何をしたらいいかそのときは分からなかったんですが、沖縄でサンゴの移植をして保全活動をしている方にお会いして。その方と出会ってお話しを聞いたときに、「絶対にこの活動を応援する!」って決意したんです。16年前になりますが、気づいたらアクアプラネットを立ち上げてました。
HONEY サンゴを育てるのはなかなか大変なのでは?
律子さん やっぱり時間がかかりますよね。1回壊しちゃうと元通りにするのは本当に大変。10年かかってある程度の大きさのテーブルサンゴができるけど、壊れるのはあっという間。サンゴは生命のゆりかごと言われていて、海洋生物をはじめとした生物のベースとなる存在なんです。でも、2030年には世界中のサンゴ礁が死滅するというデータが出ているんですよね。あとたった7〜8年です。だからそうならないためにも今アクションを起こさないと!

HONEY 見目さんも実際にサンゴの苗を買われたんですよね。
見目さん そうなんです! もうね、これ、感激なんですよ。買ったあとにメールでサンゴの写真をいただけるんです。見てください! 自分のサンゴにネームプレートやメッセージもつけてくれる。自分の目で見れない分、写真で送ってもらえるとやっぱりうれしいですね。もしかしたら、自分が買ったこのサンゴがどんどん増えて、何年後かにはもっと大きくなっていくかもしれない。ただお金を払って終わりじゃなくて、植えたことによって海の未来を想像したり、気候の心配をするようになったりと、見方が変わるんですよ。そういうふうに自然と考えたり、話す機会ができるのって素晴らしいですよね。そしてそのための労力を考えたら、これってすごいことだなって思います。

私は子供の名前をつけました。本人もビーチクリーンしているんですけど、もっともっと関心を持って欲しいなという思いを込めて」 律子さん ありがとうございます! やっぱり植えたサンゴはそのままじゃなくって、メンテナンスもずっと続けていかないといけないので大変です。定期的に結果を報告している分、責任を持ってきちんとやっていかないと。あとはまだまだ知らない人が多いけれど、知ってもらったら行動に移してくれる人も多いはず。それをROXYのようなブランドを通して知る人が増えたら、もっともっと継続できるようになる。そうなってくれるとうれしいなって思います。
HONEY 本当ですね。HONEYも頑張ります! ちなみにROXYさんのサステイナブルな取り組みについてもお伺いできますか。
見目さん まず商品を生産する工場は、第三者機関を使って、人権的、倫理的に労働環境が一定の基準をクリアした工場だけを使っています。商品だけでなく、梱包やハンガー、備品に至るまで、可能な限りリサイクル素材を使えるよう進めています。そして企業での取り組みとしては、外部の講師によるサステイナビリティのワークショップを定期的に行ったり、全世界同時にクリーンアップを実施したりと、モノとコト両面での取り組みを進めています。企業だからこそできることがまだまだあるので、これからもしっかり取り組んでいけたらと思っています。

HONEY おふたりの海との付き合い方を教えてください。
見目さん 基本的に海はずっと遊ぶ場所でした。大学時代はダイビング、今はサーフィンをしています。子供ができてからは子供と貝殻を拾ったりビーチクリーンをしたり。私に取っては週末に自分をリリースできる場所。子供にも、“遊ぶ場所”というところから、海や自然のために何ができるのか、自然に考えてもらえるようになったらいいですね。
律子さん ダイビングのほかにサーフィンをしたり、SUPをしたり、海は欠かせない存在。なので、海の生命の源であるサンゴは本当に大事な存在だし、色々な人に知ってもらいたい。生き物たちにとってはなくてはならないもので、このサンゴ礁がなくなってしまうと、小さな魚がそこで育つこともできないし、卵を産んで子育てをする場所もなくなってしまう。食物連鎖の源がサンゴ礁。だから、私はおばあちゃんになってもサンゴを守る活動をやっていると思います。ずっと安全に安心して遊べる海を残しておけるような活動を今後もやっていきたいなと思っています。

ビキニトップ¥11.000、ボトムス¥8.800、ワンピース¥19.800/ROXY(ボードライダーズジャパン) -
バイロンベイで活躍するイラストレーター。サーフィン犬のコミカル&チャーミングな日常

HONEY Vol.33「世界のビーチシーンの今」のバイロンベイ特集でピックアップしたイラストレーター兼ファッションデザイナーのClare Duffy。サーフィンやスケートをしたり、ビーチでマルガリータを嗜む犬たちの日常をパステルカラーで描く。オリジナリティたっぷりの作品は彼女のWebサイトでチェックして。ここでは本誌で掲載しきれなかったアートの話や、クリエイティブな人々が集まるバイロンベイのアフターコロナの生活など、Clareへのインタビューを全公開!
―自己紹介をお願いします。
バイロンベイを拠点に活動するイラストレーター兼ファッションデザイナー。バイロンベイには、アーティストやミュージシャン、デザイナー、写真家など、クリエイティブな人々が集まっていて、興味深い人たちがたくさんいるの。バイロンベイに引っ越してきた当初は、Tallowというレディスサーフブランドでデザインアシスタントとして働きながら、サーファーたちと交流していたわ。私はもともと犬が好きで、サーフィンをする小さな犬のイラストを描き始めたの。その後もストリート/サーフブランドのAfendsのレディスデザインの責任者をしたり、ファッション業界で働きながら、常にアートを描き続けていたわ。1年間スペインに滞在し、ヨーロッパを旅行している間に思い切ってイラストに専念することに決めて、フルタイムの仕事を辞めたの。


―サーフアートは色々あるけど、クレアの作品は他にない世界観でおもしろい。自身のアートについて教えてくれる?
自分のイラストのブランドを「ハウンドタウン」と名付けているの(“ハウンド”はハウンドドッグから来ているのは絵を見れば明らか!)。これは、’70年代に誕生し、’90年代に再び登場したスケートチーム「ドッグタウン」が由来。常にヴィンテージを参考にしながらライフスタイルをとらえ、その雰囲気を伝えるようにしているの。バイロンベイのサーフシーンや旅先の夜のバーのシーンなど、リアルな場所が「ハウンドタウン」のモチーフ。ペットの肖像画もたくさん描いていて、デジタルイラストと水彩画の両方を提供しているの。時々、人間の犬バージョンも描く。その人の性格や外見と、どんな犬になるかをマッチングさせるのはとても楽しいの。
―犬とサーフィンをテーマにした理由は?
サーフィン犬のアイデアが浮かんだのは、いつなのか特定できないくらい。私は大の動物好きで、小さい頃からいつも犬のスケッチをしていたから。昔、ヌーサでSUPと2匹の犬を連れて波打ち際まで歩いていく男性を見たことをはっきりと覚えている。その犬が2匹とも、彼がSUPを水につける前から飛び乗り、海に出ることにとても興奮していたの。犬も私たちみたいに波の上ではしゃぐことのが好きなのね。
バイロンベイがクリエイティビティとサーフィンの雰囲気が混ざり合った場所だったというのもベースにあったと思う。ハウスメイトを笑わせるために、波乗りする小さな犬のスケッチをしていたこともきっかけのひとつ。スペインに住んでいた頃、自分が没頭できるイラストレーションスタイルを確立しようとしていたの。パステルカラーのピンク、イエロー、ブルーを基調に、少しずつキャラクターやシーンを追加していって、今の「ハウンドタウン」を築き上げたのよ。
―イラストから感じてほしいことはある?
私のイラストから幸福感やポジティブな雰囲気を感じてもらいたい。私のイラストが笑顔や笑いをもたらし、家庭を暖かい雰囲気で満たすことができれば成功ね。それと、困っている犬や動物を支援する仕事もしたいと思っているの。動物たちのために、動物愛護の意識を広め、私のできる範囲で役割を果たそうと考えているわ。

―クレアの動物愛がすごく伝わってくる。バイロンベイは、動物や自然がより身近に感じられる場所だったりする?
ひとつストーリーがあるわ。バイロンベイの人気のサーフブレイク、ザ・パスに数人で集まって、木に登っているコアラの赤ちゃんを観察していた時のこと。なんとなく不安定に見えたから、私は隣の男性に言ったの。「もし赤ちゃんコアラが落ちたら、キャッチしましょうね!」って。そしたら1分後に、5メートルもの高さから本当に落ちてきたの! その男性が落ちてきた赤ちゃんコアラを受け止めてくれたんだけど、怪我をしているかどうか分からなかったから、コアラの扱い方を知っている近くで開催されていたアボリジナル・ツアーのスタッフに一時保護してもらったの。それから私たちはコアラの野生動物保護団体「フレンズ・オブ・ザ・コアラ」に電話して助けを求めたわ。コアラを診察してもらって、孤児であることを確認した後、リハビリプログラムに参加させ、大きくなったら野生に戻すことにしたの。
このアボリジナル・ツアーはおすすめよ。アボリジニの地元の人が案内してくれて、この地域のアボリジニの歴史や物語を学んだり、ブッシュタッカー(アボリジニに伝統的に利用されてきたオーストラリア原産の動植物)を試食したり、世界で最も古い文化の一つであるアボリジニの文化について理解を深めることができるの。ツアーについては、Webサイトとインスタグラム で調べることができるし、本当におすすめ!

―バイロンベイが好きな理由は?
たくさんあるけど、一年中穏やかな気候、安定した波、自然、犬にとって恵まれた環境、そして本当に良い人たちがいるっていうことかな。クリエイティブなエネルギーが溢れていて、単なる消費主義ではない体験やブランドを作り出している人たちがいる。茶道やダンスパーティーから、クールなバンドのイベント、地元のサーフショップでのサーフフィルム上映までね。


―コロナ以降、バイロンベイの雰囲気や状況はどのように変わった?
コロナが始まってから、バイロンベイの雰囲気はちょっとしたジェットコースターみたいだった。ほとんどの場所が影響を受け、ロックダウンや政策、メディアに対応することを強いられたから。でも、バイロンはコロナから隠れるのではなく、バランスをとってコロナと共存することに成功したと思う。
バイロンでは創造的で楽観的な精神が保たれてる。多くの人が自然に戻り、外に出て運動する時間を増やしたし、何かを作って、より自由に仕事をする機会にした人もいる。都会の人がリモートワークを始めて、閉鎖的な都会から海辺に移住するなど、地域全体が大きく変化していると思う。人口構成もずっと豊かになって、以前はバックパッカーや観光客で溢れていたこの町が、今では高級車でいっぱいになっている。寂しい部分もあるけど、コミュニティの精神は変わっていない。この町には強いコミュニティがあるの。
―バイロンベイのアーティストコミュニティでは、コロナの後に何か動きはある?
バイロンベイに住む多くの人にとって、コロナは外に出て何かを始めるためのきっかけになったんじゃないかな。アーティスト、デザイナー、ミュージシャン、そしてサーファーたちの間で、ちょっとしたクリエイティブなムーブメントが起こっていると言えるかもしれない。この間にビジネスを始めて成功した友人もいるし、クリエイターたちも、今もコロナが世の中の大半を占めているように見えるにもかかわらず、自分の野心のままに前進し続けているわ。
―今後やりたいことは?
「ハウンドタウン」でやりたいことはたくさんあるんだけど、核となるのはイラストレーションとアートワーク。最近、ボンダイで壁画という大規模なアートワークを手がけたんだけど、もっと壁画の仕事をしたいと思っているの。今年は展覧会を計画してるし、他にもコラボレーションやハウンドタウン初の絵本など、さまざまなアイデアを練っているわ。

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アートを感じて心と体が豊かになるギルトフリーなお菓子。FOOD RETREAT SHOP #03

忙しない日常から距離を置き、ゆったりとした癒しの時間を過ごすリトリート。そんな心地いい時間を毎日の習慣でもある“食”からも取り入れることで、ヘルシーな身体へと導いていきたい。食材を見極め、身体へ問いかける。そんな丁寧な食事の時間を作ることは、日々セルフメディテーションをすることでもあります。フードからリトリートする方法をカフェやレストランから学び、“食のあり方”を考えていこう。
【過去のFOOD RETREAT SHOPはこちらからチェック】今回は受注生産でのみ発売されているスイーツショップ“A’bake”で感じた「持続可能な食生活」をご紹介。
身体が喜ぶかどうかを最優先に考えてみる

“アートを感じるギルトフリーなお菓子作り”をコンセプトに、小麦粉、卵、チーズ以外の乳製品を避け 、白砂糖や保存料、香料、着色料も不使用で作る丁寧な焼き菓子を販売しているA’bake。ギルトフリーでありながらも、食べ応えのある食感や、豊かで奥行きのある風味は贅沢なスイーツそのもの。そんなナチュラルな焼き菓子を作ろうと思ったきっかけは、オーナーの安部さん自身の体験を通して感じたことだった。
「私が過去に一度、過労で体調を悪くした際、自分の身体を大切にしなければいけないと身をもって感じ、まずは食生活を見直そうという想いで、“食”や“環境問題”の勉強を始めたところが始まりでした。学ぶうちに食べる物で身体は作られているという意識が強くなり、無添加やグルテンフリー、ヴィーガンの方のライフスタイルなどにも興味が出てきたんです。そこから自炊も原材料を選ぶときは、この素材で身体が喜ぶかどうかがポイントでセレクトします。そして、できる限り持続可能な方法で栽培されているかも考えたり調べたりしてチョイスしています。身体が喜ぶかもと思えばそれも楽しみなことになりました」“食養生”の大切さを改めて気づかせてくれた安部さんは、一児の母という一面も。お子さんの食事でも心がけていることを教えてもらった。
「娘の食事で心がけていることは、とにかく“食事=楽しい時間”にすることを一番に心掛けています。たとえば食事の内容は、月齢が5ヶ月のときから保育園に通っているので、自宅の食事だけでもとの想いでグルテンフリーを心掛けながら、調味料は全て完全無添加、お米も青果物も有機栽培や自然栽培の物を購入し、手作りするようにしています。こだわり出すとキリがなくなり、息が詰まってしまうのでほどほどに。外食もしますが、自宅でのご飯だけはこだわるのが私には心地いいペースなんです」
まるでアートのように見た目も美しいクッキーたち

「自然を感じる空気が好きで、綺麗で静かな場所、美術館、飲食店、変わった建造物、ギャラリーでアート作品を鑑賞、アパレルショップやビンテージショップでの面白いモノや服との出会い、色々な業界の方との対話から、デザインなどのインスピレーションを得ています。“こんなお店や場所に合うような焼き菓子があったらいいな”を想像しながらカタチにして、それが皆さんの手元に届くのは毎回感動します」
そう語る安部さんのクッキーは自分でのご褒美だけではなく、贈り物としてもぴったり。A’bakeを通して少しでも環境問題や自分自身に合う食生活と向き合う考えるきっかけ作りにもなるはず。そして何より観て、食べて、幸せ!を感じていこう。
ブランドのこだわりが詰まった一缶

オンラインでの注文後に生産を開始する予約販売限定のクッキー缶。賞味期限は発送より1週間なので、注文のタイミングで届くスケジュールも確認しておこう。森林¥3.980/A’bake ブランドが始まった時から定番人気のクッキー缶“森林”は、小ぶりな缶ながらも13種のクッキーが入っているので、初めて注文する人にぴったりな一点。熊本産の米粉がベースに、コーヒー味とほうじ茶味の猫サブレや、ほのかな苦味がクセになる抹茶サブレ、香りが豊かなシナモンサブレ、素朴な甘味を楽しめる紫芋サブレ、いちじくのジャムをサンドしたジャムサンドクッキーなどがラインナップ。中でもおすすめなのが、ラベンダーサブレや有機カルダモンとレモンのクッキーなどハーブを使ったもの。他では味わえない心穏やかになるフレーバーはぜひ食べてみて欲しい。
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かわいくってギルティフリーなクラフトジェラートがお取り寄せデビュー

日々猛暑が続く毎日。通勤や外回りでヘトヘトになったカラダを癒してくれるのは、帰宅後のアイスクリーム。そんな人には、カラダに優しく罪悪感も少なく楽しめる、こんなジェラートをおすすめしたい。

かわいらしいビジュアルとともに本日デビューした「TUTTO(トゥット)」。実は上質なアーモンドミルクを使った、乳・卵・白砂糖不使用のヴィーガンジェラートなのだ。
製造・販売するのは、福岡のジェラート店「ViTO(ヴィト)」。熟練の“ジェラートマイスター”と呼ばれる職人が、本場イタリアの伝統的な製法を使ってジェラートを手作りする人気店だ。「あらゆる年齢、さまざまな食の志向をもつ人に“感動のあるジェラート”を届けたい」という思いから、Vitoの技術やこだわりをそのままに、オンライン通販で“ヴィーガンクラフトジェラート”としてデビューした。

フレーバーは現在全12種類。 アーモンドミルク、ブロンテピスタチオ、ヘーゼルナッツチョコレート、イタリアンソルト、ペスカ ローザ (白桃)、ブラッドオレンジ、八女玉露抹茶、あまおうハイビスカス、ミントマンゴー、チョコミント、アーモンドココア、黑胡麻きなこが揃う 現在フレーバーのラインナップは12種類。2年に一度しか収穫されないイタリア・ブロンテ産のピスタチオを使用したフレーバーや、いちごの王様と称される「あまおう」にハイビスカスやエルダーベリーを組み合わせたもの、旬のフルーツをふんだんに使用したものなどが揃う。
さらにジェラートと一緒に味わっていただきたいのは手作りワッフルコーン。もちろんこれも、米粉やアーモンドミルクを使用したヴィーガンワッフルコーンなのでご安心を。

オンラインで購入できるのはジェラート単品(3個入り/¥600)から、全種類組み合わさった12種類のジェラート+ワッフルコーンセット(¥8.040)までと幅広い 今後はトッピングや新商品、季節限定フレーバーなども展開予定。さらに年内には実店舗もオープンするというので、続報にも期待したい。
暑い毎日を頑張る自分へのごほうびとして、心もカラダも喜ぶこんなギルティフリーなジェラートを贈ってみるのはいかが?
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自然を愛する、あの人に聞く。心地よい暮らしを叶えるためのヒント | Vol.12 草木染め

12回目に取り上げるのは「草木染め」。草木染め麻ころも作家として活動する佐光一恵さんを紹介します。

地球にやさしいモノづくりを
高校生の頃に漠然と「地球上360度見渡したうえで、誰にも負担にならないモノづくりがしたい」と考えていて。25歳で初めて草木染めに出会ったときに魂が震えたんです。それからかれこれ20年。マイペースにヘンプで草木染めの衣をつくるようになりました。染め材料は漢方でもあるので、身体が植物に包まれたかのような心地よさを感じることができるんです。
草木染めは化学染料とは違い、植物や果実など天然の染料を使って着色できるのが魅力。水や大地を汚す心配もありません。もちろん草木染め以外にも、地球にやさしい暮らしをするために、自分たちが排出したものはできるだけ負担なく大地に還元するように意識しています。例えば、生ゴミやトイレなどですね。調理で使ったお湯も、大地の微生物が死んでしまわないように、熱湯のままに大地に戻すようなことはしません。さらに庭の畑には、竹炭、卵の殻、海で拾ってきた貝殻を撒いてみたり。旅するコンポストを活用して生ゴミをそのまま土に還しているので、カボチャや大葉、エゴマ、ミニトマトなどが自然と生えてくるんです。毎年いろんな植物が生えてくるのも楽しみの一つになっています。最近では、 ソーラー発電でミシンを動かすということにもチャレンジしています。
自身も自然の循環の一部であることを体感
そんなふうに自然に寄り添いながら暮らすことが、私にとっての心地よい暮らしになっています。瞑想をしたり、採取した植物からモノづくりをしたり、自分の庭畑でできた野菜や果物をいただいたりしていると、地球と地球上に暮らす植物、動物、鉱物、微生物、粘菌などのすべてが人間とつながっていることを感じられて。自然を守らなきゃという使命感ではなく、自分が自然循環の一部となっていると体感できることが心地よさにつながっています。みんなで歌ったり、踊ったりしているときにも同じような心地よさが感じられて。私にとっての「心地よい暮らし」は、自分の直感を表現できることなんだと思います。
楽しみながら地球のためにできることを

地球にやさしい暮らしというと、なんだ難しく考えてしまいがちですが、楽しみながらすぐにできることってたくさんあると思うんです。例えば、洗剤やシャンプーなどを化学物質の入ってないナチュラルなものに替えてみたり、口にするものをできるだけシンプルな素材からできているものを選んでみたり。自分の足元の自然を観察する、種から植物を育ててみるといった小さなことでもいいと思うんです。そうした私たちの小さな一歩が、想像している以上に地球にとってインパクトのある行動になっているんじゃないかな、と。「もともと地上に道はない。歩く人が多くなればそれが道になるのだ」という魯迅の言葉にあるように、私たち一人ひとりが自分の身体のことを想うのと同じように地球を自分の身体の一部だと思って行動していけば、きっと地球は本来の美しさを取り戻せるんじゃないかと思うんです。
身近にあるもので草木染めを楽しんで

「草木染めを試してみたい!」という方は、まずは台所で捨てられるものから染めてみるのがおすすめです。玉ねぎの皮や、お茶葉、コーヒーかすなどを乾燥させて貯めておき、量(染めたいものと同量)がたまったら、大きめの鍋で煮出して染めてみてください。着古したTシャッなどを染めて生まれ変わらせるのも素敵ですよね。
お散歩に出たときに採取した植物から染めるのも楽しいと思います。春は蓬、夏は葛や枇杷の葉、秋にはセイタカアワダチソウなどなど、自分の感性でいろんな植物を使って実験してみてください。染めるときの媒染材には化学物質の助剤を使わずに、お酢やミョウバンなどを取り入れるのがおすすめ。染め上がりを見るのが楽しみになるはずです! -
写真家Jana Kirnが切り取る、ありのままのバイロンベイ

HONEY Vol.33「世界のビーチシーンの今」のバイロンベイ特集に登場した写真家・ビデオグラファーのJana Kirn。独自の視点からバイロンベイの自然体を切り取る彼女。その頭の中を、オーセンティックな写真と共に覗いてみる。
―まず、あなた自身について教えて。
バイロンベイを拠点とする写真家・ビデオグラファー。フロリダ出身で、16歳の時に母親からフィルムカメラを贈られたの。私はビーチを巡って友達の写真を撮り、カメラバッグにはいつも砂が入っているような状態で育って、今でも地球の反対側(バイロンベイ)で同じことをしているわ。
―主にどんな写真を撮っている? どんな写真を撮るのが好き?
もともとファッションが好きで、最初のキャリアプランはファッションデザイナーになることだったの。大学に通って勉強していたけど、週末は友人と写真を撮ったり、フォトショップを独学で学んだりしてたわ。あるとき、「服を作るより、服の写真を撮る方が好きかもしれない」と思ったの。だから、私の作品はファッションと人物が中心で、サーフィンや水中写真も少し。色と生の瞬間が好きなの。あまりポーズをとったような写真は好きじゃなくて……。気楽さと自然体を保ちながら、無理なくエッジと奇抜さを取り入れた写真にしたいって考えてるわ。 お気に入りの写真は、完全に創造的な自由があるもの。つまり、制約なしに最後まで自分のビジョンを見ることができるものよ。
―写真家・アーティストとして活動する上で、バイロンベイに住むとどんなメリットがある?
バイロンベイは、多くの素晴らしいアーティストやクリエイターの拠点となっている。地域のエネルギーと土地の美しさが混ざり合って、インスピレーションの沸き立つ渦を作り出してるって感じがするわ。
―これまでバイロンで撮影したプロジェクトの中で、お気に入りのものを教えて。
自分の家の裏庭で撮影できるプロジェクトは、どれもお気に入りよ。
―バイロンが好きな理由は?
写真を撮るのと同じくらい、いや、それ以上に好きなことのひとつがサーフィン。フロリダで育ったライフスタイルや、週末にサーフトリップに出かけたり、ほぼ毎日ビーチに行ったりするライフスタイルをもう一度始めるために、バイロンベイに移住したの。仕事の関係でペンシルバニア州のフィラデルフィアへ引っ越したときは、しばらく音信不通になっていたわ。6年間都会で働いた後、私には変化が必要だったの。サーフィンがしたかったし、写真も撮りたかった。バイロンはその両方が叶う場所だと思う。






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