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  • 自然を愛する、あの人に聞く。心地よい暮らしを叶えるためのヒント | Vol.29 自然料理人 × 農業

    自然を愛する、あの人に聞く。心地よい暮らしを叶えるためのヒント | Vol.29 自然料理人 × 農業

    29回目に取り上げるのは「農業」。自然料理人 × 農家として、京都北部・京丹波町で「from the farm 京丹波 髙橋農園」を展開する髙橋慎也さんを紹介します。

    野菜嫌いから「農家」へと転身

    中学生の頃にアメリカンロックに興味を持ち、それからアメリカ料理、ジャンクフードにハマり、20代には横須賀米軍基地内のレストランで料理修行を始めました。
    その後、六本木、銀座のカリフォルニア料理店でさらに本格的な料理を学ぶようになっていったのですが、生まれもってアレルギー体質であった私は負担のある食べものを食べ、仕事で作り続けているうちに、身体がついていかなくなってしまって……。ついに不調を訴えるまでに。
    30代半ばには身体を壊し入院。それを機に食を見直すようになりました。マクロビオティックの食生活を実践するようになったのはその頃です。

    退院後、横浜にある『ナチュラルハーモニー』というレストランで今まで苦手だったトマトのサラダを食べたとき、「こんなに甘くておいしいトマトは初めてだ!」と感動を覚えました。店員さんに尋ねると、「自然栽培のフルーツトマトなんです!」と、聞いたことない言葉ばかり。
    すぐにその意味を調べたところ、野菜の作り方、トマトの品種の多さに驚きました。そこから野菜嫌いだった私が、自分で野菜を作り、作った野菜で料理してみたい! と思うように変化していったんです。

    京都・京丹波に移住したのは2016年のこと。東京に住んでいたときには、休日には勉強がてら高級レストランで食べたり、休みの前日には遅くまでお酒を飲んだりという生活を送っていましたが、この地で自分で野菜やお米を作るようになってから、ほとんど外食しなくなりました。
    さらに、出かけるときには必ずおにぎりと野菜のおかずを持ち歩くように。どんな素敵なお店で食べる料理でも、自分で育てたお米と野菜には敵わないな、と(笑)。今では、いくら外食でおいしい料理を食べてお腹は満たされたとしても、なぜか心は満たされないんですよ。結局、家に帰ってきてからまた自分たちで作ったお米を炊いて食べています(笑)。

    365日、自然と寄り添った生活を

    そんな私も気づけば、農家として8年目。365日、自然と寄り添いながら自分たちの好きなことをしている日々は、本当に毎日が充実しています。うちに遊びに来る方は、みんな長靴と手袋持参で、田畑で一緒に作物を育てるのを手伝ってくれるんです。一緒に採れた野菜やお米を外で食べて──、遊びなのか、仕事なのか、お手伝いに来ていただいてるのか、わからなくなるくらいみんなで楽しんでます。

    好きなことをして、身体にも環境にも優しいことをして、毎日の生活が健康でいられること、それが私にとっての「心地よい暮らし」になっています。

    農作物を育てるうえでもアップサイクルを意識

    そんな心地よい暮らしを叶えられているのも、自然があってこそ。農業をするうえでも、アップサイクルは常に意識しています。

    地元のしめじ工場から出る廃棄物(使い終わった後の菌床や、間伐竹のチップ)を畑の土と混ぜて微生物を増やすために再利用したり、毎月「naekd market kyoto」と「zero waste farmers market」というマルシェに出店し、規格外の野菜と私が作っているソイマヨを使った惣菜を販売したり。

    さらに、コールドプレスジュース屋さんから出る、ジュースを絞った後の野菜や生アーモンドのパルプを練り込んだアップサイクルなスコーンも作っているんです。

    自分の好きな作物を育てるところから始めてみる

    サスティナブル、エシカルが叫ばれている今、農業に興味を持つ人も増えてきています。興味があるなら、まずは飛び込んでみることが大事。今は、色々な農業体験や農業学校も増えてますし、なんでも良いので、自分の好きな作物を作ることに触れてみてください。大好きなことって、楽しくて辛さを感じないものですから。WWOOFというオーガニックの農家さん等の暮らしをしているところへホームステイし、生活も農業も一緒に体験できるとても良い制度あるので、それを利用するのもおすすめです。

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    自然を愛する、あの人に聞く。心地よい暮らしを叶えるためのヒント | Vol.28 アロマヨガメディテーション

    28回目に取り上げるのは「アロマヨガメディテーション」。アロマセラピーとヨガ、瞑想の3つを組み合わせた「アロマヨガメディテーション」を手がける揖斐純子さんを紹介します。

    アロマセラピスト川野菜穂さんが教えてくれた“香り”で叶うセルフケア

    朝起きて「今日はやる気がでない」や、夜のリラックスタイムに「眠くならないな」と感じることもある。そんな身体や心のサインには、“香り”から寄り添っていきたい。香りは脳にダイレクト伝わるといわれており、自律神経やホルモンバランス、免疫力などに影響を与え、心身のバランスを整えてくれるから、セルフケアにぴったり。

    ネガティブな感情をコントロールする、たった一つの心構えとは

    みなさんは感情のコントロールがうまくいかず悩んでいるなんてことありませんか? 感情は、悲しみ・憎しみ・喜び・絶望・希望・不安・落胆・満足感・妬み・安心感・熱狂・賞賛・感謝など。約27種類に分類できると言われています。
  • プロサーファーの現在地|福島寿実子 vol.3/大好きなサーフィンとヴィンテージを融合

    プロサーファーの現在地|福島寿実子 vol.3/大好きなサーフィンとヴィンテージを融合

    サンディエゴでの暮らしが始まり、2人の夢は膨らむばかり。レストランを軌道に乗せつつ、最近では自分たちが大好きなコトやモノにも注力している。サーフィンが好き、ヴィンテージが好き。お互いに共通する感性を形にしたい。その強い思いが実現する日は、そう遠くはなさそうだ。


    カリフォルニア留学中に知り合った寿実子さんと大介さん。彼はもともとヴィンテージの洋服などを扱う仕事をしていたため、卒業後は日本に帰国する予定だったそう。けれど、寿実子さんのカリフォルニアに住みたいという強い思いで、今の暮らしに。結果的にはお互い満足できる未来となった。

    「私もヴィンテージ好きなので、良く一緒にフリーマーケットへ行きます。ヴィンテージのサーフボードも買い付けているんですよ」

    飲食店で資金作りを行いながら、いつかは自分たちの好きなサーフィンとヴィンテージをコラボさせたビジネスも始めたいと言う2人。

    「ハードコアなサーファーから子連れのママサーファーまで、さまざまな人にカリフォルニアを満喫してもらいたい。そのためにも、今後はその人に合ったツアープランを提供したり、イベントを開催するなど、カリフォルニアの魅力を実際に体験してもらえるような場を作りたいと考えています」

    23歳から本格的にサーフィンを始めた彼女は、それまではスキーの国体選手として活躍。中学生の時、ハワイで初めてサーフィンを体験した思い出を胸に、ずっと憧れ続けていた。

    「その当時、お年玉でサーフボードを買ったんです。23歳の再デビューは、そのボードから始めたんです。
    サーフィンって、自分の気分が良い時はすごく楽しいし、逆に疲れている時には元気がもらえますよね。そんな風にどんな状況でも寄り添ってくれるところが魅力的だと思います。
    海やそこにいる人のパワーが心を満たしてくれる。それがずっとサーフィンをやめられない理由かもしれません」

    プロのショートボーダーとして活躍していた彼女は、日本では当然ショートボードばかりに乗っていた。でもカリフォルニアで暮らし始めてからは、フィッシュやミッドレングス、ロングボードなど、いろんな形のサーフボードに乗る喜びに目覚めたそうだ。

    「ここはゆったりとサーフィンを楽しんでいる人ばかり。素敵だなと思いました。シングルフィンをゆるく乗りこなす人も多いですが、とにかくみんな上手いんです」

    海外経験の多い寿実子さんが、たった1度のサーフトリップで移住を決めたカリフォルニア。何の不安もなく、すぐに行動に移したいと思った彼女は、この場所にサーフィンの理想郷を見たのかもしれない。

    「この先、エリア内で移動することはあるかもしれないですが、サンディエゴを離れることはないと思います」


    移住先は“海の上”。波を追い続け、辿り着いたヨット暮らし_Episode1

    海、そしてサーフィンに魅了され、世界各国を巡ったのちにヨットを購入。現在は1年の半分を地中海の海の上で暮らしているKazumiさん。そんな彼女の海×旅のストーリーを3回にわたって紹介します。

    ピースなマイノリティが世界を変える、「3.5%の法則」って知ってる?

    気候マーチをはじめ、市民の力で地球環境を守ろうとする運動が世界中で盛んな昨今、ハーバード大学の政治学者エリカ・チェノウェス教授が発表したこんな研究結果が、大きな反響を呼んでいる。

    アンティーク家具に囲まれた、スペイン・バスクの海沿いの家

    ムンダカから車で30分ほど南下した、バラエティ豊富な波が立つバスクコーストに住むアーティストカップル。彼らの家と隣のアトリエを訪ねると、そこは厳選された“好き”と、飾らない日常から作られるナチュラルな空間だった。
  • 今の常識が、10年後の非常識になる~世界に広がるプラスチックフリー運動

    今の常識が、10年後の非常識になる~世界に広がるプラスチックフリー運動

    日本はプラスチックの生産量が世界第3位でありながら、一人当たりの容器包装プラスチックごみの発生量は世界第2位という、プラスチック大国。そんな日本では2020年にレジ袋が有料化、2022年からはプラスチック新法も施行されたけれど、世界的に見ると日本の対策遅れが目立つほど、海外の脱プラスチック運動は先を進み続けている。
    一例を挙げると、EU(欧州連合)では2021年から食器やカトラリー、ストロー、綿棒など幅広い使い捨てプラスチック製品が使用禁止になり、イタリアでは2020年から、5mm以下のマイクロプラスチックを含む化粧品の製造及びマーケティングも禁止に。カナダでは2022年から使い捨てプラスチック(プラスチック製レジ袋、カトラリー、ストロー、マドラー、缶入り飲料を束ねるプラスチック製リングキャリア、テイクアウト容器など)の製造・輸入・販売を禁止とし、2025年までには輸出も禁止される。
    アフリカのケニアは世界に先駆けて、2017年からプラスチック袋の製造・輸入・包装・使用を全面禁止とし、違反した場合は約220万~440万円もの罰金、または最長4年の懲役、もしくはその両方が科せられるという厳しい法律も導入している。
    世界の最新トレンドでは、石油由来プラスチックの代替えとして広まりつつある不織布や生分解性プラスチックも、「自然に還らない」として禁止にする国も広がり、「10年前の常識は、今の非常識になる」……そんな嬉しい変革も感じられるようになった。

    この約50年で、年間生産量が20倍にも増えたプラスチックは今、毎年約4億トンも生産されている。一方で、そのほとんどが適切に処理されず、1950年以降に生産したすべてのプラスチックのうち、リサイクルされたのはたった9%、残りの91%は焼却や埋め立て処分、または川や海などの環境中に流れ出てしまっている。
    プラスチックは「使うのがNGというより、捨てなければいいのでは? リサイクルすればいいのでは?」という声も聞くけれど、プラスチック製品は複数の素材や添加剤が複雑に混ざっているなどの理由から、リサイクル目的で回収されたとしても実際には多くが「リサイクルされずに廃棄」されている。
    そもそも、プラスチックは生産過程でも、埋め立て・焼却処分でも、運搬やリサイクルの過程でも大量のCO2を排出して温暖化を加速させ、埋め立てた場所で劣化が進むなかでも、温室効果が25倍も高いメタンガスやエチレンなどが放出されている。
    埋め立てた土壌や水辺などにもプラスチックに含まれる添加剤などの有害物質が溶け出し、現地の環境や生物、人々へ被害を広げている様子を見ると、「海に流れ出なければプラスチックを使ってもいい」というわけでもないことが分かる。

    環境だけでなく、最近はプラスチックによる私たちへの健康被害も次々と明らかになってきた。近年、日本で安価に売られているプラスチック製品から、国際条約で使用が禁止されている「有機臭素系難燃剤(PBDE)」などが検出されたニュースも記憶に新しい。
    PBDEは、かつてカネミ油症などを招くとされ使用禁止となった「ポリ塩化ビフェニル(PCB)」に構造が似た有害物質で、環境中や生物・人間の体内に蓄積して、免疫異常や発がん性、ホルモン異常などを招く内分泌攪乱物質(環境ホルモン)の一つ。
    安価な製品に限らず、食器や雑貨、おもちゃ、洋服やぬいぐるみの化学繊維などからも危険な有害物質が検出されることも。その背景の一つに、日本はプラスチックごみを大量に海外へ輸出しているけれど、それを再利用して作られる外国産の安価なプラスチック製品には、元々のプラスチックごみに含まれていた添加剤も多い上に、再利用の生産工程でさらにたくさんの添加剤が使われることなどが原因のよう。実際、そうしたリサイクル工場では作業員の健康被害も多く報告されている。

    最近は海洋プラスチックごみをリサイクルして作られるアイテムも増えてきたけれど、実はそれらも同様に有害性が高い。というのも、海に流れ出たプラスチックにも添加剤がそのまま残留し続けている上に、海を漂うなかではこれまで人類が海に流してきた汚染物質もどんどん吸着していくので、毒性濃度はさらに高まっている。その濃縮倍率は海水の10万~百万倍といわれ、百万倍というと1gのプラスチックに1トン分もの汚染物質が付着していることになる。
    HONEY本誌でも何度かご教授いただいた東京農工大学の高田秀重教授は、こうした海洋プラスチック汚染の危険性を長年研究している第一人者。高田教授は1998年、神奈川県の鵠沼海岸でプラスチック片を分析したところ、高濃度のPCBや環境ホルモンが吸着していることを発見し、「プラスチックが有害汚染物質の運び屋」となっていることを世界で初めて発見した。それから世界的にもさまざまな研究が進み、「環境中から回収したプラスチックごみを製品化に使うのは避けたほうがいい」というのが研究者たちの意見だそう。

    もともと、プラスチック製品の生産に使われる添加剤についても、これまであまりはっきりと分かっていないまま多用されてきたけれど、近年になって「実は危険な添加剤でした」と発表されるものも続々と。たとえば、ペットボトルの蓋などに高濃度に含まれる紫外線吸収剤が、最近になって深刻な内分泌撹乱作用を持つことが分かってきたり。
    添加剤はプラスチック自体を柔らかくしたり、着色剤や酸化防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤など、たくさんの種類が使われるけれど、それらは海に流れ出ても、細かいマイクロプラスチックになっても残留し、それを小さなプランクトンや魚介類が食べると、添加剤が体内に吸収・蓄積されて、食物連鎖経由でいろんな動物や人間にも同じ被害が広がっていく。私たちは魚介類を食べて取り込む以外に、飲食でプラスチック容器を使うときでも、添加剤は熱や酸、油にさらされると溶け出しやすくなる。そうなると、油やドレッシングなどのプラ容器はもちろん、プラスチック容器包装に入った食品をレンジでチンしたり、お湯で温めたりする手軽さが人気なことも、なんだか恐ろしく思えてくる。

    これだけ幅広いダメージや有害性が明らかになっていても、今後もまだまだプラスチック生産量は増え続けるといわれる一方で、「脱炭素社会」を目指すなかではこれまでのように石油由来のプラスチックが「作れない・使えない」時代になっていくという予測もある。
    というのも、石油由来のプラスチックは、原油からガソリン、灯油、軽油、重油、アスファルトなどとともに取れる「ナフサ」から作られ、これまではナフサが「石油の副産物」だからこそ安価に取引されていた。
    けれども脱炭素を目指すとともに石油自体のニーズが減っていけば、ナフサ自体が高価なものになり、石油由来のプラスチックや化学繊維は手軽に生産できなくなる。かといって、バイオマス・生分解性プラスチックや自然素材に代替えしても、今の生産量をまかなうためには環境や生態系がますます乱され、気候崩壊も加速させるという悪循環のループが終わることはない。
    そもそも、焼却でも埋め立てでも、リサイクルでも代替え品でも、さまざまに大きな問題が残ることを考えると、「この商品は良い・あれは悪い」と優劣を作ることが解決策ではないことも分かるはず。これはプラスチックに限らずすべてに言えることだけれど、今の環境危機を前にして私たちにできることは、全体の生産・使用量自体を減らしていくこと、そして不必要に奪わず、自然に手を出さず、ありのままを守ること──。
    そうして10年後の日本も、世界有数の高炭素&プラスチック大国だった今とは比べものにならないくらい、プラスチックフリー&脱炭素な社会が進んでいることを心から祈っている。


    ピースなマイノリティが世界を変える、「3.5%の法則」って知ってる?

    気候マーチをはじめ、市民の力で地球環境を守ろうとする運動が世界中で盛んな昨今、ハーバード大学の政治学者エリカ・チェノウェス教授が発表したこんな研究結果が、大きな反響を呼んでいる。

    Design My Life!|パーマカルチャーのアイデアを日常に

    自然と人が、共に豊かに循環していけるパーマカルチャー。そのアイデアを日常に取り入れてもっと楽しくクリエイティブにQuality of Lifeを高める人生をデザインしてみない? 2011年から「東京アーバンパーマカルチャー」を主宰するソーヤー海さんに、そのヒントを聞いた。

    新生活で揺らぐ、睡眠の質を高めるケアアイテム5選

    春になり、いよいよ新生活がスタート。環境や生活リズムが変わった方も多いはず。自分では大丈夫!と思っていても「うまく寝付けない」、「なんだか疲れやすい」と感じている人は“隠れ寝不足サイン”かも。
  • サーフスポットをVANで巡る旅_Vol.2(南西ヨーロッパ編)

    サーフスポットをVANで巡る旅_Vol.2(南西ヨーロッパ編)

    ルーフトップにサーフボードを括りつけ、ヨーロッパの海沿いを自由気ままに旅するサーファーたち。彼らの実体験が1冊にまったシリーズ本がある。タイトルは『I LOVE THE SEASIDE』。


    「南西ヨーロッパ編」の2回目は、イベリア半島の南側に位置する、ポルトガル・アルガルヴェ(Algarve)地方とスペイン・アンダルシア(Andalusia)地方をピックアップ。
    ここは他では味わえない文化、雰囲気があり、自然や未開発の地が残る稀有な場所。気候は冬でも温暖で、食べものも美味しい(海水が冷たいので特に魚が有名)。
    もはや存在しないと思われているシークレットを発見できる可能性もここならある。ヴァントリップの醍醐味を味わえるエリア、その入り口へ案内します。

    ©️I LOVE THE SEASIDE

    PORTUGAL/アルガルヴェ

    主に北ヨーロッパ人の越冬地として昔から知られる、アルガルヴェ南東部。大自然が色濃く残り、サグレス岬より北のアレンテージョ方面は、100km以上の海岸線をカバーするヴィンセンティーナ海岸自然公園が広がっている。
    このエリアは“西海岸”と呼ばれ、冬になると巨大なうねりが到達。サイズが大き過ぎたり北風が強いときは、サグレス岬を回った右側の「南海岸」へ。小さなビーチと保護された入江が続き、うねりのない日はSUPやカヤック、シュノーケル、ハイキングが楽しめる。

    海は年々混雑を増しているが、タイミングによっては誰もいないピークを独り占めできることも。ローカルはフレンドリーだが、他のエリアと同様リスペクトの気持ちは忘れずに。人里離れた海につながる道で凹凸の轍を見つけた場合、それはシークレットへの道かもしれない。その場所をSNSに投稿するときは、最低でも2回は考えて。

    ©️I LOVE THE SEASIDE

    【こんなサーファーにオススメ】
    広大な空に開けた大地、ビーチは崖が切り立ち、町は白い建物で埋め尽くされている。そんな絵葉書のような景色が好きな人。ヒツジやヤギが道を横断するのを待ち、GPSが機能せず迷子になったり、超小型車の後ろをゆっくり運転することになっても動じない人。アルガルヴェに「急ぐ」という概念はない。自分史上最高にリラックスしながら過ごしたい人には最適な場所。

    ©️I LOVE THE SEASIDE

    【エリア:ODECEIXE】
    白い石造りの家が並ぶ旧市街と、フォトジェニックな古い風車が目印のオデセイシェ。旧市街から西へ4km、アレンテージョとアルガルヴェを分けるセイシェ川に沿って進むと谷がある。そこはオデセイシェビーチに続き、小さな集落にはサーフショップやバー、レストランがある。湾は断崖に囲まれ、絶壁に沿って歩くハイキングロードはどこまでも続く。  

    ©️I LOVE THE SEASIDE

    【ホテル & ワークショップ:Vida Pura】
    牧歌的な渓谷に佇むホテル「ヴィダ・プーラ」。サーフィン、ヨガ、アフリカンダンスなど感性を呼び起こすワークショップや、バイオダイナミック農法のリトリートが人気。エコでエシカル、いるだけで心が穏やかになるこちらでは、ワークショップの体験だけでもOK。

    住所:Moinho das Canas , 8670-320 Odeceixe
    公式サイト

    ©️I LOVE THE SEASIDE

    【ポイント:Odeceixe, Arrifana, Bordeira】
    冬場はコンスタントにうねりが入るが、ベストは小〜中程度のサイズ。夏の間は、ほとんどのビーチにライフガードがいる。

    Odeceixe(オデセイシェ):川の影響で砂が動きやすく、コンディションが変わりやすい。夏以外は混雑とは無縁。もし波が悪くても景色に癒されるはず。オデセイシェが大き過ぎたら、南側のアデカスビーチへ。ここは小さな湾になっているヌーディストビーチ。どちらもロータイドの時間帯にサーフ可能で、中程度の北〜北西〜西うねりに反応する。

    レベル : 初級〜上級
    駐車のしやすさ : ◎
    その他:周辺にレストラン、カフェ、サーフスクールあり。週末は混雑することもあり

    ©️I LOVE THE SEASIDE

    Arrifana(アリファナ):貝殻の形をした湾で、上から見て右側に小さな港がある。西海岸で最も北風をかわすため、他がジャンクでもここだけ出来るケースも多い。ボトムは石まじりの砂、うねりは小・中程度の北〜北西〜西に反応。ミッドからハイタイドまでサーフィン可能だが、砂のつきかたによって変化。混雑している日も多いが、向かって左寄りが比較的空いている。

    レベル:ビーチはすべてのレベルがOK。右側(漁港寄り)はポイントブレイクで中級者以上
    駐車のしやすさ:△ ※崖の上に駐車して、歩いてビーチまで降りるのが安全
    その他:トイレ、レストラン、カフェ、サーフスクールあり

    ©️I LOVE THE SEASIDE

    Bordeira(ボルデイラ):ピークがたくさんあるため、混雑時も選べば空いている場所を見つけられる。風を遮るものがないので風向きには注意。小・中程度の北西、西うねりに反応する。

    レベル : 初級〜上級までOKだがカレントには注意。入水する前に、波の動きやゲットするポイントをチェック
    駐車のしやすさ : ◎
    その他:周辺に施設なし

    ©️I LOVE THE SEASIDE

    SPAIN/アンダルシア

    イスラム教の影響が強く、アラブの雰囲気が漂うアンダルシア地方。自然豊かな公園、緑生い茂る丘の上にある風車が街のシンボルに。大西洋側にコスタ・デ・ラ・ルスと呼ぶ海岸線があり、カディスとバルバテの間にサーフスポットが点在する。冬でも太陽の日差しが暖く、白い砂浜と青い海、程よいサイズのうねりがラインナップ。ウィンターバケーションを過ごすのに最高の場所!

    【こんなサーファーにオススメ】
    太陽の日差し、ウエスタン調のインテリアが好きな人、何日も吹き続く東風のレバンテに吹き飛ばされそうになっても気にしない人。ショート、ミッド、ロングすべてのボードに乗りたい人。

    ©️philip roose / LOVE THE SEASIDE

    【エリア:El Palmar】
    夏はどこも混雑するが、それ以外の季節にビーチにいるのはサーファーか犬の散歩をしている人。町はこじんまりとしていて、最低限の必需品と焼きたてのパンが買える小さなグローサリーストアが2軒あるのみ。大量の物資を調達するなら、スーパーマーケットがある隣のコニル・デ・ラ・フロンテーラへ。

    ©️I LOVE THE SEASIDE

    【レストラン:El Escondite de Conil】
    ベジタリアン、ヴィーガン対応のメニューが豊富なエル・エスコンディーテ・デ・コニル。料理の味だけでなく、スタッフ、インテリア、雰囲気も◎。

    住所:Calle Herreria 11, 11140 Conil de la Frontera
    Instagram

    ©️I LOVE THE SEASIDE

    【カフェ:The Singular Coffee】
    美味しいコーヒーを飲むならシンギュラー・カフェへ。アラビカ種100%の豆を使用し、焙煎も店内で行なっている。コーヒーと一緒に、アンダルシアの郷土菓子も味わってみて。

    住所:Avenida Trafalgar 80 , 11159 Los Canos de Meca
    公式サイト

    ©️I LOVE THE SEASIDE

    ワークショップ:It’s Only Water
    水中撮影のワークショップとロングボードレッスンが受けられるセンスのいいアトリエ。貴重なサーフボードのレンタルも行っている。

    住所:Algarrobillo 28A, Carril Casa de Postas, 11149 Conil de la Frontera
    公式サイト

    ©️I LOVE THE SEASIDE
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    宿泊:Casas Karen】
    1988年、ベルギー出身のオーナー(カレン)が移住してオープンしたカーサス・カレン。施設の名前はオーナーの名前に由来。リノベーションした古民家、ビーチハウス、伝統的な藁葺き屋根の小屋など、環境に配慮したスタイルの違う部屋が用意。

    住所:Camino del Monte 6, 11159 Los Canos de Meca
    公式サイト

    ©️I LOVE THE SEASIDE
    ©️I LOVE THE SEASIDE

    サーフキャンプ:La Luz Surfcamp
    ビーチから徒歩圏内のサーフキャンプ。ヘルシーなローカルフード、ヨガ、サーフレッスン、スペイン語の授業、ボードレンタルなど様々なサービスを提供。クリエイティブでセンス溢れるオーナーのモニによって、シーズンごとに変わるインテリアも見どころ。

    住所:Cam. del Pino, 8, 11159 El Palmar de Vejer
    公式サイト

    ©️I LOVE THE SEASIDE

    スポット:Fontanilla, El Palmar, Caños de meca
    ベストシーズンは晩秋〜早春。エル・パルマールを基点として、南北に多数のポイントがあり。ここでは代表的な3ポイントを紹介。

    Fontanilla(フォンタニーヤ):初級からステップアップを目指すサーファーに適したビーチ。中程度の南西、西うねりに反応。ローからミッドタイドの時間帯がベスト。

    レベル : 初級〜上級
    駐車のしやすさ : ○
    その他:付近にレストランあり。強風に注意

    ©️I LOVE THE SEASIDE

    El Palmar(エル・パルマール):アンダルシア地方で最もコンスタンに波があるエル・パルマール。5kmに及ぶ長い海岸線には多数のピークが点在し、風の影響を受けやすいのが特徴。ベストコンディションは小・中程度の南西、西うねり。ハイタイドを除く、すべての時間帯でサーフ可能。

    レベル : 初級〜上級
    駐車のしやすさ : ○
    その他:周辺にレストラン、カフェ、サーフスクールあり

    ©️I LOVE THE SEASIDE

    Caños de meca(カニョース・デ・メカ):ピークは大きく分けて3つあり。古いアパート前のリーフブレイクは掘れた速い波で、テイクオフポイントも限られた上級向けのポイント。ロータイドがベスト。
    湾の真ん中では、すべてのレベルのサーファーが楽しめるパワフルな波がブレイク。
    灯台近くのトラファルガーはロングボーダーに人気のリーフブレイク。いつもセッションが行われているので、見ているだけでも楽しい。他よりもパワーのあるうねりが必要で、ローからミッドタイドの時間帯がベスト。

    レベル : 中級者以上
    駐車のしやすさ : △ ※波のある日は駐車困難。道の手前にある駐車場に停めるのがベター
    その他:周辺にレストランあり。トラファルガー岬へ続くハイキングロードは美しい景色が楽しめる

    ©️I LOVE THE SEASIDE

  • ビーチライフの家に映える! 大人の遊び心溢れるナチュラルなインテリア

    ビーチライフの家に映える! 大人の遊び心溢れるナチュラルなインテリア

    プロが教えてくれる“間取りに合った”インテリア Vol.2


    第2回目は、「H.P.DECO(エイチ・ピー・デコ)」でPRを務める米田さんが登場。世界の様々なインテリア雑貨・家具・照明・アートなどを取り揃えるライフスタイルショップ、エイチ・ピー・デコ。ナチュラルながら遊び心のあるインテリア使いを参考に、自分ならどんな家にしたいか想像を膨らませてみて!


    LIVING ROOM

    空模様を映す高窓から差す陽光が心地いいリビング。カバードポーチまで繋がるシームレスで開放的な空間。ここに合うのはどんなインテリアですか?

    「ビーチライクなお家には、ナチュラルなアイテムが映えます。

    砂浜を想起させるサンドベージュのリネンは、季節を問わず活躍してくれるからおすすめ。

    これは、ニューヨーク・ブルックリンで立ち上げたインテリア プロダクトブランド、コーラル・アンド・タスクの逸品。ストーリー性のあるデザインとハンドメイドのような風合いの刺繍が特徴です。

    そんなブランドの海をテーマにしたユニークなファブリックコレクションは、サーファーの心をくすぐるはず。

    また、のびのびと自由気ままに遊ぶ動物の姿は、どこかクスッとさせてくれます。

    様々な柄を組み合わせることで、自分だけの物語を楽しんでみてください」


    DINING KITCHEN

    ヘルシーでラグジュアリーなオープンキッチン。料理中に家族とコミュニケーションを取ったり、料理をしながら友人をもてなせるダイニングに欠かせないアイテムとは?

    「シックなカラーでまとめたダイニングは、差し色を効かせることで一気に明るくなります。

    ボナペティ!コレクションのカラフルなお皿は、食卓に彩りをもたらすだけでなく、水彩画のような透明感が料理の表情をさらに引き立ててくれるのもポイント。

    磁器製なので電子レンジや食洗機にも使用できる、おしゃれなのに普段使いにぴったりなお皿です!

    3種類のサイズを揃えておけば、取り皿としてやメインディッシュを乗せるお皿としてなど、幅広く重宝してくれます」


    FLEX ROOM

    働き方や暮らし方のスタイル変化によって需要が高まるホームオフィス。他にもキッズルームや、趣味のためのコレクション部屋など、ライフスタイル応じて自由に使用できるフレックスルーム。あると便利なインテリアはなんですか?

    「光を灯すとネットの影が落ち、ポエティックな雰囲気になるペンダントライト。

    殺風景になりがちなワークルームに、神秘的な雰囲気をもたらしてくれます。

    バイカラーのネットシェードがモダンな印象なので、集中したいシーンにも邪魔にならないはず」


    COVERED POUCH

    リビングと外を繋ぐ半屋外エリア、カバードポーチはビーチリーな家の憧れ。ゆったりと本を読んだり、休日にブランチをしたり、家にいながら非日常を味わえる。そんな瞬間に寄り添ってくれるインテリアとは?

    「外の光もインテリアのデザインとして楽しめるカバードポーチには、美しく透き通る花器がぴったり。

    パリの手吹きガラスブランド、ラ・スフルリーの花器は、ひとつひとつ異なる表情が特徴。

    感性の赴くままに吹き上げた渾身のガラスは独特の趣があり、花本来のナチュラルな魅力を存分に引き出してくれます。

    明るいカラーのお花を生けて、寒い冬を乗り越えるのもよし。アイビーや枝物を生けて、ビーチで拾った貝殻や流木と一緒にインテリアとして飾るのもいいです。

    合わせるもので表情がガラリと変わるから、そんなクリエイティブも楽しんで」

  • Her Wave 海のそばで暮らす彼女の物語#38/Elle Sampiere

    Her Wave 海のそばで暮らす彼女の物語#38/Elle Sampiere

    バリ・ウルワツの海の中、パワフルなライディングで一際目立つサーファーがいた。声をかけるととても気さくで、笑顔が印象的だったエル・サンピエール。プロサーファーとして活躍しながら、自身のキャリアやパーソナルライフの目標に向かって突き進む、彼女のライフストーリーをお届けします。
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    あなたのことについて教えて

    生まれ育ちは南カリフォルニア。16歳の頃から海外のサーフィンコンテストに出場するようになり、将来は世界中のサーフスポットを転々としながら生活することを思い描いていた。

    現在は主にパーソナルトレーナー、コンテントクリエイターの仕事をしをしている。プロサーファーの彼と冬の数ヶ月をポルトガルで過ごして、その後はコンテストがある場所にサポーターとして同行する生活をしている。だけどお互い離れて過ごす時間も大切だから、今は一人でバリに滞在しながら、ガールズサーフトリップをしたりトレーニングをしたりしていて、この後オーストラリアで彼と合流する予定。

    周りの人からはどうやってそんな生活をしているの? とよく聞かれるけど、正直言うと自分のパッション、好きなことを追い続けた結果だと思う。好きなことをしていると流れに上手く乗れるし、苦になることもないわ。自分でも今の生活が出来ていることに驚くこともあるけど、それと同時にとても感謝している。

    サーフィンとの出合い

    初めてサーフィンをしたのは5歳の頃で、本格的にするようになったのは13歳から。サーフカルチャーが盛んな土地で育ったから、周りはプロ並みに上手い子ばかりでとても刺激的だった。13歳の時に初めて国内のコンテストに出て、海外に挑むようになったのは16歳のとき。コンペティターになると生活のほとんどの時間をサーフィンやトレーニングに費やすことになり、金銭的にもメンタル的にも簡単なことじゃない。

    今はコンテストには出場せず、フリーサーファーとして活動しているけど今はこれがベストだと思うし、楽しめている。近い将来はまた、コンテストに出たいと思っている。

    サーフィン上達へのアドバイス

    毎日コンスタントにサーフィンすること。波が良くても悪くても必ず学べることはあるし、色んな波を経験するのはすごく大切なことだと思う。あとは自分のライディングをビデオに撮って、分析するのが一番。毎回一生懸命サーフィンしても知らないうちに同じミスを繰り返していることもあるし、欠点を知ることで修正でき=上達することができる。

    お気に入りのサーフスポット

    トロピカルな場所が好きなので、インドネシアは特別な場所。スンバワのレイキーピークやメンタワイ、最高な波がどの島にもあって、それぞれの島にもアクセスしやすい。
    今一番行きたい場所はフィジーと南アメリカ。数回しかやったことはないけど、1人で行くサーフトリップも大好き。自分の好きな波で好きなだけサーフィンできるのは、私のスタイルに合っている。あと、道中で出会う人々やハプニングも旅を面白くしてくれる。

    海、自然との関係を言葉にするなら?

    海で過ごす時間は精神的にも肉体的にも、私を良い方向へ導いてくれる。特にサーフィンを通じて得た自信は、計り知れないわ。自然の中に身を置くことで自分を客観的に見ることができるし、前まで乗れなかったサイズの波や、難しい波に挑戦するたびに、自分のレベルが上がる気がする。そしてそれが普段の生活にも良い影響を与えている。何か小さな不安があっても、これまでの経験や成功を思い出すと「私なら出来る」という力が湧いてくるの。

    今後の夢や目標

    サーフィンのレベルを上げるのが今の一番の目標。つい最近メンタワイに行ったんだけど、波と自分のコンディションがマッチし、これまでで最高のパフォーマンスをすることが出来たの。その時の感覚が今でも忘れられなくて、もっと上手くなりたいと強く思った。たまに自分に強く当たりすぎることもあるけど、目標があるとそれに向かって頑張れるタイプだから、どこまでいけるか楽しみだわ!

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    Her Wave 海のそばで暮らす彼女の物語#37/Cate Brown

    冷酷な天候、急峻な山々、深いフィヨルド……。顔が凍るほどの冷水でサーフィンをする女性たちをサポートするサーフコミュニティ「Three Degree Seas」を運営するケイト・ブラウンも、アメリカ北部の極寒の海で育った。フォトグラファーとして活躍しながら夢を生きる彼女の物語をお届けします。公式サイトInstagram

    Her Wave 海のそばで暮らす彼女の物語#36/Madison Jung

    世界中の波を追いかけながら、新たな旅へ出る準備は常に出来ているマディソン・ジュン。海の近くにいれればそれだけで幸せ、そんなピュアな心を持つ彼女のライフストーリーをお届けします。Instagram

    Her Wave 海のそばで暮らす彼女の物語#35/Brigit Castelfidardo

    メキシコの小さな海辺の町、プエルトエスコンディードに住みながら、自身が思い描いたサーフィンライフを満喫するブリジット・カステルフィダルド。温かい家族やコミュニティに囲まれて生活する彼女は、海の中でも一際目立つ優雅なサーファー。そんな彼女のライフストーリーをお届けします。Instagram
  • 先進的なエコシステムで自然と共創する「フィンドホーン」|世界のパーマカルチャー

    先進的なエコシステムで自然と共創する「フィンドホーン」|世界のパーマカルチャー

    スコットランドの伝統的な漁村であるフィンドホーンからほど近く、フィンドホーン湾とマレー湾に面したエコヴィレッジ「ザ・パーク」。

    フィンドホーン財団が運営するこの村は、約20万㎡の敷地内にトレーラーハウスから中小住宅、大型の集合住宅などの住まいがあり、約200世帯300人前後の住人が暮らしている。

    そのほかヴィレッジ内には、豊かな自然を生かしたキャンプ場や100室以上の客室がある宿泊施設、アートシアター、オフィスビル、ショップにカフェなど、多くの地元企業が参画している。

    そんなザ・パークでは、先進的なエコな取り組みに世界中から注目が集まっている。まず、建物の多くはヴィレッジ内にある風力発電機やソーラーパネルによる電力を使用し、バイオマスエネルギーも導入する。

    1989年に最初の風力発電機(75KW)がヴィレッジ内に設置され、2006年にはさらに3基の風力発電機(各225KW)を増設。それ以降の新しい建物は主にこれらの風力発電による電力を使用。

    さらにすべての建物はリサイクル素材や、毒性がなく断熱性に優れた素材を使っている。そして廃水処理においても、「リビングマシン」と呼ばれる生物学的処理施設があり、集落の半分の廃水をここで処理している。

    パークガーデンでは、切られて不要になった枝などを使ってバイオ炭を作るなど、庭から出た廃材を可能な限り再利用している。近隣エリアのための野菜を栽培する「カラーン・ガーデン」でも、家庭で出る生ごみを利用して堆肥を作っている。

    ヴィレッジ内にはホットコンポストが設置されているので、住人は手軽に生ごみを入れられるのだ。また、カーシェアシステムや、不要になった服や靴などを持ち帰れるブティックもあり、住人間でうまくモノをシェアできる仕組みもできている。

    このように常に進化を続けるエコヴィレッジは、その設備や仕組みを多くの大学や学校団体で教材として紹介されている。エコやサステイナビリティに関するさまざまなプロジェクトを提供し、大学生の実習訪問なども受け入れているのだとか。

    そしてもうひとつの特徴として、ザ・パークはスピリチュアル・コミュニティという側面も持ち、定期的な瞑想やヨガクラス、それらにまつわる勉強会なども開催。

    ヴィレッジに住む人々は瞑想など、自分の中の静かな声を聞く「インナー・リスニング」、「自然との共創」、すべての仕事や作業に愛を込めて行う「ラブ・イン・アクション」の3つを大事に暮らしている。

    ザ・パークは、自分の周りのエコシステムをもっと良くしたいと願っている人々や、ほかのエコヴィレッジへのインスピレーションになれればと考える。

    そして自分たちと同じ志を持つ人々とオンラインなどを通じて関わり合い、世の中の意識を変えるサポートの輪を大きくしていきたいという目標を持つ。

    うまく循環していく仕組みができているこの村は、我々が目指すべき社会の縮図なのかもしれない。


    アーバンパーマカルチャー|都会で自然に、楽しく、豊かに生きる(前編)

    約50年前に南太平洋タスマニアで芽吹いた小さな種、それが世界各地に運ばれ、美しい花々や実りを広く豊かに繋いでいるパーマカルチャー。

    【保存版】パーマカルチャーとは何か!?|基本の4原則と共に解説(前編)

    大いなる自然が紡ぎ繋いできた愛と豊かさのエッセンスを、地球に、日常に、心に取り戻すための“パーマカルチャー”という暮らし方。国内唯一の拠点、パーマカルチャーセンタージャパンの代表を務める設楽さんに、概念やそのベースとなる原則を聞いた。

    【HOW TO動画付き】自宅バルコニーで簡単に作れるプラントファーム、コンポスト

    人と自然が共存し、共に豊かになる方法を自宅のバルコニーで実践!ここではPLANT FARMとCOMPOSTを紹介し、後編ではREBORN VEGGIEとAQUAPONICSを取り上げます。動画で作り方も紹介しているので、併せてチェックしてください。

  • プロサーファーの現在地|福島寿実子 vol.2/日本の“美味しい”を発信しながら、新たなチャレンジを続ける

    プロサーファーの現在地|福島寿実子 vol.2/日本の“美味しい”を発信しながら、新たなチャレンジを続ける

    カリフォルニアに魅了されて移住し、すでに6年が経過。住めば住むほど好きになるここサンディエゴに、昨年新しい拠点を作った。夫婦でレストランをオープンしたのだ。たくさんのローカルに愛されるジャパニーズフードを提供するお店は瞬く間に人気になり、今年2店舗目をオープン。これからを見据える2人の夢とは?


    学校がLAにあったこともあり、しばらくはLAの近くで暮らしていた2人。それでも、サンディエゴへの思いは忘れることはなく、昨年の5月、ついにサンディエゴへ移住。グリーンカードを取得できたことも大きなきっかけだった。

    「引っ越しと同じタイミングで唐揚げ屋『Tenkatori Miramar』もオープンしました。飲食店に勤めていた経験がある旦那さんがオーナーで、私は裏方の手伝いをしています」

    アメリカンスタイルのフライドチキンは以前からあったが、ジャパニーズスタイルはサンディエゴで初めて。それもあってか、ローカルたちの間ですぐに話題に。ラホヤビーチからはわずか5分。サーファーも通う人気レストランになった。

    「夢のサンディエゴ暮らしが叶って、本当に楽しい日々です。サンディエゴは人も優しいし、自然がいつも近くにある。住んでみたらさらに好きになりました」と寿実子さん。

    今年の6月には『Tenkatori Miramar』の2号店もオープンする予定だが、ビーチフロントに近いためますます海とも近くなれる。毎日の暮らしに海が欠かせない彼女にとって、最高の環境だ。

    「子供ができてからサーフィンは週に2回ほど。1回は旦那さんがお休みの時、そしてもう1回は海を通じて仲良くなった、サーフママグループとのミートアップです」

    自宅からクルマで10分の場所にあるターマリンサーフパークが最近のお気に入りで、サーフママとはいつもここに集まる。お互いに子供達の面倒を見ながら、交代でサーフィンを楽しむ。この海がきっかけで知り合ったという彼女たちとの時間は、大切な日常のひとつになった。

    「初めて誘われた時には緊張しましたが、行ってみたらすごく楽しくて。全員アメリカ人なので、英語の勉強にもなっています。何より、ここに住んでいるって実感できるのも嬉しい」

    毎日、5歳になる娘を幼稚園に送り届けた後は、デイケアサービスのあるスポーツジムに息子を預けてトレーニング。午後には事務的な仕事を済ませ、娘をピックアップに行く。その帰りに海へ立ち寄り、子供達とビーチで遊ぶのが寿実子さんの日課だ。

    「彼の仕事を手伝う前は、サーフスクールをしたり、ヴィンテージファブリックを使ったボードケース作りをしていました。キッズサーフスクールは現在進行形で、暖かい日にゆる〜くやっています。ボードケースは大々的に宣伝していないのですが、海で見て声をかけてくれる人も多くて。
    ハンドメイドなので時間はかかりますが、クチコミで広がっていったのが嬉しかったです。2人目ができてからはなかなか作る時間がないですが、今後はもっとサーフィンに関わる仕事もしたいと模索中です」


    Her Wave 海のそばで暮らす彼女の物語#37/Cate Brown

    冷酷な天候、急峻な山々、深いフィヨルド……。顔が凍るほどの冷水でサーフィンをする女性たちをサポートするサーフコミュニティ「Three Degree Seas」を運営するケイト・ブラウンも、アメリカ北部の極寒の海で育った。

    プロサーファーの現在地|小高恵子 vol.1/東京・自由が丘の『ROAMERS & SEEKERS』を大解剖!

    南生まれでずっとサーフィンが身近だったプロサーファーの武藤龍寿さんと、東京を拠点に活躍していた小高恵子プロ。武藤さんは最近東京にサーフブティック、そして湘南にサーフクラブをオープンし、独自の視点でサーフィンの魅力を伝えている。

    映画『The Physics of Noseriding』|物理的に理解するノーズライディング

    数多くいる女性サーファーの中で、唯一無二のポジションを確立しているローレン・ヒル。雑誌の特集やサーフブランドの広告、コンテストなどに出てくるタイプではなく、パーティやイベントで姿を見かけることもほぼない。もし彼女をよく知っている人がいるとしたら、それはかなりアンテナを広く張っている人だと思う。
  • 新生活で揺らぐ、睡眠の質を高めるケアアイテム5選

    新生活で揺らぐ、睡眠の質を高めるケアアイテム5選

    春になり、いよいよ新生活がスタート。環境や生活リズムが変わった方も多いはず。

    自分では大丈夫!と思っていても「うまく寝付けない」、「なんだか疲れやすい」と感じている人は“隠れ寝不足サイン”かも。

    睡眠は体や脳の疲れを回復するだけではなく、記憶の整理をして、翌日クリアな考えができるようにする時間でもあるから、大切にしていきたい。

    心地よく寝て、スッキリ起きるために、快眠へ導くアイテムをピックアップ。

    すでにお悩みの方はぜひ取り入れてみて!


    01. 心と体を解きほぐす夜用CBD

    アロマを本体にセットして、あとはそのまま吸うだけ。本体とアロマはブック型のケースに収納できるからインテリアに馴染んでくれる。本体、1.5ml×2個入り。アロマ スリープ 本体キット¥7.960/ピーク

    日中の興奮や不安が夜になっても静まらず、頭の中をぐるぐると色々な考えが巡ってしまう。

    そんな時はCBDのパワーが頼りになる。大麻由来のリラックス成分CBDが、心と体の緊張をリリース。そうすることで徐々にリラックスモードへ脳がシフトしてくれるから。

    さらに、“安眠アロマ”といわれるクラリセージや、ベルガモットがプラスされた、ブルーベリーアロマの味わいも、心を豊かにしてくれる。

    CBDは5%配合で、デイリー使いに適した濃度。毎晩、寝る前のひとときに取り入れていきたい。


    02. ハーブとメッセージが安眠へ導く

    16包入り。ベッドタイム ¥972/ヨギ

    天然素材の持ち味を引き出した、憩いと癒しのブレンドティーが人気の“ヨギ”。

    香り高いお茶は、アーユルヴェーダから着想を得て、身体・心・精神のバランスを整えるように導いてくれるものばかり。

    中でも、就寝前におすすめなのが“ベッドタイム”。これは、何世紀にもわたって伝統的に使われてきたハーブを効果的に組み合わせたブレンド。

    バレリアンとオーガニック カモミールが、緊張やイライラを緩和。ネイティブアメリカンたちが使っていたパッションフラワーが、ストレスを緩和。甘草、カルダモン、シナモンの温もりあふれる風味が、自分の内側にある優しさを思い出させてくれる。

    寝る前は、このお茶を淹れて、テレビやスマホから距離を置き、ティーパックタグのメッセージをじっくり読んでみて。ランダムなメッセージは、毎晩気づきを与えてくれるから。


    03. 寝ている間に体を整えるルームウェア

    バクネ パジャマ 上下セット 半袖¥17.600/テンシャル

    着て、寝るだけで、疲労を軽減する効果があるリカバリーパジャマがこちら。

    特殊機能繊維“SELFLAME®︎”により、人本来の温もりを維持し、血行を促進。体のコリを軽減し、寝ている間にリカバリーしてくれる。

    また、しっとりと柔らかな肌触りは、暑い夏もベタつかず、爽やかな寝起きを叶えてくれるのもいいところ。

    いつものパジャマをこれに変えるだけだから、簡単に取り入れられるから、ぜひ実践してみて。


    04. 柔らかなものに囲まれて眠る幸せ

    ポリマイクロファイバーを編んだベアフット ドリームズのオリジナル素材。36×51cm。リュクス カーサ ピロー¥14.300、柔らかくなめらかな極上の肌触りなタツノオトシゴ。48×24cm。コージーシック バディ シーホース¥12.100、吸水性・放湿性に優れていながらお家で洗濯もできるお月様。29×36cm。ムーンバディ¥12.100/ベアフット ドリームズ

    マリブで生まれて25年以上、家族みんなのための暖かく、着心地にこだわったブランケットやルームウェア、ワンマイルウェアを手がけるベアフット ドリームズ。

    ふわふわと柔らかく、ずっと触っていたくなるような滑らかな肌触りは、一度手にしたら病みつきになるものばかり。

    そんな心地よさを眠るとき、顔を埋めたり、抱えながら感じることができれば、ベットタイムも豊かになるはず。

    ふっくらとしたピローに頭を預け、愛らしいタツノオトシゴのぬいぐるみや、夢へと誘うようなお月様のぬいぐるみに囲まれた、理想の寝室を作り上げて。


    05. ドリンクで眠りと肌を心地よく

    トマトジュースが苦手な方でも美味しく飲めるマンゴー風味。50ml×10本。BH Tomato Drink ¥4.320/リコピュア

    先進的な農業テクノロジーにより開発された、甘くて酸味のバランスも良く、濃縮された高栄養価のミニトマト“BH Tomato”を知っている?

    こちらは、通常のトマトの約4倍※1のGABAを含み、ストレスの緩和・睡眠の質向上・肌の弾力の維持をサポートし、日本で初めてこれら3つの機能性表示を叶えるミニトマトのこと。※2

    GABAは腸で吸収され、血中に取り込まれ、末梢神経周辺に移動し、興奮状態の時に優位な交感神経を抑制。休息状態のときに優位な副交感神経を働かせてくれるから、睡眠サポートにぴったり。

    また、肌の乾燥が気になる方の肌の弾力のサポートもしてくれるから、美容ケアにもなる。

    こんな機能性のドリンクがトマト果汁でできているから、安心して飲めるでしょ。

    ※1 自社グループ内での比較結果
    ※2 生鮮トマトの機能性表示食品としては、下記1〜3の機能性を有し、23について表示する“”日本初“の商品です。また、GABAの機能として1〜3をすべて表示できる点としても”日本初“の商品(商品名「BH Tomato」)となります。(2021.9.28の届出受理時点)
    1仕事や勉強による一時的な精神的ストレスや疲労感の緩和
    2睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)の向上に役立つ(機能性関与成分の50%)
    3肌の弾力を維持し肌の健康を守るのを助ける
    (機能性関与成分の50%)

  • スペシャルコラム「Endless Waves」#26_美食と良い波の街 バスク②

    スペシャルコラム「Endless Waves」#26_美食と良い波の街 バスク②

    バスクにはスペインバスクとフランスバスクがあるけれど、言葉はどちらも同じバスク語。

    でも、スペインからフランスバスクへの国境を超えるとすぐに、読み方がわかりにくいフランス語の地名の標識に変わり、すれ違う人たちの着こなしも、街全体の雰囲気もスペイン側とは全く違う雰囲気を醸し出している。
    コーヒー1杯の値段もスペインの倍くらいになるほど物価も変わる。
    建物も白壁に赤い屋根、連なる同サイズの窓など統一感があり、さりげなく品も漂っている。
    隣同士の国なのに、こんなにも変わるのかと感心するほどだ。
    パンデミック中には、パリからフランスバスクへ移住する人が多かったそうだ。
    海が近くにあるので居心地が良いし、パリで出会うフランス人よりもフレンドリーな印象。
    私ももしフランスに住むなら、迷わずこの街に決めると思う。

    そしてもちろんフランスバスクにもたくさんのサーフスポットがある。
    フランスっぽいと感じたのは、ある日ビッグウェーブで有名なゲタリーの沖で、大きな波が割れていた日のこと。
    その様子を一目見ようと陸から見えるスポットへ行くと、そこにはワインを片手にサーファーを見守る人がいた。
    同じバスクでも文化やセンスが異なるため、その違いが面白い。

    写真はゲタリーの隣のビアリッツにあるサーフポイント。
    ジグザグの長い階段を降りると、ロングボード向きのゆるい波がブレイクするビーチにたどり着く。
    階段が長いので、サーフィン後はちょっと大変だな〜と思うけれど、そんなことを忘れるくらい波の良い場所だ。

    残念ながらフランスバスクではタイミングが合わず、まだサーフィンをしたことがないけれど、また行く機会があればぜひこのポイントでサーフィンをしてみたいと思う。

    もしバスクに行く機会があれば、スペインバスクとフランスバスクのどちらも訪れてみて欲しい。

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    スペシャルコラム「Endless Waves」#25_美食と良い波の街 バスク①

    前回に引き続き、これからは数回に分けて私の好きなサーフポイントについて書こうと思う。海外でサーフィンと言えばカリフォルニアやハワイが一般的なイメージだと思うけれど、ヨーロッパにもサーフポイントはたくさんある。

    スペシャルコラム「Endless Waves」#24_やっぱり旅が好き

    三寒四温が続く3月。みなさんどうお過ごしですか? 梅や桃の花も散り散りに、桜の木は蕾をつけ始め春はもうすぐそこ! 晴れた日には近くの山に登ったり、ビーチでぼーっとして春らしい空気を体いっぱいに吸い込むと、体も気分もなんだかワクワクしてくる。

    スペシャルコラム「Endless Waves」#23_毎日を少しだけ楽しくする方法

    本格的なインスタデトックスは、3週間ほどで幕を閉じた。何か告知したりするのにはやっぱり便利なインスタグラム。インスタのよくないところをあげればキリがないけれど、それががあることで何かと便利だったりするのも事実。